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薬剤師とは何をする人?

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薬剤師というと、どのようなイメージがありますか?薬に詳しい、頭が良さそう、女性が多いなど、様々なイメージがあると思います。

同じ医療系の職種である医師はドラマでも度々取り上げられますが、薬剤師に焦点が当たるとはあまりありません。

では、薬剤師とは具体的に何をする人なのでしょうか。詳しくご説明します。

薬剤師は医薬品のスペシャリスト

薬剤師とは、医薬品を取り扱う上で必要な国家資格である「薬剤師」という資格を持った人のことを指します。

平成26年12月31日の時点における、全国の届出薬剤師数は288,151 人となっており、男性112,494人(39.0%)、女性175,657人(61.0%)となっています。

薬剤師法第1条には「調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによつて、公衆衛生の向上および増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保する」と定義されています。

薬剤師は薬を安定供給し、安全に使ってもらうことで、医師や看護師などのその他の医療従事者と協力して、国民の健康に寄与している非常に重要な職業です。

薬剤師はどこで働いているの?

薬剤師の就業場所は、職種によって様々です。

多くの薬剤師は病院や調剤薬局、一部のドラッグストアなどの医療機関で、調剤を行っています。

特に入院患者を持つ大きな病院では、病棟を訪問してお薬の説明を行うこともあります。往診同行や在宅医療として、患者様の自宅に出向いてお薬の管理をすることも、増えてきています。

また、保健所や企業などでも薬剤師が必要となる場合があり、官公庁や企業でも薬剤師は活躍しています。

製薬会社の研究職や治験機関のコーディネーターとして働く場合もあり、外勤をしている薬剤師も少なくはありません。

その他にも、小学校などには必ず、学校薬剤師が登録されています。プールや水道水などの検査をはじめとした学校内の環境整備、禁止ドラッグの危険性を生徒たちに説明するなど、薬剤師の活躍の場は広いと言えます。

薬剤師は具体的に何をするの?(医療機関編)

医療機関で働く薬剤師のほとんどは、お薬の「調製」と「説明」を主な業務としています。

医師や歯科医師、獣医師の処方箋を基にして医薬品を調剤し、患者様へお渡しをします。その際に安全に使用できるように症状や体調、検査値を聞き取り、医薬品が本当に適しているかを判断します。その上で使い方を説明し、医師へフィードバックを行います。

お薬をお渡しした後も、飲み方や使い方で疑問点があった場合には、電話や対面にて再度説明を行います。

また、患者様のみならず、医師や看護師をはじめとしたその他のスタッフから、薬についてアドバイスを求められることもあります。

薬剤師は具体的に何をするの?(企業編)

企業で働く薬剤師は、試薬などの薬剤の管理や環境整備が業務の中心となります。

医療機関で働く薬剤師に比べると、人体に用いる医薬品を扱うことはかなり少なく、工場や研究所の業務で用いる試薬などを管理することが中心となります。

患者様に接することは無く、スーツで仕事をしていることが多いので、見ただけでは薬剤師とはわからない場合が多いでしょう。

また、製薬会社の研究職や治験機関のコーディネーターでは、今後新たに開発される医薬品の研究や、発売予定の医薬品の治験の補佐などを担っています。

薬剤師としての知識はもちろん、化学や生物などの基礎的な分野にも精通している必要があるので、高度な知識が求められます。

まとめ

今回は薬剤師の仕事について、ご説明いたしました。

多くの場合は医療機関で働く薬剤師が多いですが、その他の機関においても、必要とされている職種です。今後は高齢化も進むとされており、医薬品を使用する機会は増えていくことでしょう。

身近に相談できる薬剤師さんがいれば、お薬で困った際には相談してみると良いでしょう。

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