調剤薬局事務は単なる事務職ではなく、接客業やサービス業の側面もあります。また、医療に携わる仕事であり、客商売とは違って相手にするのは患者さんです。
それでは、調剤薬局事務として働くにあたって大切なこととは何でしょうか?
コミュニケーション能力
患者さんと信頼関係を構築するためには、良好なコミュニケーションが必要不可欠です。したがって、調剤薬局事務はあらゆるシーンでコミュニケーション能力を求められることが多々あります。
また、コミュニケーションは主に2つに分けることができます。それは言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーションです。
まず言語的コミュニケーションとは、会話といった言葉を使ったコミュニケーションのことを言います。この能力が低いと、自分の言いたいことが正しく相手に伝わらず、トラブルの原因になってしまいます。
次に非言語的コミュニケーションとは、姿勢や態度、身振り、表情や視線、声の大きさやリズムなどの言葉に頼らないコミュニケーションのことを言います。会話と違って意識せずにしていることが多いため、普段から注意することが大切です。
なぜなら、例えば患者さんと会話している時に無意識に顔をしかめるなどして、ネガティヴなコミュニケーションを取ってしまう可能性があるからです。
笑顔とあいさつ
しかしながら、中には人と関わることがあまり得意ではなく、前述したような言語的・非言語的コミュニケーションを大切にする以前の問題があるという人もいるでしょう。
その場合は、自分から積極的に声をかけたり、話題を振ったりするなど、無理してコミュニケーションを図る必要はありません。
ただ、「患者さんが来局した時に笑顔で挨拶をする」「患者応対時に笑顔を忘れない。または明るい表情でいる」ということができるだけでも十分です。笑顔とあいさつはコミュニケーションの基本であるため、ここさえきちんと抑えておけば問題はありません。
また、応対していない時でも患者さんは何とはなしに受付を観察しているものです。したがって、調剤薬局事務はいつでも患者さんの目があることを念頭に置いて、ポジティヴな表情や雰囲気を意識して仕事をすることも大事です。
清潔感
薬局を含む医療機関では、「衛生」の観点から清潔感のある身だしなみが求められます。医療機関は疾患や健康上の問題を抱えた患者さんがたくさん訪れる場所です。したがって患者さんはもちろん、その中で働く医療従事者の健康を守り、病気を予防するためにも、常に清潔感のある身だしなみでいる必要があります。
そうしなければ、病原菌の付着及び伝搬のリスクが高まってしまいます。薬局内の清掃も同様に大切です。
さらに、清潔感のある身だしなみは医療従事者にとっての大切なコミュニケーションツールでもあります。他のどのような業種、職種でも清潔感のある服装は大事ですが、医療に携わる職業において「清潔感がある」ことの重大さは比べるまでもありません。清潔感のないスタッフや薬局内はそれだけで患者さんからの信頼を失います。
協調性
薬剤師と調剤薬局事務の業務内容は当然のことながら異なります。しかし、調剤薬局事務は薬剤師の仕事のサポートをする役割もあるのが事実です。
また忙しい時期などは、薬剤師と調剤薬局事務が協力し、互いにサポートしながら業務にあたることも少なくありません。したがって、普段から薬剤師と調剤薬局事務がバラバラに仕事をするのではなく互いに意思疎通を図り、チームとして一つになって仕事をすることが重要です。
それゆえに、自分の仕事さえできていればそれでいいという考えではなく、協調性を持って働くことが大切です。
まとめ
調剤薬局事務として働く上で、笑顔やあいさつをはじめとしたコミュニケーション能力、清潔感のある身だしなみ、そして薬局スタッフ一同がチームとして仕事をする協調性が大切だと言えるでしょう。
- 調剤薬局事務に求められるパソコンスキルとはどの程度?
- 調剤薬局事務に欠かせない能力やスキル
- 調剤薬局事務に求められる人材とは?どんな人が必要とされるのか
>>調剤薬局事務になりたい方へ
ユーキャンの調剤薬局事務講座の過去10年間の合格者数はなんと52,431名!多くの方がユーキャンの教材で資格を取得されています。
受講料39,000円 ⇒ 実質31,200円
- ①公式サイト[ユーキャンの調剤薬局事務講座]をタップする
- ②[調剤薬局事務講座の費用について詳しく見る]をタップする
- ③簡易診断をする
初心者の方に分かりやすく簡単に調剤薬局事務になるための方法を紹介しています!
調剤薬局事務・システムインストラクターの小薬(こぐすり)が、確実で信頼性の高い情報をお届けしています!
これから調剤薬局事務になりたい方はこちらの資格比較の完全ガイドをぜひご覧ください!
調剤薬局事務になる方法や素朴な疑問、ご質問・ご相談はお問い合わせまでお気軽にどうぞ!