ある資格について、取得が難しいかどうかをはかる1つの指標として「受験しやすいかどうか」「試験内容が易しいかどうか」が挙げられます。
ここでは調剤薬局事務の資格取得について、難しいのかそうでないのかを前述の2点から見てご説明します。
もくじ
受験資格に学歴は必要ない
薬剤師は国家資格
資格は
- 「国家資格」
- 「公的資格」
- 「民間資格」
の3種類に大きく分けることができます。
調剤薬局で働くスタッフのうち調剤薬局事務の資格は民間資格であり、薬剤師の持つ資格は国家資格となります。
薬剤師になるために受験しなければならない薬剤師国家試験は、6年制の薬学部で薬学の正規の過程を修めて卒業していなければ受験することができません。
調剤薬局事務は民間資格
一方、調剤薬局事務の資格試験には学歴による受験資格はなく、年齢制限もありません。そのため高校生や大学生でも受験することができます。
このように、調剤薬局事務の資格はある一定の条件をクリアしていないと受験できないような資格ではないため、一般的には受験しやすい資格の部類に入ります。
試験内容は難しいかどうか
調剤薬局事務の資格試験問題は民間資格の中でも易しいと言われています。その理由の1つが、試験問題の出題範囲の狭さにあります。
医療事務は学習範囲が広い
例えば同じ医療に関わる事務仕事である医療事務の資格試験を受験しようと考えるならば、処置・検査・注射・薬剤・レントゲン・手術・入院などの医療に関係するすべての範囲を学ばなければなりません。
加えてカルテの読み方や基礎的な医療知識、医療用語(とその略語)の知識も必要になります。
調剤薬局事務は学習範囲が狭い
それに対して調剤薬局事務は薬剤に関する学習だけで済みます。
当然のことながら医療保険制度などの各種制度についての知識は、調剤薬局事務・医療事務ともに必要です。しかし調剤薬局事務の資格試験の出題範囲および学習範囲は、医療事務のものと比べると非常に限定されています。
資料の持ち込み可
さらに試験時にはテキストやノート、資料などの持ち込みが可能です。テキスト類を見ながら試験問題に解答できるため、暗記が必要ありません。
したがって調剤薬局事務の資格試験の難易度は低く、取得しやすい資格だと言えます。
攻略のポイントは講座受講
調剤薬局事務の資格試験をさらに受験しやすく、そして取得しやすくするための攻略として調剤薬局事務資格講座の受講をおすすめします。
それというのも数ある調剤薬局事務の資格試験のほとんどが「特定の講座を受講していること」を受験資格としているからです。
もちろん独学でも受験できますが、講座受講をしているほうがはるかに大きなメリットがあるのです。それは何かと言うと、独学の場合は試験会場で試験を受けますが、講座受講している場合は在宅受験ができるということです。
在宅受験の2つのメリット
時間と場所の制約を受けない
試験会場で試験を受ける場合は日時と場所が決まっています。したがって働きながら資格勉強をしている人の場合だと、試験日に仕事を休むことが難しいということもありえます。
また試験会場が自宅から遠いと試験会場までにかかる時間と、交通機関を利用するならばその費用が多くかかってしまいます。
ところが在宅受験はその名の通り自宅で試験を受けることができるため、自分の都合で好きな時間に試験を受けることができます。また外出しなくてもよいため天候を気にすることもありません。
力を最大限に発揮できる
さらに普段生活している場所での受験であるため緊張することもなく、お茶を飲みながらリラックスして受験することができます。
会場受験でのピリピリとした空気が苦手な人は在宅受験を選択したほうがよいでしょう。
まとめ
調剤薬局事務の資格は学歴が必要ないため受験しやすい資格だと言えます。
また調剤薬局事務資格講座を受講することで在宅受験が可能であることと、試験問題の出題範囲および学習範囲が狭く試験時にはテキストや資料などを見ながら解答できることから、取得が簡単な資格であると言えます。
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