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調剤薬局事務が教える!患者目線で良い薬局の定義とは?

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2016年4月よりスタートした「かかりつけ薬剤師・薬局」制度により、これまでは利便性だけで門前薬局を選んでいた患者が、自身の健康のサポートのために自由に薬局や薬剤師を選べるようになりました。

患者にとって良い薬局の定義は不確かですが、ここでは良い薬局の選び方についていくつかご紹介します。

 

良い薬局1:取り扱っていない薬剤が処方されたときの対応

調剤薬局とは言っても、この世にあるすべての薬を置いてあるわけではありません。したがってその薬局で取り扱っていない薬が処方されたときの対応は、患者にとって良い薬局かどうかを見分ける重要なポイントになります。

通常、取り扱いのない薬が処方されたときは、取り寄せでの対応になります。

このとき必要な薬を取り寄せるだけでなく、他の薬との飲み合わせや注意点などを含めて、きちんと丁寧な服薬指導をしてくれる薬剤師がいるところは頼りになる薬局です。

一方、「薬を一元的に管理するために薬局を1ヶ所に決めたいのに、必要な薬が手に入らず他の薬局から取り寄せてもらっている」という話もよく聞きます。

この場合、その薬局は調剤の応需義務に違反しているので、患者にとって良い薬局ではありません。

 

応需義務とは?

薬剤師法第21条には「調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、これを拒んではならない」と定められており、これを調剤応需義務と呼びます。

患者が持ってきた処方せんを受け付け、薬を調剤して渡すことが薬剤師の義務として定められているので、処方された薬がその薬局で取り扱っていないことを理由に拒否することは認められていません。

ただしいくつか例外があります。それは事故や災害などにより物理的に調剤が難しい場合や、患者の病状などから早急に薬を出す必要があるけれど、薬の調達に時間がかかる場合などです。

そういった場合には拒否することが認められていますが、それでもすぐに調剤してくれる他の薬局を紹介することが課せられています。

こうした応需義務を患者が知らないと思って平気で調剤を拒否してくるところは、かかりつけ薬局として信用できません。

 

良い薬局2:服用している薬が変更になったり追加になったりしたときの対応

服用している薬が変更になったり追加になったりしたときの対応も、良い薬局や薬剤師を見分けるポイントです。

例えば定期的に医療機関を受診して薬を出してもらっていたが、仕事や家庭の事情などで忙しくなり、医療機関を受診する時間が取れず、そのうち処方された薬がなくなってしばらくは薬が服用できない状態が続いていたとしましょう。

そしてその後医療機関を受診し、処方せんを持ってかかりつけ薬局に向かい、いつもの薬を調剤してもらった場合を考えます。

このときに、それまできっちり何十日かごとに薬局を訪れていたにもかかわらず、薬剤師が来局のサイクルがずれた理由を尋ねなかったり、薬の量が増えているにもかかわらず何の言及もしてこなかったりした場合は、残念ながら頼りにならない薬剤師だと言えるでしょう。

 

良い薬局3:調剤以外にどのようなサポートに取り組んでいるのか

薬局にはそれぞれ特色があります。例えば、

  • 「在宅医療のサポートを行っている」
  • 「地域住民に向けた健康イベントや生活習慣病の患者向けに運動教室を開いている」
  • 「市販薬やサプリメントなどに対するアドバイスを行っている」
  • 「栄養士による食事相談を受け付けている」

など、その取り組みはさまざまです。

したがって自分のニーズに合った良い薬局に出会うためには、その薬局が調剤以外にどのようなサービスを展開しているのかをチェックするようにしましょう。

 

まとめ

最終的にまとめると、

  1. 「取り扱っていない薬が処方されたときの対応」
  2. 「飲んでいる薬が変わったり追加になったりしたときの対応」
  3. 「調剤機能以外にどのようなものがあるのか」

の3点が、患者にとって良い薬局を選ぶためのポイントです。

あなたにとっての良い薬局を見つけて頂ければ幸いです。

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