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【意外と知らない】病院・診療所・クリニックの3つの決定的違い

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こんにちは、医療事務ブロガーのみかん (@iryojimu_hikaku) です!

あなたは、こんな疑問や悩みを持ったことはありませんか?

  • クリニックって病院の英語の意味?
  • 診療所と何が違うの?
  • 病院の方が良い治療を受けられる?

こんな疑問を抱えている方、多いのではないでしょうか?

実は、多くの人が医療機関をひとくくりに「病院」と呼んでしまいがちなんです。

でも、驚くかもしれませんが、病院・診療所・クリニック、それぞれに明確な違いがあるんです!

最近では、様々な専門クリニックが増えていたり、病院の機能が細分化されていたりと、医療機関の形態が多様化しています。

その中で、「どこで診てもらえばいいの?」と迷う方も多いはず。

元ヤン次女

でも、心配いりません!

もしこういった疑問をお持ちなら、この記事をご覧ください!

今回は、病院・診療所・クリニックの3つの決定的な違いについて、詳しくお話しします。

この記事を読めば、それぞれの特徴や役割がはっきりわかるようになりますよ。

私は10年以上医療業界に携わり、多くの医療事務の方々と一緒に仕事をしてきました。
また、WEBメディア「医療事務のトリセツ」で500記事以上の執筆実績があります。

その経験を活かして、病院・診療所・クリニックの違いを、わかりやすくお伝えしますね。

元ヤン次女

こんな人にオススメの記事

  • 病院とクリニックの違いや役割をはっきりさせたい人
  • 医療従事者として、きちんとした日本語を話したい人
  • 豆知識を覚えて、会話のネタを手に入れたい人

この記事を見れば、あなたも誰かに「実は病院とクリニックにはこんな違いがあるんだよ」と話したくなるはずです。

それでは、さっそく見ていきましょう!

解説動画:【意外と知らない】病院・診療所・クリニックの3つの決定的違い

このブログの内容は、以下の動画でも解説しています!

病院・診療所・クリニック:それぞれの役割

日本の医療制度では、病院・診療所・クリニックがそれぞれ大切な役割を持っています。これらの医療機関がうまく連携することで、みんなが適切な医療を受けられるんです。

なぜかというと、それぞれの医療機関には得意分野があるからです。

専業主婦の長女

例えば、病院は重い病気や怪我の治療が得意。

診療所やクリニックは、日常的な病気や健康相談が得意です。

これらが協力し合うことで、患者さんに合った治療を提供できるんです。

例えば、それぞれの医療機関の役割はこんな感じです。

医療機関の役割
  • 病院
    • 重い病気や大きな怪我の治療
    • 入院が必要な患者さんの受け入れ
    • 高度な医療機器を使った検査や治療
    • 複数の診療科による総合的な診断
  • 診療所
    • 軽度から中程度の病気の治療
    • 日常的な健康管理や相談
    • かかりつけ医としての役割
  • クリニック
    • 風邪などの軽い症状の診療
    • 専門分野に特化した診療(例:眼科クリニック、皮膚科クリニック)
    • 健康診断や予防接種
    • 日々の健康相談

例えば、風邪やちょっとした体調不良なら近くのクリニックに行きます。でも、そこで重い病気が見つかったら、大きな病院を紹介してもらえます。

逆に、病院で治療が終わった後は、近くの診療所で経過を見てもらうこともあります。
このように、医療機関同士がバトンタッチをしながら、患者さんをサポートしているんです。

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つまり、病院・診療所・クリニックは、それぞれ違う役割を持ちながら、みんなで協力して私たちの健康を守っています。

この仕組みを知っておくと、自分に合った医療機関を選びやすくなりますよ。

3つのポイントでの比較

病院、診療所、クリニックの3つの大きな違いは、ベッドの数、建物の大きさと設備、そして受診時にかかる料金です。

3つのポイントでの比較
  1. ベッドの数(病床数)
  2. 建物の大きさと設備
  3. 受診時にかかる料金

これらの比較を見ていくことで、病院、診療所、クリニックの役割がよく分かるはずです。

キャバの三女

まず、ベッドの数を見てみましょう!

違い①:ベッドの数(病床数)

病院、診療所、クリニックの最も大きな違いは、ベッド(病床)の数です。

ベッドの数が違うのは、それぞれの医療機関が担う役割が異なるからです。入院が必要な患者さんをどれだけ受け入れられるかが、医療機関の機能を決める重要な要素なんです。

ベッド(病床)の数
  • 病院: 20床以上のベッドがあり、大きな病院では何百床もある。
  • 診療所: 19床以下のベッドがあり、小さな入院施設がある。
  • クリニック: ベッドがなく、日帰りの診療に特化している。

出典:厚生労働省「医療施設の種類」

専業主婦の長女

例えば、重い病気で長期入院が必要な場合は病院に行きます。

軽い症状で数日の入院なら診療所でOK。

風邪など日帰りで治療できる場合はクリニックが適しています。

つまり、ベッドの数を知っておくと、自分の症状に合った医療機関を選びやすくなります。

長期の入院が必要そうなら病院、短期なら診療所、日帰りで済みそうならクリニック、というように使い分けるのがコツです。

違い②:建物の大きさと設備

次に、建物の大きさと設備です。

病院、診療所、クリニックは、建物の大きさと医療設備の種類が違います。

規模と設備が異なるのは、それぞれの医療機関が得意とする治療の範囲が違うからです。より複雑な治療ができる場所ほど、大きな建物とたくさんの設備が必要になるんです。

建物の大きさと設備
  • 病院: 大きな建物で、CTやMRIなど高度な検査機器が多く、手術室もあり複雑な治療が可能。
  • 診療所: 中くらいの大きさで、レントゲンや血液検査など基本的な検査設備がある。
  • クリニック: 小さめの建物で、その分野に特化した専門的な設備を持つことが多い(例: 眼科クリニックには最新の視力検査機器)。
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つまり、規模と設備を知っておくと、自分の症状に合った医療機関を選びやすくなります。

総合的な検査や治療が必要そうなら病院、基本的な診察で済みそうなら診療所、専門的な診察が必要ならクリニック、という具合に選ぶのがいいでしょう。

違い③:受診時にかかる料金

最後に、受診時の料金です。

病院と診療所・クリニックでは、初めて診てもらうときの料金(初診料)が違います。特に大きな病院では、紹介状なしで行くと追加の料金がかかることがあります。

これは、患者さんに適切な医療機関を選んでもらうための仕組みです。軽い症状なのに大きな病院に行ってしまうと、本当に重い病気の人の診察が遅れてしまう可能性があるからです。

受診時にかかる料金
  • 病院の初診料は、診療所やクリニックより高め。
  • 200床以上の大きな病院では、紹介状なしで受診すると「初診時選定療養費」がかかる。
  • 初診時選定療養費の金額は病院によって異なり、3,000円から10,000円程度。
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例えば、ちょっとした風邪で大きな病院に行くと、診療所で受診するより5,000円以上多く支払うことになるかもしれません。

でも、重い症状で診療所から紹介状をもらって大きな病院に行けば、この追加料金はかかりません。

つまり、初診料と初診時選定療養費の仕組みを知っておくと、症状に合った適切な医療機関を選びやすくなります。

軽い症状ならまずは近くの診療所やクリニックを受診し、必要な場合は紹介状をもらって大きな病院に行く、というのが賢い医療機関の使い方です。

特定機能病院と地域医療支援病院とは?

さて、ここまで病院・診療所・クリニックの違いについてお話ししてきました。でも、実は病院の中にも特別な役割を持つものがあるんです。今日は、その中から2つの特別な病院をご紹介します。

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1つ目は最先端の医療を提供する「特定機能病院」。
2つ目は地域の医療を支える「地域医療支援病院」です。

これらの病院は、私たちの医療システムの中で重要な役割を果たしています。それぞれどんな特徴があるのか、見ていきましょう。

特別な病院①:特定機能病院

特定機能病院は、最先端の医療を提供する特別な病院です。

特定機能病院は、難しい病気の治療や新しい治療法の研究、そして未来の医療スタッフの育成を行うために作られました。普通の病院では対応が難しい患者さんを受け入れる役割があるんです。

例えば、がんセンターや大学病院がこれにあたります。ここでは、最新の医療機器を使った治療や、まだ一般的ではない新しい治療法を受けられることがあります。また、多くの医師や看護師が勉強や研修をしています。

特定機能病院になるには、いくつかの条件があります。

例えば、

特定機能病院の条件
  • 400床以上のベッドがあること
  • いろいろな分野の専門医がいること
  • 高度な医療機器がたくさんあること
  • 医療の研究をたくさんしていること

などです。

専業主婦の長女

つまり、特定機能病院は、最も難しい病気や怪我の治療ができる、医療のエキスパートが集まる特別な病院なんです。

普通の病院で「もう少し専門的な治療が必要かも」と言われたら、こういった病院を紹介されることがあります。

特別な病院②:地域医療支援病院

地域医療支援病院は、その地域の医療の中心となる病院です。

地域の人々が安心して医療を受けられるように、近くの診療所やクリニックと協力しながら、地域全体の医療レベルを上げる役割があるんです。

例えば、こんなことをしています:

地域医療支援病院の主な役割
  • 近くの診療所やクリニックから紹介された患者さんを受け入れる
  • 24時間体制で救急患者を受け入れる
  • 地域の医療スタッフに最新の医療技術を教える研修会を開く
  • 医療機器を他の医療機関と共同で使用する

地域医療支援病院になるには、以下のような条件があります:

地域医療支援病院の条件
  • 紹介患者さんの割合が高いこと
  • 救急医療を行っていること
  • 地域の医療機関への支援実績があること
キャバの三女

つまり、地域医療支援病院は、その地域の医療のリーダー的存在なんですね。

元ヤン次女

その通り!

診療所やクリニックでは対応が難しい場合や、夜中に急な症状が出た時など、頼りになる存在です。

地域全体で患者さんを支える、という考え方の中心にある病院だと言えますね。

まとめ:病院、診療所、クリニックはそれぞれ役割が違う医療機関!

まとめにいきます。

今回の記事では、病院・診療所・クリニックの3つの決定的な違いについて説明しました。

病院・診療所・クリニックの3つの決定的な違い
  • 1:病床数(ベッドの数)
    →病院:20床以上、診療所:19床以下、クリニック:0床
  • 2:規模と設備
    →病院:大規模で多様な設備、診療所:中規模で基本的な設備、クリニック:小規模で専門的な設備
  • 3:初診料と初診時選定療養費
    →大きな病院では紹介状なしの受診で追加料金がかかることも

病院、診療所、クリニック、そして特別な病院は、それぞれの特徴を活かして私たちの健康を支えています。症状の程度や自分の状況に合わせて適切な医療機関を選ぶことが大切です!

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例えば、軽い風邪ならクリニックや診療所、精密検査が必要なら総合病院、最先端の治療が必要なら特定機能病院、というように使い分けると良いでしょう。

また、かかりつけ医を持つことで、必要な時に適切な医療機関を紹介してもらえます。これも賢い医療機関の利用方法の一つです。

医療機関の違いについてもっと詳しく知りたい方は、YouTube「医療事務のトリセツ」をぜひチェックしてください!

適切な医療機関選びが、みなさんの健康な生活につながります。この知識を活かして、自分に合った医療機関を上手に選んでいきましょう!

元ヤン次女

今日もありがとうございました!

以上、みかんでした!

>>医療事務になりたい方へ

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元ヤン次女医療事務ブロガー
医療業界10年以上の「中の人」。医事会計システム&電子カルテのインストラクターや医療用コンピュータのシステム保全のお仕事をしながら、医療事務ブログを運営。夢は、一人でも多くの読者さんを一人前の医療事務に育て上げること。