こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女です!
「なぜ医療事務は女性に人気の職業なの?」「家事・育児との両立がしやすいから?」「体力的にきつくないから?」と疑問に思うことはありませんか?
そんな方に向けて、医療事務はなぜ女性に人気なのか、その理由が分かる記事を書きました!
近年、女性の社会進出が進み、夫婦共働き世帯が2021年には1,247世帯(2017年:1,188万世帯)と増加の一途です。
少子高齢化による人口減少で、働き手不足が社会問題化しています。それは医療事務も例外ではありません。
この記事では、「医療事務が人気の理由」を、女性目線の立場で考えて解説していきます!
人気の理由がハッキリすれば、きっとあなたも医療事務を目指さずにはいられなくなるでしょう!
夢の実現に、今日ここからスタートしてみましょうね!
それでは、どうぞ!
人気の秘密を教えてよ!
医療事務の主な魅力を14つ紹介するわ。これを読めばあなたも医療事務によりなりたくなると思うわよ。
ショート解説動画:なぜ医療事務は女性に人気なのか?【14の理由】
この記事の内容は、以下のYouTubeショート動画でも、簡単に解説しています。
https://www.youtube.com/watch?v=Sw9tAPKa1-k
医療事務が女性に人気である14個の理由
女性が選ぶ人気の職業に、いつの時代でもランキングしている医療事務という仕事。
その人気の理由は、主に以下の14つほどあります。
- ①人と関われる
- ②やりがいを感じやすい
- ③専門性を持って働ける
- ④学歴を問われない
- ⑤体力を必要としない
- ⑥女性が中心に活躍しているから
- ⑦家事・育児の両立がしやすい
- ⑧安定した仕事
- ⑨働きやすい職場環境
- ⑩待遇がよい
- ⑪転職しやすい
- ⑫働き方を自由に選べる
- ⑬キャリアアップできる
- ⑭女性ならではのセンスが活かせる
順番に見ていきましょう。
理由①:人と関われる
医療事務が人気の理由1つ目は、笑顔や感謝に近い距離で働けることです。
医療事務は受付・待合室で、患者さまと近い距離で働きます。
クレームや理不尽な言葉をかけられるなど、辛いこともありますが、患者さまの喜ぶ顔を直接見ることができます。
受付窓口で患者さんと仲良くなっていくと、労いの言葉をかけてもらえることもしばしば。
- 「いつもありがとう。」
- 「だんだん楽になってきたよ。」
- 「助かったよ。」
このような一言をいただいたときは、素直に嬉しい気持ちになり「医療事務になってよかった!」という達成感が生まれるでしょう。
何度も通院される患者さまが、少しずつ元気な表情になってくると幸せな気持ちになりますよ。
理由②:やりがいを感じやすい
医療事務が人気の理由2つ目は、社会との接点が生き甲斐、やりがいが感じられるということです。
医療事務の仕事は、受付窓口で患者さんとお話をする機会が多くあります。
患者さんやご家族はもちろん、一緒に働いている医師や看護師、技師、療法士などから「ありがとう」「お疲れ様」と声をかけられることで、誰かの役に立っているという実感を得ることができるでしょう。
育児や介護などの理由で家の中で過ごす時間が長くなると、どうしても社会との接点が減ってしまいがちです。中には、気が滅入ってしまいそうと不安に思う人もいるかもしれません。
医療事務の仕事は、たとえ短時間勤務であったとしても、たくさんの人と顔を見て会話する機会がある仕事です。家族以外と話すことによって得られる生きがいは、心身の健康にきっと大きく役立ちます。
理由③:専門性を持って働ける
医療事務が人気の理由3つ目は、手に職をつけられることです。
医療事務の仕事に「レセプト業務」という明細書作成業務があります。この業務は、専門知識が求められる仕事であるため、一度身につければ重宝される人材になります。
- どこに住んでも転職するに困らない
- 代わりがいないため、長く安定して働くことができる
- 自分の存在意義が明確で安心できる
目指すキッカケとして、「安定した働き方がしたい」「スキルを身につけたい」「自信を持ちたい」と願っている人に医療事務という仕事は人気の様です。
手に職をつけることは、「時間やお金」がかかるため、決してなことではありません。
しかし、医療事務の資格を一度取得してしまえば、今より安定した働き方ができることは間違いありませんよ。
理由④:学歴を問われない
医療事務が人気の理由4つ目は、医療事務に学歴が関係ないからです。
はっきり言います。医療事務に学歴は不必要です。
なぜなら、学歴よりも重要なことがたくさんあるからです。
- 「職歴」が重視される
- 「経験」が重視される
- 「人柄」が重視される
- 「コミュニケーション能力」が重視される
- 「資格」が重視される
未経験からでも医療に携わることができる数少ない職業、それが医療事務です。
自分の学歴に劣等感を抱いている人も、医療事務なら関係なし。思いっきりチャレンジしてみましょう。
理由⑤:体力を必要としない
医療事務が人気の理由5つ目は、肉体疲労が少ない仕事ということです。
「体力がないから疲れない仕事をしたい。」「体が弱くてもできる仕事がいいな…。」
このようにお悩みの方には、基本的に座り仕事の医療事務がオススメです。
医療事務の一日の仕事の大半は、レセプトコンピュータ(医療用パソコン)の前に座り、データ入力を行います。
そのため、体力に自信がない方でも、年々感じる体力の衰えがある方でも関係なく、長期的に働くことができます。
体力的に疲れない仕事というのは、子育て世代のママが医療事務を目指す1つの理由です。
理由⑥:女性が中心に活躍しているから
医療事務が人気の理由6つ目は、女性のライフイベントに理解があるということです。
女性にとって人生の大きな転機となるのは「結婚・出産・育児」。この三つイベントは、これからの仕事や職場に大きく影響します。
女性の人生における3つの大きな転機
「結婚を機に、今の仕事を辞めなければいけない…。」「子どもができたら、今の仕事と両立は無理…。」など、ライフイベントで悩んでいる女性は少なくありません。
しかし、医療事務の場合、このような心配は少ないという特徴があります。なぜなら、医療現場のスタッフはナースをはじめとして女性が活躍しており、三大転機である、「結婚・出産・育児」に大きな理解があるからです。
例えば、
- 「子供の急な体調不良」
- 「妊娠時のつわりやトラブル」
- 「子供の学校行事」
- 「先輩ママが相談に乗ってくれる」
妊娠・出産への理解が少ない、配慮がない男性がいる場合でも、辛さをわかってくれる女性が味方になって励ましてくれることが多いことは良い環境です。
理由⑦:家事・育児の両立がしやすい
医療事務が人気の理由7つ目は、ライフスタイル合わせた働き方がしやすいということです。
女性にとって「結婚・妊娠・出産」といった人生の大きな節目には、それまでと同じような働き方が続けられるとは限りません。
いくら知識や経験があっても、ブランクが空くと正社員で復帰するのは難しかったり、そもそも時間的にフルタイム勤務ができなかったりすることもあるでしょう。
その点、医療事務の仕事は正社員だけでなく、派遣やパートなど雇用形態もいろいろです。
例えば、
- 週2日だけ
- 4時間勤務
- 午前診の時間だけ
- 扶養の範囲内で
といった働き方ができる職場も多数あります。
他の事務系の仕事に比べると、時間的な融通がききやすいのが医療事務の特徴で、女性に人気のある大きな理由のひとつになっています。
総務省の調査によると、女性の短時間雇用数は「卸売業・小売業」の280万人(女性短時間雇用者総数に占める割合 22.5%)と最も多く、次いで「医療,福祉」258 万人(女性短時間雇用者総数に占める割合 20.8%)となっています。
つまり、医療・福祉は、短期間勤務に積極的で理解があることがわかります。
短時間の制度も充実していて、何より、その制度を使いやすいということね!!
理由⑧:安定した仕事
医療事務が人気の理由8つ目は、雇用が安定しているからです。
医療業界は、景気に左右されることなく雇用が安定しています。
「今月はお金が足りないから、病院に行くのはやめよう…。」
「日経平均株価が下がってる…。日本の景気が悪いから、医療はもう終わりだ!」
あなたはこんな話を聞いたことがありますか?ないですよね(笑)
むしろ日本の高齢化は驚くべきペースで進んでおり、医療の需要は増すばかりです。
医療はなくならない、また将来性がある。それが、医療事務の仕事が安定している理由です。
理由⑨:働きやすい職場環境
医療事務が人気の理由9つ目は、女性にとって働きやすい職業であるからです。
医療事務の求人情報に目を通してみると、正社員・派遣社員・パートアルバイトなど、雇用形態が多様化されて募集されていることがわかります。
この特徴を活かすことで、あなたのライフプランに合わせた働き方が可能となります。
- 結婚まではスキルを身につけるために正社員として勤務する。
- 出産後、子どもが大きくなるまで、パートとして勤務する。
- 子どもが小学生に入ると同時に、正社員としての雇用に戻す。
このように、柔軟な働き方ができる仕事は、そうそうありません。
また、出張や転勤が全くないということも、子育て世代の女性にとって重要なポイントです。
出産や育児でブランクが空いても、子どもの手が離れてから復帰したいといった人にもチャンスが多く、細く長く続けられるのも嬉しいですね。
理由⑩:待遇がよい
医療事務が人気の理由10つ目は、好待遇であるからです。
正社員であれば、一般企業と同様にして福利厚生が充実しています。
以下に、実際の求人情報に記載がある「待遇・福利厚生」と「教育制度」の一部を抜粋しました。
- 各種社会保険完備
- 退職金制度あり
- 通勤手当あり
- 保育補助手当あり
- 育児休業
- 育児支援制度(時短勤務)
- グループ内保育施設
- 外来受診料補助あり
- OJT(新人未経験)
- 研修制度
- 資格取得講座
実例を見ても分かるように、医療事務だからと言って福利厚生が冷遇されていることはなく、むしろ好条件な待遇を受ける事ができる場合もあります。
理由⑪:転職しやすい
医療事務が人気の理由11つ目は、転職しやすい職種だからです。
厚生労働省が発表している資料「医療施設動態調査(令和元年5月末概数)」によると、日本の医療施設数の総数は、179,208ヵ所あります。
医療事務は、これらすべてが転職先の可能性を秘めています。
ちなみに、2022年1月時点のコンビニエンスストアの店舗数は56,936店舗。
つまり、日本には医療機関がコンビニの約3.15倍もあるということです。
今後、ニーズがますます高くなる背景も加味すると、医療事務への転職はしばらく追い風となりそうですね。
理由⑫:働き方を自由に選べる
医療事務が人気の理由12個目は、全国どこでも働けるということです。
医療事務の仕事は、レセプト業務に代表されるように、専門的な知識が要求される仕事です。
そのため、資格を持っている人は、就職や転職に有利になるケースが多いです。
しかし、熱心に勉強して、せっかく資格を取って働き始めても、男性に比べて女性は、
- 結婚
- 妊娠・出産・子育て
- 旦那さんの転勤
- 両親の介護
など、様々な理由で転居せざるを得ないケースが発生しやすいというのが現実です。
慣れない土地で、新たに未経験の仕事を探すのは大変なこと。そんな時、医療事務の資格を持っていて実務経験もある人は、大きなアドバンテージになります。
日本全国どこの医療機関であっても通用するスキルですから、転居先でも比較的スムーズに仕事が見つかるでしょう。
医療保険制度は、国民皆保険制度のもと全国共通の制度です。
そのため、日本国内であれば医療事務の知識やスキルは一度取得してしまえば、どこでも発揮することが可能です。
医療事務として少しでも経験を積み、理解することができれば、すぐに即戦力として働けることができます。
病院は、都心でも、田舎でも、離島でも、必ずどんな場所にも存在するわ。
病院やクリニックの数だけ、雇用が生まれるから、食いっぱぐれない安泰の職業ってワケね。
理由⑬:キャリアアップできる
医療事務が人気の理由13個目は、経歴を高められるということです。
医療事務のイメージは、「クリニックの窓口で働いている人」というものが一般的ではないでしょうか。
実は、医療事務と一口に言っても、様々な働き方があります。
- 受付窓口:病院の窓口に立ち、患者さまの案内役となる仕事
- 病棟クラーク:ナースステーションで看護師さんの事務サポートを行う仕事
- カルテ管理:患者さまのカルテ管理・保存、デジタルデータの入力や抽出する仕事
- 医事オペレータ:医師が診察に集中できるように診療データを代行で入力する仕事
- レセプト:患者さま一人ひとりの診療請求書を作成する仕事
このように、病院内で様々なキャリアを積むことで、将来的には事務リーダー、医事課の事務長などの管理職になれる可能性も秘めています。
より専門性の高い知識やスキルを身につけることで、自分の成長を実感できる医療事務という仕事は、やっぱり魅力的ですね。
理由⑭:女性ならではのセンスが活かせる
医療事務が人気の理由14個目は、主婦としての経験を活かせることです。
医療事務は「主婦力」を活かせる場面がたくさんあります。
例えば、
- 「おもてなし」「いたわる」などの、気配りスキル
- 複数の仕事を同時に進行する、マルチタスクスキル
- ご近所やママ友などで培った、細やかなコミュニケーションスキル
- 院内の整理整頓、衛生管理などの、清掃スキル
実生活で子育てや介護の経験をしていることが、患者さんに「親近感」や「安心感」を与え、より親身な対応ができるといった部分もあります。
「私は家事しかできないから…。」と悩んでいる方も、実は医療事務にとっては役立つスキルがたくさんあることを忘れてはいけません。
「家事力」「主婦力」をすぐに活かせることができることは、女性にとって嬉しいポイントの様です。
まとめ:子育て世代のママに大人気の医療事務になろう!
今回の記事では、医療事務が女性に人気の理由について解説しました。
- 笑顔や感謝に近い距離で働ける
- やりがいが感じられる
- 手に職をつけられる
- 学歴が関係ない
- 肉体疲労が少ない
- 女性のライフイベントに理解がある
- ライフスタイル合わせた働き方がしやすい
- 雇用が安定している
- 働きやすい
- 好待遇である
- 転職しやすい
- 全国どこでも働ける
- 経歴を高められる
- 主婦としての経験を活かせる
医療事務は、専門知識と経験を活かして、日本全国どこででも、ライフスタイルに合わせて柔軟な働き方ができる魅力的な仕事です。また、仕事を通じて誰かの役に立っている、社会と繋がっているという実感を得られます。
手に職をつけて、いつまでもイキイキと自分らしく働きたいと願う女性にとって、人気が高いのも納得ですね。
医療・福祉の産業で働いている女性は、令和2年時点で640万人(女性雇用者総数の23.7%)。つまり、約4人に1人が医療福祉分野に関わっているということになります。
さらに、雇用者数は右肩上がり。どんどん需要が高まっているという証拠があります。
- 平成29年:602万人
- 平成30年:617万人
- 令和元年:625万人
- 令和2年:640万人
いかがでしょうか?医療事務が女性に人気の理由がわかったのではないでしょうか。
後期高齢化社会に突入することがわかっている今の時代だからこそ、さらなるニーズが期待されているわ。
あなたも、今からでも十分間に合いますよ。頑張って資格取得に精を出しましょ!
以上、元ヤン次女でした。
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