現在、我が国には調剤薬局事務の資格が複数ありますが、そのすべてが民間の資格です。そして取得難易度もそれほど高くありません。
ここでは調剤薬局事務の資格が何歳から取得できるのかについて、また高校生・大学生でも取得可能かどうかについてご説明します。
調剤薬局事務の受験資格について
調剤薬局で調剤薬局事務とともに働く薬剤師は、薬剤師国家試験に合格して国家資格を得なければなれない職業です。しかし薬剤師国家試験は誰でも受験できるわけではありません。6年制の薬学部で薬学の正規の課程を修めて卒業することが受験資格となっています。
一方、調剤薬局事務の資格試験の受験資格にはそういった学歴は必要ありません。また年齢制限もないため、高校生や大学生でも問題なく受験することができます。
さらに調剤薬局事務の資格試験の内容は特別難しいものではありません。勉強のためのテキストもわかりやすいものが多く、高校生や大学生でも十分に理解できる内容です。
また調剤薬局事務は民間の資格がいくつもあるため資格試験もそれぞれありますが、そのほとんどが試験時にテキストやノート、資料の持ち込みを許可しています。
無理矢理頭に詰め込むような暗記の必要もありませんから、普段の学校の勉強とも両立しやすいと言えるでしょう。
独学で資格を取る場合
いくつもある調剤薬局事務の資格ですが、独学で資格取得できるものとそうでないものがあります。ほとんどの資格は受験資格が「資格を認定する団体が定めた特定の講座を受講していること」としているため独学で取得できる資格は限られています。「調剤事務管理士」は独学でも受験できる資格ですが、ソラストやユーキャンで資格講座も開講しています。
独学のメリット
独学のメリットはなんと言ってもコストの安さにあります。最低限必要なテキストや問題集の代金と資格試験の受験料だけでよいため、高校生や大学生のような学生にとって負担が軽く済みます。
ただし勉強中に疑問に思うことやわからないことがあっても自分の力でどうにかしなければなりません。また独学はモチベーションを保つことも難しいため、日頃から予習復習などの勉強をする習慣がない人などには向かない勉強方法かもしれません。
独学のデメリット
学生にとって金銭的なメリットが大きいのが独学での資格取得ですが、実を言うとあまりおすすめはしません。なぜなら最新のテキストがすぐ手に入るとは限らないからです。
まず調剤薬局で薬と一緒にもらう明細書に記載されている点数は、調剤報酬点数というもので薬代や薬剤師の技術料などを点数によって定めています。そしてこの点数はすべての国民が平等に治療を受けられるように全国一律のものです。
ところがこの調剤報酬は、2年に1度改定されます。そうすると当然のことながら調剤薬局事務の資格テキストも2年に1度の改訂が必要になります。ここで注意したいのが、市販のテキストは改定から出版するまでに時間がかかるということです。
つまり「勉強したいときに肝心のテキストが改定に対応していない」「対応するテキストの発売が数ヶ月後」といった問題にぶつかりやすいのです。
おすすめは通信講座の受講
そこでおすすめするのが講座受講での資格取得です。そもそも調剤薬局事務の資格試験のほとんどが「特定の講座を受講していること」を受験資格にしているため、講座受講することが調剤薬局事務の資格取得への道筋としてスタンダードだと言えます。
通信講座ならば費用も3~4万円程度で済み、学生でもバイトをしているならば難しい額ではないと言えるでしょう。
またインターネット環境さえあればいつでも自分のペースで勉強できますし、疑問点があっても講師陣のサポート体制が整っているためすぐに解決することができます。
まとめ
調剤薬局事務の資格試験には年齢制限がありません。したがって高校生や大学生などの学生はもちろん、何歳からでも受験することができます。
そして、資格取得の際には独学よりも講座受講がおすすめです。
超高齢化社会を見据えて、調剤薬局事務の需要は高まりつつあります。さぁ、あなたも一生モノの資格を手に入れて、安定した職業「調剤薬局事務」に就くためにコツコツ勉強を始めましょう!
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