平成29年8月の統計によると全国の保険薬局数は57,743店舗と、調剤薬局は増加の一途をたどっています。この薬局数に比例して調剤薬局事務の働き口も増えており、今後も注目される職業の一つといえるでしょう。
今回は、どのような人が調剤薬局事務に向いているのか、または向いていないのか、その特徴をいくつかご説明いたします。
もくじ
調剤薬局事務の仕事が向いている人
コツコツと縁の下の力持ちとして頑張るタイプの人
調剤薬局事務の仕事は、自分のスキルや才覚を活かしてバリバリと働くというよりは、周囲の医療従事者のサポートをすることが中心となります。誰かの助けになることで喜びを感じられる方であれば、調剤薬局事務はうってつけの仕事と言えるでしょう。
具体的には、処方箋を受け付けた際には調剤が効率よく進むようにコピーを薬剤師さんに手渡したり、患者様が混み合って長時間お待たせしている際にはお声がけをするなど、ホスピタリティのある手助けが出来ると良いでしょう。
整理整頓が得意で几帳面な人
調剤薬局事務は、薬局内の様々な雑務を担当することとなります。薬局内の整理整頓や消耗品の買い出しや補充などを任されることが多く、家庭を守る主婦のような側面があります。
また、調剤薬局をはじめとする医療機関は、清潔感が必要不可欠です。医薬品のような口に入るものを取り扱う以上は、薬局内を絶えず清潔にしておかなくてはなりません。医薬品の管理については、管理薬剤師をはじめとする薬剤師が行いますが、待合室やお手洗い、デスク回りといった設備については、調剤薬局事務が率先して整理整頓できると良いでしょう。
普段からこのような整理整頓が得意であれば、仕事に活かすことが出来るでしょう。
主婦の方など、一般的な家事が得意な人であれば向いていると言えるでしょう。
調剤薬局事務の仕事が向いていない人
向上意欲がない人
調剤薬局事務は公費として保険を扱う仕事です。医療保険や介護保険は2~3年に1度改定され、絶えず変化をしています。一度内容をマスターしたとしても、その翌年には点数ががらりと変わってしまったり、これまでに無かった病気や薬剤の入力が出てきたりと、びっくりするほど変化していきます。
医療は日進月歩であるので、医師や薬剤師と同様に、調剤薬局事務も一生勉強していかなくてはなりません。
向上心を持って勉強に取り組める人でなくては、難しい仕事であると言えるでしょう。
自分のリズムで仕事をしたい人
調剤薬局事務の仕事は周りのスタッフと連携をする必要がある仕事です。チームワークが重要であるので、自分のリズムで仕事をしたい人には向いていないでしょう。
また、処方箋を応需するという業務の性質上、呼び込みなどの営業行為は法律で禁止されています。成果によってインセンティブがあるということも無いので、バリバリと働いて稼ぎたいという場合にも、向いていないでしょう。
また、どれほど仕事が早くても、患者様が来る時間帯は薬局をあけておく必要があります。営業職のようなフレックスタイム制やコアタイム制はほぼ存在しないので、時間調節をしたい人のも向いていないと言えるでしょう。
まとめ
仕事を選ぶ上で、自分は何が得意であるのか、また何が苦手であるのかということを考えることが、重要と言えるでしょう。調剤薬局事務は、ワークライフバランスに優れるなどメリットも多い仕事ですが、ガッツリ稼ぎたい場合や自分の才覚で仕事をしたい人には不向きであると言えるでしょう。向上心を持って医療に取り組める方や、チームの中で周りのサポートをしたい方は、是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。
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