企業が社員を採用する方法は大きく分けて2つあります。それが新卒採用と中途採用です。
新卒採用と中途採用は、企業にとってどちらもメリット・デメリットがありますが、調剤薬局事務の採用についてはどうでしょうか?
もくじ
新卒採用と中途採用の違い
◆新卒採用とは?
新卒採用とは、正社員としての職業経験を持たない学校を卒業したばかりの学生を企業が採用することを言います。
また、企業が卒業予定のある在学生に対して一括して求人し、在学中に採用試験を行って内定者を決め、卒業と同時に採用することを新卒一括採用と言います。
◆中途採用とは?
一方中途採用とは、新規卒業者ではなくすでに職業経験を持つ人を採用することを言い、企業が不定期に行います。
それでは次に、企業にとって新卒採用と中途採用のメリット・デメリットは何かそれぞれ見てみましょう。
新卒採用のメリット・デメリット
◆メリットとは?◆
まず新卒採用は、毎年卒業する学生を一度にたくさん獲得できるため、優秀な人材を得やすいというメリットがあります。また、そうした優秀でポテンシャルの高い人材を、将来の幹部候補として若いうちから育てることができます。
さらに新卒採用者は、他のどの企業のカラーにも染まっていない上に自社への関心も高いです。したがって、研修などを通して自社色に染めやすく、離職率の低下にも繋がります。
そして、毎年定期的に新卒採用を行うことで社内の年齢構成のバランスを保つことができるため、安定して経営できるようになります。
◆デメリットとは?◆
しかしながら就労経験がないため即戦力を望むことができませんし、戦力として育成するまでの教育コストがかかるデメリットがあります。
加えて初めて社会に出て働くわけですから、入社後に企業との間にギャップを感じてミスマッチが起こりやすいこともデメリットとして挙げられます。
中途採用のメリットとデメリット
◆メリットとは?◆
中途採用者のメリットは、新卒採用者と比べて即戦力になることです。新卒採用と違って、基本的な社会人としてのマナーを研修する必要がない上に、同業種で働いていた経験があれば、すでに業界のことは知っているため、その分の教育コストが少なくて済みます。
また、自社にはなかった知識やノウハウ、経験を取り入れることができます。それだけでなく、中途採用者がこれまで構築してきた人脈を得ることができる場合もあります。
さらに、何もかもが未知数の新卒採用者に比べて、中途採用者は職歴や過去の実績からその人の持つ能力をある程度確認できるため、採用に失敗する可能性が低いです。
◆デメリットとは?◆
中途採用にももちろんデメリットがあります。さきほど中途採用者は即戦力になると述べましたが、他業種からの転職の場合はその限りではありません。
また、中途採用ばかりだと若い世代の入社が少なくなりがちであることから、社内の年齢構成のバランスが崩れやすく、気がついたら頼れる後進が少ないということもありえます。
調剤薬局事務の採用ではどうなのか
新卒採用と中途採用にはそれぞれメリット・デメリットがありますが、一般的に大企業では新卒採用、中小企業では中途採用を多く活用しています。それでは、調剤薬局事務ではどちらが多いのでしょうか?
その答えはズバリ、中途採用が盛んな業態です。3つの理由をご紹介します。
社会人なら短期間で資格を!
調剤薬局事務のとして働くには、基本的には2つのルートがあります。
- 短大・専門学校で学ぶ(1〜2年程度)
- 通信・通学講座で資格取得する(3日〜4ヶ月程度)
短大や専門学校では、医科(医療事務)をメインとして学びます。調剤(調剤薬局事務)はあくまでもサブとして扱われるので不評です。
しかしながら社会人には、通信通学教育にて、短期間で資格を得ることができます。すぐさま即戦力として働けることができる魅力があります。
最速3日という超短期間で学ぶことができ、資格を得られるため、主婦や育児をしながらでも十分に狙えます。
社会人や主婦の方が、楽に資格を得られる!
ブランクがあっても復帰がスムーズ!
調剤薬局事務は、体力が必要とされる仕事ではないので、年齢に関係なく長期的に働けるというメリットがあります。
女性の場合は特に、「結婚・出産・育児」という人生の3大転機にも対応しなければなりません。
調剤事務では、労働時間の自由度が高く「午前中のみ」「午後のみ」「フルタイム」など、雇用形態が豊富にあります。転職・再就職に極めて強い業種です。
働くスタイルの選択幅が豊富で再就職に強い!
全国の薬局・ドラッグストアで働ける!
平成28年度末現在、全国には58,678か所の薬局があります。この数値は、コンビニエンスストアが55,176店舗であることから、かなり多い数ということができます。
結婚や引越しでも安心して転職することができますね。
ご近所にある薬局やドラッグストアがあなたの職場に。通勤のしやすさ、働きやすさが主婦向け。
まとめ
新卒採用と中途採用にはそれぞれメリット・デメリットがあり、一般的に大企業ならば前者を、中小企業ならば後者を選択することが多いですが、調剤薬局事務の採用に関しては中途採用が盛んに行われています。
ただし、調剤薬局事務の採用には経験者や有資格者が優遇されるということだけは確かです。
それゆえに、過去に調剤薬局事務として働いた経験があり、次も調剤薬局事務に転職するというならば、積極的に中途採用を狙っていくとよいでしょう。
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