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地域密着型の理想の調剤薬局とは?患者に選ばれる調剤薬局を目指す

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医療や介護の連携を見据えた地域包括ケアが進む現在、調剤薬局や薬剤師にも在宅医療などの地域と密接にかかわる医療の提供が求められています。

処方箋調剤を受けるだけではない、地域に密着した理想の調剤薬局とはどのようなものなのでしょうか?

 

地域密着型医療への土台作り

団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、厚生労働省では各市町村で地域包括ケアの体制を整えるように施策を進めています。

2015年度には地域包括ケアの準備の年として、薬局に関してもさまざまな検討がなされてきました。その中でも、2015年10月に厚生労働省から公表された「患者のための薬局ビジョン」では、国民の病気の予防や健康支援を行うための「健康サポート機能」を有する、かかりつけ薬局が各々の地域に展開するべきであると示されています。

薬学的管理機能を果たす3つの柱として「服薬情報の一元的・継続的把握」「医療機関との連携」「24時間対応・在宅対応」を挙げており、「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へと調剤薬局のあるべき姿が表わされています。

しかしながら調剤薬局の現在を見るに、処方箋調剤を受けるだけの業務に見受けられがちであり、必ずしも地域密着型医療の期待には応えられていないのが現状です。

 

在宅医療に取り組む薬剤師

薬剤師が患者の自宅を訪ねることはこれまで少なかったのですが、地域包括ケアシステムが構築されるにつれ、在宅療養中の患者を訪問する薬剤師も増え、在宅医療の現場での活躍が見られるようになりました。

介護サービス・訪問介護が浸透してきたことから、薬学的管理を行う薬剤師の存在が必要とされ、他職種とともに在宅医療に携わることが多くなりました。

「入院」から「在宅」への移行が推進されつつある中で、これからの調剤薬局の役割には、在宅療養向けに病院のチーム医療と同じような、多職種がそれぞれの専門性を発揮しながら連携することが求められています。

しかしながら、人口密度や薬局の軒数、交通事情などは地域によって大きく異なるため、「ある地域では成功した事例でも、別の地域ではうまくいかない」といった、地域ごとに異なる在宅医療の環境は今後の課題でもあります。

 

理想の調剤薬局

在宅医療への参加はもちろん、地域住民の健康を広くサポートするため、積極的に地域住民の健康の維持や増進をサポートする役割が理想とされる調剤薬局には求められています。

また健康相談を受けた場合の各医療機関への受診サポートなど、幅広い健康に関する相談の窓口としての機能も求められています。

薬剤師が調剤し、薬の説明をするだけでなく、もう一段階上の業務の提供を考える必要があるでしょう。

例えば相談者がOTC医薬品(一般用医薬品)を飲んで風邪の初期症状を治したり、健康維持に努めたりするなどのセルフケアのサポートも、理想的な調剤薬局の役割の一つです。

相談者のセルフケアを適切にサポートすることで、医療費の控除にも繋がるという相談者にメリットがある施策を進めていくことができます。

 

患者に選ばれる調剤薬局を目指す

実は前述したように、相談者の健康をサポートしても調剤報酬で評価されるわけではないため、調剤薬局の直接的な利益にはなりません。

しかしながら、気軽に相談に乗ってくれて、丁寧で適切なアドバイスをしてくれる薬剤師のいる調剤薬局のほうが、「かかりつけ薬局」として利用者には魅力的に映ります。

調剤薬局利用者自身が、この薬剤師になら任せられると頼ってもらえるように、地域住民の生活に踏み込んだ調剤薬局業務を提供することが重要になります。

そのため、「この調剤薬局なら自分の健康を管理する上で有用だな」と選んでもらえるような調剤薬局づくりを目指すことが、地域密着型の理想の調剤薬局実現には必要だと言えるでしょう。

 

まとめ

地域密着型の理想の調剤薬局には、在宅医療への参加だけでなく、地域住民の健康を広くサポートする役割が求められます。

またそうした理想の調剤薬局になるためには、ただ処方箋調剤を専門に行うのではなく、患者に選ばれるような調剤薬局を目指す必要があります。

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