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院内処方のメリット・デメリット|院外処方との違いとは?

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診察を受けた医療機関の中にある薬局で薬を受け取ることを院内処方と言い、診察を受けた医療機関で処方箋をもらい、調剤薬局で薬を受け取ることを院外処方と言います。

ここでは院内処方のメリットとデメリットについてお話します。

 

院内処方のメリット

1.院内処方はひとつの場所で用が済む

院内処方のメリットの1つ目は、「ひとつの場所で用が済む」ことです。 院外処方では、医療機関と調剤薬局の両方へ足を運ぶ必要があり、面倒です。

新規開業する院外処方の医療機関の近くには、同時に調剤薬局を誘致して開業することが多いので、周辺に調剤薬局がある場合もありますが、門前薬局がない場合は、特に高齢者にとっては移動の負担が大きくなります。

さらに院外処方の場合は、調剤薬局でもう一度、医療機関で話したことを話さなければいけないことがあり、二度手間で面倒です。

調剤薬局は処方箋の情報しか持っていないため、病名もわからなければ、どんな治療方針なのか、アレルギー歴や他の病院にかかっているのかどうかなど、知ることができません。

そのため仕方がないことなのですが、手間がかかって面倒に感じます。院内処方ではこうした面倒がないので、すぐに用を終えることができます。

2.医療費が安く済む

院内処方のメリットの2つ目は、院外処方に比べて患者一人当たりの医療費が安く済むことです。

◆院外処方の場合

院外処方になると、医療機関に対して処方箋料や特定疾患処方管理加算などの支払いが発生し、調剤薬局では調剤基本料や薬剤服用歴管理指導料、薬剤料などの支払いが発生します。

◆院内処方の場合

院内処方ならば、処方箋が必要ないので、それに対する料金を支払わずに済みますし、「施設基準を満たしていると加算できる」などの加算項目が調剤薬局にはありますが、そういうものも支払わずに済みます。

したがって、院外処方よりも院内処方のほうが、患者の窓口支払いにおける負担が小さいということです。

院内処方のデメリット

1.患者の安全確保に不安がある

院内処方のデメリットの1つ目は患者の安全確保に不安があることです。院外処方では、処方した医師とは別に、薬剤師が調剤することで処方内容の二重チェックを行うことができます。そのため、重複投薬防止の観点から患者の安全を確保することができます。

例えば患者がかかりつけ薬局を持っている場合、過去の薬歴や他の医療機関の処方薬の状況から、飲み合わせの悪い薬があるかどうかというチェックができる上に、薬剤師による適切な服薬指導も可能になります。

さらにはアレルギーや副作用が出ないように管理できるため、院内処方では患者の安全確保に不安があります。

実際に、このような理由から医薬分業が推進され、現在のような院外処方が一般的な世の中になっているわけです。

また、医師は薬剤師と違って薬の専門家ではないので、処方薬について疑問や不安があっても患者が満足する答えを与えてくれるとは限りません。

しかし、院外処方ならば、処方薬について薬剤師に直接質問することができるので、患者の心理的不安の解消にもなります。

2.薬剤の在庫管理が面倒

院内処方のデメリット4つ目は薬剤の在庫管理が面倒なことです。

院外処方であれば、医療機関における棚卸作業など、院内の薬剤在庫を管理する必要がなくなり、そのための人員を割く必要もなくなるため、医師や看護師、医療事務などの医療従事者は、本来の業務を集中して行うことができます。

また、薬の在庫を管理する場所が不要になるので省スペースにもなり、その分、医療機関にとって必要な場所を確保できるようになります。

 

まとめ

ここまで院内処方のメリットとデメリットを紹介してきましたが、現在では院外処方が一般的となっています。

その理由は、患者の安全確保のためなどの理由がありますが、単純に医療機関にとって院内処方にするメリットが少ないという理由もあるでしょう。

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