「クスリを反対から読むとリスク」という言葉を、聞いたことはありませんか?
お薬はきちんと取り扱うと、命を助けることもできるものですが、取り扱いを誤ると命を落としかねない、危険なものとなってしまいます。
今回は、お薬との正し付き合い方について、ご説明させて頂きます。
もくじ
医師・薬剤師・登録販売者の指示を守って使用する
体調不良の際や疾患の治療の為には、お薬を服用しなくてはなりません。
お薬は全員が同じものを服用するのではなく、体調や疾患の種類、体重や年齢、性別によって、オーダーメイドで決まっています。
前に○○という薬を飲んで腹痛が治ったから、今回も同じ薬を飲めば同じように治ると考える方もいますが、原因となる病原菌や疾患などによっては、同じ薬が効果を発揮しない場合もあるのです。
その他にも、症状の程度によっては、服用する量や回数、服用方法を変更しなくてはならない場合もあります。
また、お薬には、それぞれ治療に最も適した用量というものが定められています。
薬の量を倍にしたから効果が倍になると思って勝手に量を増やしたところ、効果は変わらないが副作用だけが倍になってしまったという事例も発生しています。
医師や薬剤師、登録販売者といった専門家の指示をよく聞いて、間違いの無いように服用することが大切です。
自己判断による過度な連用は禁物
現在ではドラッグストアなどでお薬を購入できるセルフメディケーションも進んでおり、病院に行かなくてもお薬を入手することも出来るようになってきています。
しかしながら、ドラッグストアなどで手に入るお薬は比較的効果の弱いものが多く、そういったお薬を自己判断で続けたとしても、十分な治療効果を得ることが出来ない場合があります。
一定期間継続して症状が改善しない場合には、医師の診察を受けることが重要となります。
また、医療用で使うお薬でも、短期間であれば問題は無くても、長期間となると問題が生じるお薬も少なくはありません。
こちらについても、自己判断による過度な連用は禁物といえるでしょう。
複数のお薬を飲む際には注意をする
現在では一人の患者様が複数の病院にかかることで、多くのお薬を飲むケースが増えています。
こうした際の飲み合わせの問題を「ポリファーマシー」といい、効果の重複するお薬や相互作用を示すお薬は、専門家の判断を仰いで調節をする必要があります。
1+1が2になるとは限らないのがお薬なので、注意をしていかなくてはなりません。
過度な飲酒や喫煙は控えるようにする
お薬の効果に影響を及ぼすものとしては、飲酒と喫煙が代表的です。
適度な飲酒では影響のないお薬でも、過度な飲酒では影響を及ぼすこともあるので、注意が必要です。
また、グレープフルーツジュースやセントジョーンズワートという西洋オトギリソウも、お薬の効果に影響を及ぼすものとして知られています。
異常を感じたら、医師や薬剤師に相談をする
お薬の多くは自然界には存在しておらず、人体にとっては異物となるものです。
適切な使い方をしていたとしても、体調の変化や外的要因によっては、問題が起こってしまうこともあるのです。
お薬における副作用の多くは、前駆症状という小さな症状からはじまって、大きな副作用につながっていきます。
どんなに小さなものでも、違和感を受けたら医師や薬剤師に相談をすることが、重大な疾患や副作用を防ぐことにつながるのです。
まとめ
今回は、お薬との正しい付き合い方について、ご説明させて頂きました。
日本のような先進国においては、薬を全く飲まずに一生を終える人は、ほとんどいないと言われています。
より健康に過ごしていけるよう、お薬を正しく使っていくことが求められています。
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