女性の仕事として根強い人気のある医療事務。結婚後、主婦になってからでもパートとして働きやすい仕事である点も医療事務が人気であるポイントの一つです。
では医療事務とはどのような仕事で、なぜ主婦のパートにおすすめする仕事なのかをご紹介します。


もくじ
医療事務ってどんな仕事

医療事務という仕事は、病院や診療所などの医療機関で働く事務員です。
病院の受付に立ち患者様の応対をするだけでなく、受付から会計に至るまで診療に関わる全ての事務業務、診療補助、診察にかかる医療費の計算、保険者へと請求する医療費の請求事務を行う仕事です。
子どもからお年寄りまで幅広い年齢層が訪れる病院で、患者様に気を配りながらどんな時でも落ち着いて冷静な判断で対応する、高いコミュニケーション能力が求められます。
それだけでなく医療事務として一人前になるには、パソコンを使い素早く医療費の計算を行う事務処理スキル、医療費の請求を行うための基本的な医療知識や請求の算定方法などの専門知識が求められます。

元ヤンキーでも今では立派な医療事務になったもの。

パートとは

この意味はフルタイムの正社員と比較して、所定の労働時間が短いという意味を持つのよ。


医療事務パートの6つのメリット
暦通りの働き方ができる

働く病院によっても違ってきますが、一般的な病院や診療所では暦通りの診療を行っています。
基本的に日曜が休みのため、子育て中の方も多い主婦の方にとって休日は子どもや家族との時間を過ごすことができます。
また、子どもの学校が休みとなる長期休暇は子どもとの思い出作りの時間も大切にしたいと考えている人も多いはず。夏の夏季休暇、年末年始の休暇、ゴールデンウィークなどの大型連休などまとまった休みが確保できるのも医療事務の魅力です。

働き方を選択できる
医療事務は正社員だけでなくパート雇用としての求人も非常に多く、パートとして主婦が活躍している病院がたくさんあります。また働く病院によって勤務形態が異なるため、今の自分のライフスタイルに合わせた働き方を選ぶことができます。
大きな規模の病院のだと働くスタッフの数も多いためシフト制によって早番、日勤、遅番などに分けられた働き方をします。
次に病院よりも小さな規模となる診療所の場合ですが、少し特殊な勤務形態になっています。病院とは違い診療時間が「午前診」と「午後診」という二部制に分かれています。またこの診療開始時間も地域によって違います。
例えば関東と関西を比べると関東ではだいたい午前診は朝9時から12時30分、午後診は13時30分~16時、関西では午後診がだいたい15時半~19時のように午後の診察の開始時間にも違いが見られます。パート雇用の場合は「午前診のみ」「午後診のみ」「午後診と午後診の両方」と勤務の仕方を選ぶことができます。

医療機関の開院時間は、9:00〜12:00、14:00〜17:00と働く時間が決まっているから、午前のみや午後のみの働き方もパートならではのスタイルよ。正社員ではこうはいかないわ。


私の経験上、月末月初のレセプト業務は正社員と派遣社員で行う業務で、パートは参加しない医療機関がほとんどだったわ。
忙しい時期も関係なしに、自分のライフワークバランスが確保できるわね。

この業務は、月末月初の忙しい時期のみレセプト点検・訂正を行うの業務よ。
中休みの間に帰宅も可能

診療所は地域によって診療開始時間に違いがあるものの、午前診と午後診との間には長めの中休みがあります。
診療所の特殊な勤務形態によって生まれる中休みの時間は、各自が自由に過ごす事ができます。院外への外出も可能なため、家が近所の人は一度帰宅し中休みを自宅で過ごし午後診前に再び出勤します。
診療所独特のこの働き方は家庭のある主婦にとっては非常に魅力的だと言われています。一度帰宅し長い中休みを利用して、溜まった家事をこなすことが可能だからです。午後診前に夜ご飯の支度を済ませてから出勤する主婦も多く、効率的に昼休みを利用することができるのです。

こんなアクロバットなことができるのも医療事務だけね。

経験があれば全国に仕事がある
医療事務は医療機関が存在すれば、全国どの医療機関でも働き口があります。医療機関によって細かな仕事内容は違ってきますが、特別な知識を必要とする医療費の計算や、診療報酬の請求事務業務は経験が最も必要とされる仕事です。
ある程度知識のある経験者であれば、医療機関での即戦力となるため採用の際非常に有利です。ですので、結婚や妊娠を機に医療事務という仕事から離れてしまった人でも、全国どこの病院でも再び医療事務として働くことができるのです。
一度学んだ医療事務のスキルは生涯を通して役立つため、ブランクを持つ主婦にとっては医療事務の大きな魅力と言えるでしょう。


求人数が多く、年齢制限もゆるい

求人は新聞の折り込み情報がほとんどで、毎日のようにたくさんの求人が企業より求められているわ。
求人を出している企業は、早急に人材を確保したいがために、ある程度年齢瀬原も緩くなっている場合があるの。もちろん、未経験者でも資格を持っていれば、採用されるケースが多いわ。


パートはなおさら地域密着型の人材を求めているので、より年齢の規制が緩やかよ。
パートにも有給休暇がある

これって意外と知られてないと思うわ。下表はパート労働者に適用される有給休暇の日数よ。


- 6ヶ月以上経過していること
- 全労働日の8割以上出勤していること
その条件を満たしていれば、上表と対応した年次有給休暇の日数を付与されるわ。また、付与された有給休暇は翌年度まで繰り越すことができるわ。付与日から2年間の効力を持っているのよ。

例えば、週3日で4時間労働の人は、6ヶ月後にどのくらいの有給休暇を付与されるわけ?

つまり、表で見ると、週所定労働時間30時間未満の週所定労働日数3日のラインを見ればいいわ。6ヶ月後には5日の有給休暇を付与されるわね。

パートも意外と制度が整っているのね。

パートの給与・時給の実態


パートの時間額平均は897円よ。ただ、実際は地域差や病院性格別の差が大きいのが現状よ。


一般的には未経験者での採用の場合は時給800円程度で、経験者であればより大きい金額からスタートできるわ。最高時給額で1,395円の方もいるわよ。

時給1,395円は夢があるわね!!
まとめ
医療事務が主婦のパートにおすすめの理由をご紹介しました。
診療所には一般のパートの事務職には見られない、医療事務独特の勤務形態もあり自分自身のライフスタイルの応じて働き方を選ぶことができます。
また、医療事務としての専門スキルは一生涯役立つため、ブランクのある主婦にとっても強い武器となります。
家庭のある主婦にとって、パートという働き方にも柔軟に対応できる医療事務は、魅力が多い職業です。

働ける時間だけ選んで働くの。これが平気でできるのが医療事務の素晴らしいところよね。

子育て世代の親や、介護で忙しい人など、短時間しか働けない人にとって、パートタイムは必要なワークスタイルね。
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