こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
医療現場で毎日働く医療事務さんは、面白い出来事や癒される場面も多いはず。
「こんな患者さんが来院されて…」「あるある!いるよね!」と盛り上がる事はありませんか?
そこで本記事では、医療事務の先輩方から頂いた「心温まるエピソード限定の医療事務あるある」をご紹介します。
現役の医療事務さんはもちろん、医療関係の仕事をしている人、これから医療事務を検討されている人は、ぜひ読んでみてください。
それでは、どうぞ!
そこには日々ドラマがあり、様々なストーリーがあるはずよね。そこで経験者から聞いた、心温まるほっこりエピソードを教えてもらったから紹介させて貰うわね。
もくじ
【心温まる!】医療事務あるあるエピソード4選
エピソード①:みんなから愛される患者さん
ある患者さんがくると、職員みんなが笑顔になって病院の中が和むのです。10月から医療事務として働くことになり何も分からないわたしに、周りの職員が患者さんのことを教えてくれました。
「この患者さんは、礼文島(北海道の北部にある離島)に住んでいる方なの。でも、寒い季節の半年間だけお孫さんの住んでいる札幌のお家で暮らすのよ。」
離島には常時病院に勤務しているお医者さんがいないので、お年をとられた患者さんに何があってもいつでも対応できるようにと家族の配慮から数年前からこのような体制がとられたそうです。
半年振りに会えた喜びを、患者さんや患者さん家族や職員一同で喜び合えるという感動の場面に立ち合うことができました。
この患者さんは、ご家族からも病院職員からもみんなから愛されている方なのだなと思うと心がとてもホッコリしました。
この患者さんは、週1回定期的に診察を受けるので気が付けばわたしも、その患者さんを自分のおじいちゃんのように接するようになっていました。
春になり礼文島へ帰る季節が来てしまいましたが、また半年後に元気でお会いしましょうと約束しました。
エピソード②:患者さんに感謝された
医療事務は基本的には患者さんと関わることのない仕事で、医療分野ではどちらかというと地味な仕事にあたります。また、医療組織の中での地位も低く、医師、看護師と続き、最後に医療事務の地位があり、最下層の職なので基本的にはやりがいの持てない職業です。
それもそのはずで、医療事務の仕事自体が命に係わることはありませんので、責任は他の職と比べると低いと思われます。このような医療事務ですが、たまに患者さんと関わることがあります。医院内で、すれ違うこともあり、挨拶などを交わすことはあります。
ある時、高齢の方が院内で大きな荷物を抱えて歩いていたので、私は手を差し伸べて荷物を運んであげました。すると「ありがとう。重かったからとっても助かりましたよ。」と、とても感謝をされて喜びの声をいただきました。
私は普通に仕事の一環で接しただけのつもりでしたが、こんなに感謝をされるなんて思いもよらなかったので驚きでした。
これまではなんとなく仕事をしていましたが、自分も医療に関わっているのだと実感でき、やりがいを持って仕事に取り組むことができるようになりました。
医療事務スタッフってそんな幸福を心底感じられる職業なのよ。
エピソード③:焦った顔のお父さん
以前、個人病院の小児科での出来事です。もうすぐ、勤務が終わるかなとゆう時に、見た目がすごくワイルドな男性が娘さんを抱っこして連れてきました。
受付にて話を聞くと、丁度インフルエンザの時期で高熱で怖くなったとの事でした。金髪で眉毛つりあがって無愛想でチャラい感半端なかった父親に、娘が抱きついて泣いていました。よく聞くと「パパ大好き」と言っていました。
私たちには、無愛想だった父親が小さい声で娘に「まな、パパも大好き、おねちゅパパがとってあげるからなー」的な会話をしていました。聞こえないように小声で言っていましたが、私達にもはっきり聞こえて、なんだかほっこりしました。
最近は若い夫婦の虐待などが多くて、悲しいです。人は見た目じゃないですが、一見怖そうで、きつい喋りの父親が、娘にメロメロな姿良かったです。娘さんが高熱でぐったりしているので、めちゃくちゃ焦って連れてきたのだなと思いました。結果は気管支炎だったようです。
人は見た目じゃわからないものよね。うちの次女だって中身は結構しっかりしているのよ。
エピソード④:街で感謝の声を掛けれて
私は整形外科勤務でしたので、ほぼ毎日リハビリに通う患者さんも多くいました。
そういう患者さんは、通院が長くなるとお互いに顔を覚えます。そしてだんだん情も湧いてきます。そんな環境にいると、直接治療に関わらなくても、少しでも痛みから解放されると良いなと思えてきます。
高齢者のリハビリ通院の場合は、完治して来なくなると言うことはほとんどないですが、若い人やお子さんで、骨折などの治療で通ってた患者さんは、完治して「治癒」になったときに、本音で「よかったね」と思いました。
そして、街で会ったときに、「治してくれてありがとう!」と、覚えててくれて話しかけてくれたことが嬉しかった。
この仕事をしててよかったなと心の奥底から思えました。
まとめ
人に直接携われる医療事務の仕事ってやっぱり素晴らしいのね。
よし、ちょっと目指してみるか!
あなたも一歩踏み出してみましょうね。応援しているわ!