こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
子育てママや育児ママにとって、「仕事と家庭の両立」に戸惑う人も少なくありません。
昔に比べて育児に協力的な男性が増えたといいながらも、現実はなかなか厳しいようです。
育児休暇や介護休暇を取得する男性はかなり少なく、結局は女性への負担が大きいのも事実。
働きながら家庭も頑張るという方がほとんどなのではないでしょうか?
そこで今回は、ワークライフバランスが実現できる医療事務について検証してみたいと思います。
結論から言えば、医療事務は仕事と家庭を両立できる仕事です。
この記事では、子育てと医療事務の仕事が両立できる理由や、具体的な働き方について紹介していきます。
「仕事もしたい!」「家庭も大切にしたい!」そんなママさんの願いをかなえることができる医療事務という仕事。
そんながんばりママさんを、心より応援していますね。
それでは、どうぞ!
もくじ
解説ショート動画:医療事務は仕事と家庭の両立ができる理由8選
記事の内容は、以下のショート動画でも解説しています。動画でイメージを掴み、もっと知りたい方は記事を参考にして下さい。
医療事務は仕事と家庭の両立ができる!その理由8選
実際のところ、医療事務の仕事は子育てと両立できるのでしょうか?
もちろん、職場環境や雇用形態により差はありますが、他の業界と比べても子育てに理解がある業界であると言えます。
その理由は、以下の8つです。
理由①:時間の融通が利く
理由1つ目は、働く時間の融通が利きやすいということです。
病院やクリニックは「午前診療」と「午後診療」に分かれている場合が一般的であるゆえに、「午前のみ」「午後のみ」などのシフト制で働ける場合があります。
特に、パートやアルバイトの雇用形態であれば、このようなシフト制を採用している場合が多い傾向です。
例えば、子どもがいないときは正社員としてフル勤務。子どもが幼稚園のときは午前のみ・週4シフトで。小学校に入学したらフルタイムで。などと、お子様の成長に合わせて働くことができるメリットがあります。
そのため、医療事務という仕事は、家族との時間も大切にできる仕事と言えるでしょう。
理由②:働き方を自由に選べる
理由2つ目は、働き方が選べるということです。
医療事務の仕事は、
など、様々な働き方があり、自分の都合に合わせて雇用形態を選ぶことができます。
雇用形態別のメリット一覧表
– | 正社員 | 派遣 | パート |
---|---|---|---|
勤務時間 | 勤務先による | 選べる | 選べる |
残業 | 勤務先による | なし | なし |
責任 | 負担する | 責任は限定される | 責任はなし |
今の自分の家庭状況に応じて、責任の重さや働きやすさなど、無理なく勤務することが可能です。
理由③:残業がない/少ない
仕事と家庭の両立ができる理由3つ目は、働き方によっては残業をなくせることです。
小さなお子さんがいれば、具合が悪くて保育園などに預けられないことも多いことでしょう。
小学校に上がれば、運動会や授業参観などの行事で休まなければならないこともたくさん。
お弁当や夕飯の準備の前倒しなどで、家事の負担も重くのしかかります。
働くお母さんにとって、残業を無くしたい!と考えている人は、多いのではないでしょうか?
医療事務の正社員として働く場合、残業ゼロは難しいかもしれません。しかしながら、派遣社員やパート勤務であれば残業を無くすことは可能です。
「正社員」「派遣・パート」の2つの雇用形態別のイメージを掴んでみましょう。
事例①:正社員として働く場合
正社員の場合、「患者様のお見送り」「レセプト業務」の2つの残業があります。
- 「患者様のお見送り」
当日最後の患者様をお見送りすること - 「レセプト業務」
月末から月初にかけて、毎月行う医療事務のメインとなる仕事であり、病院がお金を受け取るための請求書を作成する仕事
医療事務の正社員であれば、基本的にはこのような残業からは逃れることができないでしょう。
事例②:派遣やパート勤務の場合
子どもが小さいうちや介護で大変なときは、派遣やパート勤務に変更するというのも手。
なぜなら、派遣社員やパートは「時間」を基準として労働契約を結んでいるため、残業をゼロにすることが可能だからです。
正社員と比べれば、お給料が下がるデメリットがあるものの、「短時間勤務&責任が軽い」働き方を選択することも良いのではないでしょうか。
医療事務のいいところは経験がムダにならないこと。経験を積めば積むほど再就職に有利になります。
これから医療事務に挑戦したいという場合でも、お子さんがまだ小さいから躊躇しているという方もいらっしゃることでしょう。
そういった場合でも、まずはパートやアルバイトから始めておいて、将来は契約社員や正社員にというのがおすすめ。
最初から無理をするのではなく、様子を見ながらステップアップするのが大切よね。
理由④:お昼休みが長い
医療事務は家庭との両立ができる理由4つ目は、休診時間(午前診療と午後診療の間)が長いことです。
医療事務のお昼休みが長いことを理由に、
- 昼休みに帰宅して、溜まった家事をする
- 夕飯の支度を済ませる
- 買い物を済ませる
など、お昼休みの時間を有効に活用する人もいます。
家事だけではなく、銀行や行政の手続きなども済ませることができるため、家族との時間もしっかりと確保できますね。
理由⑤:仕事で体力を必要としない
理由5つ目は、肉体的に疲れない仕事ということです。
医療事務は基本的に「座り仕事」であり、力仕事がないため肉体的に疲れることはありません。
クリニックによっては、受付から一歩も歩かない場合も珍しくなく、ずーっと座っていることもあるでしょう。
また、重いものを運ぶことや、カラダを激しく使う仕事もないため、帰宅しても元気に家事育児ができます。
家事育児の体力を温存しつつ仕事ができるため、家庭との両立がしやすいのです。
理由⑥:女性に理解がある職場
理由6つ目は、女性にとって働きやすい職場であることです。
医療事務は女性比率が高い特徴があります。そのため、必然的に育児経験のある人が多く、周囲からの理解を得やすいことが利点です。
- 「妊娠中の不便さ」
- 「子どもの急な体調不良」
- 「学校行事」
このようなイレギュラーなイベントにも、周りの人に共感してもらえたり、時にはサポートしてくれたりと、理解してもらえる傾向があります。
女性比率の高い医療事務という環境は、何かと融通が利きやすいメリットがあるでしょう。
保育園・学校等で何かあってもすぐに駆け付ける!お母さんにとって、本当に大事なことですよね。
理由⑦:自宅から職場が近い
理由7つ目は、家の近くの職場で働けることです。
全国の医療施設総数は181,408件。日本のそこらじゅに医療施設があります。
実際に、あなたの住まいの近くにも、複数の医療施設があるのではないでしょうか?
このため、徒歩圏内・自転車通勤圏内など、自宅付近で働くことができるため、家庭の時間も確保できます。
無駄な通勤時間を最小限に抑えて、家事や育児の時間を増やすことができますね。
自転車や徒歩で通勤できる距離だと、クリニック側でも交通費の負担がないため、採用してもらいやすいということもあるそうよ。
理由⑧:出張や転勤がない
家庭との両立ができる理由8つ目は、出張・転勤の可能性はゼロであるからです。
医療事務に出張というものはありません。また、転勤も一切ありません。
子どもの転校や家族に影響がない働き方ができるため、安心して働けることができますね。
医療事務に転勤がないことって、当たり前のことであるけど、働くママにとって重要な要素よね。
医療事務の具体的な2つの勤務例を紹介
医療事務の仕事が家庭と両立しやすいことはわかりましたが、具体的にどのような勤務体系で働いているのか気になるところです。
ここでは、「都心部のクリニック」と「地方のクリニック」で働く場合の勤務例を紹介します。
働き方を選ぶ際の参考になれば幸いです。
具体例①:都心部のクリニック
コチラは都心部のクリニックの例です。
1週間を通じて休診日がなく、夜遅い時間まで開院しているのが特徴。給料の水準も高いことも都心部ならではの特徴です。
休診日がないため、働き方は週休二日制のシフト制を採用しています。
特記すべきことは、勤務時間です。まず開始は9時であり、朝はちょっぴりのんびり出勤することが可能です。それから、13:00〜16:00の間はお昼休み。毎日180分休憩時間が取れるので、有効活用できる可能性があります。
こんなにもお昼休みが長いの?この間に一旦家に帰っても大丈夫なの?
もちろん大丈夫よ。
家に帰って家事をしてもよし、カフェでゆったり時間を過ごしてもいいわ。
友達や家族とランチも取れるしね。銀行や市役所などの事務処理もできるし。とにかく何をしても良いわ。
私の友人は、お昼休み中に晩御飯の支度をして、幼稚園からの迎えを済まして、実家に子供を預けるというツワモノもいるくらいよ。
時間的に余裕があるのはとっても魅力的な仕事よね。
このクリニックは日によっては9:00〜13:00までの4時間勤務の日もあるみたい。午前中のみの仕事って結構気分がいいわよね。
具体例②:地方のクリニック
コチラは地方クリニックの勤務例です。このクリニックの診察時間は下記の通りです。
曜日 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
月・火・木 | 8:30〜12:00 | 14:00〜17:00 |
金 | 8:30〜12:00 | 14:00〜18:00 |
土 | 8:30〜12:00 | 休診 |
水・日・祭日 | 休診 | 休診 |
朝の開院時間は多少早い分、17:00までと早めに帰れます。全体の勤務時間は短いことが特徴です。
また、昼休み時間(休憩時間)は長めに設定されています。
月・火・木曜日と変則的な印象を受けますが、このように曜日ごとに時間をずらして診察している医療機関は珍しくありません。
水曜日や木曜日の週の真ん中に休みがある医療機関もとっても多いの。平日休みはとっても嬉しいし、何かと便利よね。
土曜日の午前診療のみ我慢すれば、休みはとても多く、束縛時間が短くていい職場環境よね。あと給与も地味に高い!
医療事務の勤務時間の特徴
- 休憩時間はがとっても長い
- 土日は午前診療という場合が多い
- 水または木曜日の休みが多い
- 実務時間が少ない
- 残業も少ない(医療機関に大きく依存する)
実務時間が少なく、自由な時間をたくさん取れるって最高!
これなら空き時間で家事もできるし、家庭との両立もラクラク可能ね。
データから見る医療事務と家庭の両立できる理由
株式会社フォーサイトが2016年にインターネットで行った医療事務従事者に対するアンケート調査によると、医療事務の仕事を選んだ理由トップ3は、以下の通りです。
- 「就職・転職・再就職がしやすい」37.4%
- 「年齢に関わらず働ける」27.7%
- 「給与が安定している」20.9%
また、「医療従事者の働き方とキャリアに関する調査(2013年労働政策研究・研修機構)による女性の医療事務職員からみた勤務先の子育て支援の満足度について「不満である」と回答する人は11.6%と、満足度が高いことがうかがえます。
これらの調査からもわかる通り、医療事務という仕事は、子育てと両立をしやすい仕事といえます。
医療事務が、主婦やママを中心に人気が高い理由が分かるわね。
やっぱり女性にとって働きやすい仕事であり、やり甲斐も強く感じられる素晴らしい職業なのよね。
まとめ:子育ての両立ができる医療事務になろう!
最後にもう一度、医療事務が子育てとの両立できる理由を見ていきましょう。
- 働く時間の融通が利きやすい
- 働き方、雇用形態が選べる
- パートや派遣社員であれば、残業をなくせる
- 休診時間が長いメリットを活用できる
- 肉体的に疲れにくい仕事である
- 女性にとって働きやすい職場である
- 家の近くの職場で働ける
- 出張・転勤の可能性はゼロである
多くの女性が、結婚・妊娠・出産・子育てと「ライフスタイルの変化」と「キャリア」の両立に悩みがあります。
しかしながら、医療事務は家庭との両立を前提として働けるような多様化された雇用形態があり、自分の状況に合わせて柔軟に働けるように選択できる仕事です。
もし、子育てや家庭との両立で悩んでいるのであれば、ぜひ「医療事務という働き方ができないか?」真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
未経験からの医療事務にチャレンジする場合は、資格を取得することがあなたの助けになってくれることでしょう。
医療事務は家族みんなが笑顔になれるライフスタイルであり、仕事と家庭を両立できる職種です。
さぁ、あなたもチャレンジしてみましょう!
以上、元ヤン次女でした!
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