こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)は、医療事務関連の資格の中でも難易度の高い資格です。
保有しているだけで、診療報酬のプロフェッショナルであることを証明できます。
そのため、「将来は絶対に医療事務で活躍したい!」と考えている人であれば、喉から手が出るほど取得したい資格です。
そこで疑問となるのが、「どうすれば取得できるの?」「資格の難易度はどれくらい?」ということ。
そんな方に向けてこの記事では、診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の合格率や勉強時間、資格を取得するメリットなどについて解説します。
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)を目指している方に、確実に役立つ内容となっています。
「医療事務になりたい!」このように考えているのであれば、この道を進まなければいけません。挑戦していきましょう。
それでは、どうぞ!
基本データ
正式名称 | 診療報酬請求事務能力認定試験 |
受験者数 | 10,013名 |
合格率 | 33.5% |
受験料 | 7,500円 |
難易度 | 難しい |
取得目標期間 | 9ヶ月 |
受験形態 | 会場受験のみ |
受験資格 | 誰でも受験できる |
試験時間 | 3時間 |
実施期間 | 年2回(7月、12月) 日曜日または祝日 |
申込期間 | 試験日の2ヶ月半前〜1ヶ月半前 |
主催団体 | 公益財団法人 日本医療保険事務協会 |
問合せ先 | 〒101-0047 東京都千代田区内神田2-5-3児谷ビル |
通信教育 | 【医療事務】ヒューマンアカデミー通信講座 |
もくじ
医療事務の資格を取る意味
そもそも、医療事務の仕事に就くために、特別な資格は必要ありません。医師や看護師などの「医療従事者」とは異なり、仕事に就くための必須条件ではないからです。
では、なぜ日本には数多くの医療事務関連の資格が存在しているのでしょうか。それは、資格を持っていることで得られるメリットがあるからに他なりません。
医療事務の仕事の中で大きな割合を占め、専門知識を必要とするのが「レセプト業務」です。レセプト業務とは、「レセプト(診療報酬明細書)」の作成から提出までを行い、保険者に対して診療報酬を請求する業務を指します。
レセプト業務用コンピュータの機械操作に慣れれば、それなりに業務はこなせます。しかし、診療報酬請求には細かいルールがあり、正しい請求が行えているかどうかをチェックするためには、やはり専門知識が必要です。そうした専門知識のある資格保持者は、給与面で優遇されるケースが多いと言われます。
医療事務関連の主な資格4つ
医療事務関連の資格には、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、主な資格として、受験資格の定めが特になく、個人で受験可能な4つを挙げます。
資格①:診療報酬請求事務能力認定試験
- 主催・運営:公益財団法人 日本医療保険事務協会
- 実施時期:年2回(7月、12月) 合格率:[医科] 約30%
医療現場で最も高い評価を得ているのが、「診療報酬請求事務能力認定試験」です。医科と歯科に分かれています。医科の合格率は約30%となっていて、医療事務関連で最難関です。
資格②:医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
- 主催・運営: 一般財団法人 日本医療教育財団
- 実施時期:年12回(毎月) 合格率:約60~70%
「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」は、受験者数が多く、最も認知度が高いとされています。
資格③:医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士)
- 主催・運営:株式会社技能認定振興協会
- 実施時期:年6回(奇数月の第4土曜日) 合格率:[医科] 50~60%
「医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士)」を主催・運営する株式会社技能認定振興協会は、1969年に日本で初めての「医療事務従事者の技能を認定する試験機関」として設立された歴史があります。
資格④:医療事務検定試験
- 主催・運営:日本医療事務協会
- 実施時期:毎月第4日曜日 合格率:80~90%
「日本医療事務協会主催 医療事務検定試験」は、毎月試験が実施されていて合格率が圧倒的に高いため、未経験にもチャレンジしやすいと言えます。
診療報酬請求事務能力認定試験(医科)をお勧めする理由
医療事務の採用においては、実務経験者が優遇される傾向があります。未経験者がまず仕事に就くには、やはり資格を取ったうえで就職・転職活動をするのが確実な道です。
医療事務の資格は、現場の実務で必要とされる知識やスキルを有した人材であることを保証してくれます。中でも、「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」は、その難易度の高さから、実務経験者であっても簡単に合格できないと言われるほど。そのため、合格者に対する評価が業界内で最も高い資格として知られていて、採用担当者や先輩職員から一目置かれるはずです。
学科試験では、保険制度の概要、医療関連法規、診療報酬や薬価基準についての基礎知識など幅広い分野から出題されます。また、実技試験では実際にレセプトを作成する必要があります。そうした厳しい基準の試験に合格した人は、未経験であっても即戦力になる人材として、高い評価を得られるという点からお勧めです。
診療報酬請求事務能力認定試験の試験概要
試験内容は高度で、合格率30%前後と難関の試験ですが、医療現場ではレセプト業務のスペシャリストとして高い評価をされています。
受験者の最多年齢層は10代・20代が最も多く、未経験者や現役事務職のスキルアップとして幅広く受講され、年間約1万人を超える知名度の高い試験です。
診療行為や検査、投薬等の診療点数に換算し、診療報酬明細書(レセプト)を作成する医療事務従事者の人材の育成と能力向上を図るために実施される全国一斉統一試験です。医療事務を目指すなら、まずこの資格といってもいいくらい認知度・知名度が高く、毎年受講者も多い人気資格です。
国家資格ではありませんが、厚生労働省の認定を得ている団体が運営している公的資格です。医療事務を目指す人にとっては、最もスタンダードな試験といえるでしょう。
試験地会場の一覧 札幌市、仙台市、さいたま市、千葉市、東京都、横浜市、新潟市、金沢市、静岡市、名古屋市、大阪府、岡山市、広島市、高松市、福岡市、熊本市、那覇市
診療報酬請求事務能力認定試験の合格するメリット
合格した方を対象にアンケート調査では、多くの方から「就職に有利」又は「職場での扱いに待遇があった」と回答があり、現場ではレセプト業務の専門家として重宝される資格です。
合格率は約30%と非常にレベルの高い資格であることが一目瞭然ね。 診療報酬請求事務能力検定試験ガイドラインに基づいた試験内容が出題されます。大まかに分類すると、医療法規、医学知識、診療報酬請求業務(レセプト)の3科目に分けられます。 試験内容として、以下の問題を3時間で回答しなければいけません。 学科・外来・入院の順番に出題されますが、どこから手をつけても構わないので、一番時間のかかる入院レセプトから処理することがおすすめです。レセプトを白紙で出した時点で、合格ラインを超えることはありません。時間配分を考慮した上で、実技試験を優先して回答するようにしましょう。 学科試験は20問のうち、6〜7割は点数表を参照する内容です。点数表を早引きできるよう、十分に準備して取り掛かれば問題なく60点をクリアできます。 入院レセプトに1時間〜1時間30分を費やしてでも、完璧に仕上げることが、合格の近道です!! 「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」は、医療事務に関する多くの資格の中で最難関です。それゆえ、現場での高評価や給与面で優遇があるとも言われます。 ここでは、効果的な勉強方法をお伝えしていきます。 医療事務に関する資格は日本に数多くありますが、その難易度や実施時期は様々です。 たとえば、最も合格率が高いことで知られる、「医療事務検定試験」は、毎月第4日曜日に試験が実施されます。また、受験者数が多く、最も認知度が高い「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」も、毎月実施されます。 日本で初めての「医療事務従事者の技能を認定する試験機関」として設立された歴史がある、株式会社技能認定振興協会が主催・運営する「医療事務管理士技能認定試験(医療事務管理士)」は、年6回(奇数月の第4土曜日)です。 一方、「診療報酬請求事務能力認定試験(医科)」は、毎年7月と12月に実施されます。つまり、チャンスは年2回しかありません。 まずは、7月または12月のどちらで受験するかを決めます。医療事務についての知識ゼロ、全くの未経験からのスタートの場合、基礎学習2ヶ月+過去問対策2ヶ月+仕上げ1ヶ月の計5か月は欲しいところです。基礎知識がある人は、2~3ヶ月で足りるでしょう。 偶数年度(例:2020年)の7月に受験する場合は、少し注意が必要となります。その理由は、偶数年度は4月に診療点数の改定があるため、当該年度の7月試験は、改定後の点数を適用して実施されることになるからです。 開始時点では改定前の点数で学習をスタートさせて、途中で新しく変わった内容に対応して受験しなければなりません。急いで受験する事情がないのであれば、偶数年度の場合には12月試験まで待つのがお勧めです。 診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の試験会場には、点数早見表をはじめとした資料類と電卓の持ち込みが可能です。幅広い出題範囲の中から、どの分野に関連しているか、どのページを見る必要があるかを短時間で判断し、該当ページを確認しながら回答することになります。 しかし、持ち込み可能だからと油断していると、どこを見たら良いのか見当がつかず、あちこち探しているうちに試験時間が終了してしまいます。どこに何が書いてあるのかを、しっかりと頭の中に入れておく必要があります。 試験学習中に使っていたノート等に書いていたメモを早見表の関連ページに書き込んでおくと、試験当日に効率よく調べることができて便利です。合格には、いかに確認しやすい資料に仕上げておくかがモノを言います。 診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の試験時間は3時間で、学科試験と実技試験に分かれています。 学科試験は20問で、5択から答えを選択する形式です。 実技試験は2問で、外来と入院が1問ずつ。それぞれカルテを読んで、実際にレセプトを作成します。特に入院の方はボリュームがあり、回答に1時間ほど必要となるでしょう。時間配分は自由ですが、学科試験に時間を使いすぎると、時間が全然足りなくなるので要注意です。 試験勉強期間の後半には、この実技試験対策を念入りにしておくことが重要だと言えます。試験当日の3時間をどのように割り振って回答するのか、よくシミュレーションしておくことをお勧めします。 診療報酬請求事務能力認定試験(医科)は、数多くの医療事務の関連資格の中でも最高峰と言われる、難易度の高い試験です。 しかし、ポイントを押さえて、丁寧にじっくりと勉強したら、必ず道は開けます。がんばってください。 本気で当資格にチャレンジする場合は、独学では厳しいのが現場です。通信制で検討しているのであれば、ヒューマンアカデミーが対象の講座を扱っています。 ぜひこちらをご利用の上、生涯にわたり役立つ資格を取得しましょう。 当試験の合格者の7人に1人がヒューマンアカデミー(たのまな)の修了生。ヒューマンアカデミーはそれだけの実績と信頼のある教育スクールです。みんなが利用しているから安心ですね♪ たのまなは、eラーニングを用いた学習法を採用。5分程度のショート動画からなる講義は、働きながら資格を目指すママでも、産休・育休ママでも手軽に始められることで好評です。 動画講義だから、分からない場所は何度でも学べます。どうしても理解できないことは、専任講師とメールですぐさまサポート。もちろん回数無制限だから安心です♪ そして最大の特徴は、「就業サポート」。資格取得後の就職もアドバイザーがフルサポートしてくれます。ヒューマンアカデミー修了生の就業内定率は驚きの97.7%。就職が最終的なゴールだからこれには安心できますね。超絶おすすめ通信講座! 仕事に対する姿勢や意欲を、具体的で客観的な事実で示せる資格は、きっと強い味方となってくれますよ。 効率的に勉強すれば、問題なく取れる資格よ。ぜひチャレンジして、安定した職業につくように頑張りましょう♪
診療報酬請求事務能力認定試験の特徴
診療報酬請求事務能力認定試験の合格率・合格ライン
実施年月 受験者数(人) 合格率(%)
2019年 9,284 30.6
2018年 10,013 33.5
2017年 11,707 31.0
2016年 11,813 35.4
2015年 13,567 36.5
2014年 13,795 31.0
2013年 16,124 31.7
2012年 15,628 31.9
2011年 18,082 27.6
2010年 17,802 26.3
2009年 17,213 25.7
2008年 14,348 26.6
2007年 17,702 29.4
2006年 19,862 28.7
2005年 21,941 29.9
2004年 22,761 25.3
2003年 21,639 35.8
2002年 17,909 26.9
2001年 15,823 29.1
2000年 14,420 30.1
1999年 15,032 34.5
1998年 12,399 29.5
1997年 10,676 32.0
1996年 10,818 29.9
1995年 12,568 28.0
1994年 6,657 30.5
試験科目
合格ライン
学科試験
60点以上(100点満点)
実技試験
85点以上(100点満点)
診療報酬請求事務能力認定試験の攻略ポイント
絶対に受かるための4つのポイント
ポイント①:受験のチャンスは年2回
ポイント②:学習スケジュールの目安と注意点
ポイント③:暗記力よりも書き込み力がモノを言う
ポイント④:時間配分のシミュレーション
まとめ:おすすめ通信講座はヒューマンアカデミー
講座名称
医療事務+診療報酬請求事務能力認定試験対策セット講座
価格
78,000円(税込)
割引制度
–
教育訓練給付制度
あり
保証制度
–
受講方法
テキスト・eラーニングまたはDVD・添削指導
特記事項
スクーリングセミナー2回
今回の記事で分かること