こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
女性に人気のある仕事「医療事務」。その理由として「さまざまな雇用形態がある」という点も魅力の一つです。
しかし、さまざまな雇用形態があるからこそ、「安定して働ける正社員がいいのかな…。」「子どもが保育園に入ってから復帰したいけど、正規社員か派遣社員で迷っている…。」と悩んでいる女性も少なくありません。
そんな方に向けて、医療事務の雇用形態のうちのひとつ「正社員」にスポットを当てて、働く上でのメリットや待遇について紹介していきます。
この記事を読めば、安定して働ける医療事務の正社員の魅力を感じる事ができるはずです!
記事では「正社員のたくさんのメリット」を解説するので、じっくり読み込んでくださいね。
この記事が、あなたの幸せな未来につながることを願っています。
それでは、どうぞ!
もくじ
解説ショート動画:医療事務が正社員で働くメリット主な理由12選
このブログの内容は、以下のYouTubeショート動画でも解説しています。
より詳しい内容を知りたい方は記事を読み進めてくださいね。
医療事務の「正社員」とは
今回は医療事務の「正社員」について詳しくみていきます。
医療事務は、働く病院によって勤務形態が異なります。
- 規模の大きな病院
- 地域に密着した診療所
- 土日も診療を行う都会のクリニックなど…
その病院によって、診療時間や休日はさまざまです。
そんな決められた診療時間で、メインとして働くのが医療事務の「正社員」です。
正社員は、基本的に定められている休日以外は出勤し業務をこなします。
職場のスタッフはすべて正社員として働いているわけではなく、正社員やパート・アルバイト・派遣社員などさまざまな雇用形態の人が混同しともに働いている場合が多いのですが、その中でも基本的には正社員が中心となってスタッフを指揮し業務を行います。
医療事務としての仕事の責任は皆同じですが、他の雇用形態よりは「皆を統轄する」という意味では正社員の責任感は増します。
医療事務が正社員で働くメリット主な理由12選
医療事務が正社員として働くメリットを、以下の12の理由にまとめました。順番に見ていきましょう。
- 安定した収入を確保できる
- 福利厚生が整っている
- 育児休暇中の収入が確保できる
- 実務経験が積める
- 長期的に働ける
- 人間関係が安定する
- 出産後も復職しやすい
- やりがいが持てる
- 資格取得の援助を受けられる
- 転職に有利となる
- 社会的信用度が高い
- キャリアアップしやすい
正社員のメリット①:安定した収入を確保できる
正社員のメリット1つ目は、何と言っても安定した年収を確保できるということです。
正社員の平均給与
正社員になれば契約期間など定められることなく雇用されるため、一般的には定年まで働くことができます。
そして正社員になると給料は「月給」という形になり、就職先によっては退職金も支払われることもあるので、他の雇用形態に比べ収入の安定を得ることができます。
さらに、正社員であれば賞与(ボーナス)が与えられます。
まとまった収入があるため、パートや派遣社員に比べれば、必然的に正社員が最も年収が高くなります。
「ボーナスや昇給がある」「退職金もある」「安定した収入」。生活の見通しが立てられ安心できるわね。
以下は、医療事務職の正社員における年代別の平均給与です。
医療事務の年齢別平均月収
– | 初任給 | 35歳 | 50歳 |
---|---|---|---|
高卒 | 15万5,838円 | 25万1,944円 | 32万5,320円 |
大卒 | 17万9,738円 | 25万8,598円 | 33万6,030円 |
ポイント!
高校卒と大学卒で初任給に大きな差があるもの、年齢を重ねていけば徐々に月収の差はなくなっていくのが分かります。
これは、医療業界では学歴はほとんど意味を持たないものであり、実務経験がなにより大切だということが分かります。
ただし、正社員は残業あり
この業務は医療機関の「お金」を扱う重要な業務であるため、なにより優先される仕事です。
そしてその中心として医療事務の正社員がレセプト請求業務を担います。
多くの医療機関では、診察後にレセプト業務を行います。
したがって、レセプト業務を行う月末月初は残業を覚悟したほうが無難です。
(医療機関によっては、診療中の患者が途切れる時間帯・昼休み等を活用してレセプト業務を行う場合もあります。そのため、絶対に残業があるとは限りません。)
もちろんサラリーマンやOL同様に、「残業代」が貰える場合がほとんどであるため、必然的に給料は増えます。
正社員のメリット②:福利厚生が整っている
正社員のメリット2つ目は、社会保険の加入など福利厚生の恩恵を受けられるということです。
法律で定められている福利厚生
正社員になれば、以下の福利厚生が完備されているので働く上での安心感もあります。
- 健康保険料
- 雇用保険料
- 厚生年金保険料
- 介護保険料
- 労災保険料
- 子ども子育て拠出金
会社員と同様、保険料は医療機関との折半で支払うことになるため、従業員に優しい制度です。
独自に設定している福利厚生
上記の福利厚生以外にも、医療機関が独自に定めている場合もあります。
- 社宅手当
- 健康診断
- 結婚祝い金
- 短時間勤務制度
- 社員旅行などなど
手当
福利厚生以外にも、手当として正社員に支給するケースも珍しくありません。
- 残業手当
- 皆勤手当
- 資格手当
- 役職手当などなど
また、パートやアルバイトとは違って正社員には能力に応じて「昇給」や「昇格」もあります。
あなた自身がより医療事務として頑張りたいという気持ちがあるのであれば、正社員として働くことが有利になると言えるでしょう。
正社員のメリット③:育児休暇中の収入が確保できる
正社員でさらに嬉しいメリット3つ目は、育児休暇中の収入があり安心できるという点です。
出産後も医療事務を続ける予定がある女性だけが、受け取り可能なお金として「出産手当金」と「育児休業給付金」があります。
出産手当金
メリット②で解説した「健康保険に加入する本人」に、賃金の約2/3程度が支給される制度です。
ポイント!
出産手当金は、国民健康保険の加入者の方や、パパの扶養に入っている方は支給対象外。「職場の健康保険に加入している&職場復帰を計画しているママ」が対象となる制度です。
※契約社員・パート・アルバイトでも健康保険に加入しているという条件が当てはまれば支給対象になります。
育児休業給付金
こちらもメリット②で解説した「雇用保険に加入する本人」に支給される給付金です。
ポイント!
※派遣社員やパートでも「雇用保険に加入している」という条件を満たせば、受給できる場合もあります。
正社員であれば、確実に受け取れるお金。賢く活用しましょう。
正社員のメリット④:実務経験が積める
医療事務の正社員で働くメリット4つ目は、より実践的な実務経験が積めることです。
医療事務には「レセプト業務」という病院の経営を支える、大切な仕事があります。
新人として転職してきて、すぐに任される仕事ではなく、ましてやパートやアルバイトでは、任せてもらえない医療機関もあるくらいです。
となると、レセプト業務の主役となるのが医療事務の正社員です。
医療事務の正社員は、
- レセプトデータチェック
- 請求管理
- 総括表・公費請求書
- 返戻レセプト
- 月遅れレセプト
- オンライン請求など…。
より専門的な業務を経験することができる為、さらなるキャリアアップを目指すことができます。
将来、事務長や部門リーダーなどの管理職として働く可能性があるのも、正社員ならではのメリットです。
正社員のメリット⑤:長期的に働ける
医療事務の正社員で働くメリット5つ目は、長期的に働くことができることです。
女性に根強い人気を持つ医療事務という仕事。その人気の一つに「幅広い働き方」があります。
ライフスタイルに応じた働き方
多くの女性は人生の中で、「結婚・出産・育児」といったライフスタイルの変化が訪れます。
このライフスタイルの変化により、今までと同じ条件で働き続けることが難しくなり、女性が仕事を辞めざる負えなくなってしまうのです。
(女性の三大転機)
しかし、医療事務には以下のような雇用形態があります。
- 正社員
- 契約社員
- 派遣社員
- パート
- アルバイト
さまざまな雇用形態があるため、その時のライフスタイルに応じた働き方が可能です。
例えば、
結婚:結婚まで正社員で勤める。
妊娠:妊娠を機に育休を取得。
育児:復職後は時間の自由度の高いパートやアルバイトに雇用形態を変更して勤務。
仕事:子どもが手から離れたら、再び正社員や契約社員として働く。
など、医療事務はこのように、自分自身のライフスタイルや状況に合わせて働くことができるため、安心して長期的に働けくことが可能となります。
女性への理解があるため働きやすい
また、大きな規模の病院だと働くスタッフの男女の比率は7割~8割程度を女性が占めており、小さな診療所となるとほぼ女性スタッフのみというのが現状です。
そのため、他の職場に比べると女性スタッフがメインの医療事務は女性への理解がある職場といえるでしょう。
「女性比率の高い職場環境」や「豊富な雇用形態」によって、長く安定して就業することができるのね!
正社員のメリット⑥:人間関係が安定する
正社員に就くメリット6つ目は、職場内の人間関係が安定することです。
メリット⑤で解説した長く同じ職場に勤めると、人間関係が安定して、より「楽しく」「やりがいをもって」働くことができるようになります。
仕事を通じて、医師、看護師、同僚の医療事務さん、患者さん、業者さんなど様々な人と交流が自然に生まれます。
職場内で親しくできる人も増えることにより、「自分の居場所ある」「自分が役に立っている貢献感」が生まれ、より幸せに働くことができるようになるのです。
正社員のメリット⑦:出産後も復職しやすい
正社員になるメリット7つ目は、育休産休が取得しやすい&出産後も復職しやすいことです。
パートやアルバイトに比べて、正社員は、産休や育休が取得しやすい傾向にもあります。
職場復帰した際も、女性比率が高い職場環境であるため、「子育てと仕事の両立」に理解を得やすい利点があります。
女性としての働き方に理解があるというのも、医療事務の正社員のメリットとも言えるでしょう。
ポイント!
年々、育児休暇への理解が深まっている我が国日本ですが、まだまだ取得しにくい企業はたくさんあります。
その為、妊娠を機に退職を余儀なくされることも女性ならではの悩み。
少子化と騒いでいる割には、育児休暇への理解がまだ完全ではないようです。
しかしながら、医療の現場では別の話。
「子供は奇跡の賜物」だと知っているからこそ、育休や職場復帰を応援してくれる人がたくさんいます。
きっとあなたの妊娠や出産を応援してくれますよ。
正社員のメリット⑧:やりがいが持てる
正社員で働くメリット8つ目は、やりがいを持てるということです。
「メリット④:実務経験が積める」でも少し触れましたが、責任のある仕事を任されると大きなやりがいに繋がります。
正社員としての立場で働くことにより、重要な役割を任されることで責任は重くなります。
しかし、
- 「院長に褒められた」
- 「患者さんが笑顔で話してくれた」
- 「返礼レセプトが0だった」
など、それを成し遂げたときには、やりがいを感じる事間違いなしです。
正社員の責任感があるからこそ、やりがいをもって働けるようになるのではないでしょうか。
正社員のメリット⑨:資格取得の援助を受けられる
正社員のメリット9つ目は、資格取得をサポートしてくれるということです。
院内スタッフが資格を取得することを推奨している医療機関は少なくありません。
福利厚生として「資格取得支援制度」や「資格取得奨励金制度」が代表的な制度です。
- 資格取得支援制度:仕事に必要な資格を医療機関が支援する制度のこと
- 資格取得奨励金制度:資格に合格した職員にたいして奨励金を支給する制度のこと
正社員であれば、資格取得の費用や負担をサポートしてくれるので、自分らしくキャリアアップすることができるメリットがありますね。
他にも、社員研修や患者接遇研修、勉強会など、無料で学べる機会も与えてくれることも正社員ならではの利点ね。
正社員のメリット⑩:転職に有利となる
医療事務の正社員のメリット10個目は、転職時に有利になることです。
正社員として病院に属していると、自分にブランド力や信頼が備わっていきます。
例えば、
- 「〇〇大学病院の医事課に5年間、正社員として勤務していました。」
- 「〇〇市立病院で総合受付業務を3年間担当しておりました。」
など、自分が属してきた環境自体に一定の評価を得られるため、面接で有利に働く場合があります。
また、「メリット④:実務経験が積める」で触れた通り、責任ある仕事が任せられることにより、即戦力としてアピールすることができます。
正社員になることにより、転職市場では大きな優位性を得る事が出来るのですね。好条件で転職できるかも!
正社員のメリット⑪:社会的信用度が高い
正社員になることのメリット11個目は、社会的地位を活かせることです。
社会的地位とは、いわゆる信用力のことを言います。
一般的に「正社員」は収入が安定していることや、病院の組織に属していることから社会的地位が高く、「パートアルバイト」は、収入が不安定を理由に社会的地位が低くみられる傾向にあります。
社会的地位がある正社員のメリットとして、
- 金融機関の審査に通りやすい
- クレジットカードの審査に落ちにくい
- 住宅ローン審査基準を満たせる
など、信用力があることにより、融資を受けやすくなるという恩恵があるのです。
夫と妻、どちらも正社員であれば、社会的信用で困ることはなさそうね。
正社員のメリット⑫:スキルアップ・キャリアアップしやすい
正社員のメリット12個目は、スキルアップ・キャリアアップしやすいことです。
スキルアップ
医療事務の正社員になるということは、自身のスキルアップにも大きく繋がります。
医療事務が行う診療報酬請求業務は、通常二年に一度診療報酬改定が行われます。
そのため、正社員はこの診療報酬改定時はもちろんのこと、普段からもさまざまな講習や勉強会に参加する機会があります。
パートやアルバイトといった立場ではこういった勉強会には基本的に参加を求められないため、積極的に医療事務としての知識をつけたいと思っている人にとっては正社員になることで医療事務としてのスキルアップになることは間違いありません。
キャリアアップ
医療事務の正社員は、事務長や部門リーダーといった管理職にキャリアアップを図ることも期待できます。
正社員として就くことで、専門性の高いスキルや技能を身に付けることができたり、キャリアの幅を広げる業務を任されたりします。
そうなると、必然的に「レセプトチェックの主任」や「新人教育のリーダー」などに任命され、将来的には事務長という役職を目指すことができます。
どうせやるなら、収入を上げたり、プロフェッショナルな仕事をできる正社員という選択も悪くないですよね。
まとめ:生活が安定する医療事務の正社員になろう!
今回の記事では、医療事務の正社員のメリットや待遇についてご紹介しました。
- 収入や待遇がいい、ゆえに生活が安定する
- 責任ある仕事を任されることによる「やりがい」や「キャリアアップ」を得られる
- よい仲間と「長く」「安定して」「楽しく」働くことができる
生活が安定する
昇給やボーナス、退職金もあるため、生活が安定するメリットがあります。また、福利厚生や出産手当金などの制度も対象となるため、待遇よく働くことができますね。
やりがいやキャリアアップを得られる
正社員だからこそできる仕事があり、成し遂げた時の「やりがい」や「キャリアアップ」をすることができるようになります。
長く働けるからこそメリットがある
女性比率の高い職場であるゆえに、結婚や子育ての理解が得られやすい職場環境です。正社員というポジションは解雇の心配もなく、人間関係を安定させられるため、楽しく働く事ができます。
正社員としての働き方って、メリットがこんなに多くあるのね!
もしあなたが20〜30歳代の若い世代であれば、正社員を目指すべきです。(正社員からパートや派遣社員になるのは簡単だからこそ。)
人に役に立ち、社会的に意義のある医療事務の正社員を目指しましょう。
そのためにもやっぱり資格は取得するべきです。なぜなら、資格はあなたの「スキルの証明書」だからです。
資格を持っている人、持っていない人、あなたが採用担当者であれば、どちらを採用したいですか?
そうね、今すぐ資格を取りましょう!
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以上、元ヤン次女でした!
今回の記事で分かること