こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
保険証を紛失するケースで多いのが、医療機関に受診したときです。
そのため、受付時や支払い時、帰り際などには注意が必要ですが、それでも保険証を紛失してしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
この記事では、保険証を紛失した際の再発行の手続きについてのすべて解決します。
自分以外でも、ご家族、友人、会社の同僚など、保険証の紛失した際には、どう対処すればいいか教えてあげましょう。
きっと助かる方がいるはずです。
それでは、どうぞ!
保険証とは
保険証とは、公的医療保険の被保険者に配布されるものであり、カード型をしています。
保険証には保険診療を受けるために必要となるさまざまな情報が記載されており、その情報は、治療費の計算やカルテの作成、診療報酬の請求を行うときなどに必要となります。
そして保険証を病院やクリニックなどの医療機関の窓口に提出することで、医療費の一部を負担して必要な治療が受けられる仕組みとなっています。
また保険証は、住所欄以外の記載事項を勝手に直したり、他人に貸したりすることは禁止されています。
さらに、保険証は身分証明書の役割もする大切なものです。
したがって、保管には十分気をつける必要があるため、しまい忘れたり、医療機関の窓口に預けたままにしたりしないようにしましょう。
保険証をなくしたら
保険証を紛失して、心当たりのある場所を探しても見つからなった場合は、まず最寄りの警察署または交番に遺失物届を提出しましょう。
最寄りの警察署または交番なら、保険証が届けられているかもしれないので、見つかる可能性が高くなります。
また、もしも保険証が悪用されたとしても遺失物届を提出していれば、自分が保険証を使用していないことの証明にもなります。
そして、保険証を紛失した場合は再発行の手続きが必要になりますが、国民健康保険と社会保険の場合で、再発行の手続きが異なります。
国民健康保険の場合
個人で健康保険を加入している場合、国民健康保険証を使用している人が多いでしょう。
国民健康保険証は、市役所や区役所が管理しているので、お住まいの市役所や区役所の窓口で再発行の手続きを行います。
その際、申請書が必要なところもあれば、そうでないところもあるので、事前に市役所や区役所のホームページで、申請の際に何が必要かを確認するようにしましょう。
社会保険の場合
会社勤めをしている場合、会社から健康保険証を支給されているのが一般的でしょう。
その場合、会社で手続きをするのが1番早い方法であるため、会社に保険証を紛失したことと、保険証を再発行したいことを伝えましょう。
勤め先で再発行手続きを行った場合は、勤め先の会社に保険証が届く仕組みになっています。その際、会社を通じて「健康保険被保険者証再交付申請書」を提出することになります。
ちなみに、自分自身で再発行を行うこともできますが、自分で行う場合は、社会保険事務所まで行かなければなりません。
保険証が再発行される前に医療機関にかかる場合は?
保険証の再発行手続き中に体調を崩したり、ケガをしてしまったりして医療機関にかかる場合はどうなるのでしょうか?
保険証なしで診察を受ける場合、一旦は窓口で全額を自費で支払うことになります。つまり10割負担となるわけです。
このときの診療明細書と領収書は、後日払い戻しを受ける際に必要なものとなるため、処分せずに保管しておくようにしましょう。
ただ、かかりつけの医療機関で何度も診察を受けているなどの場合では、事情を説明すればいつも通りの負担額で済むこともあります。
そして、保険証が再発行されたら、医療機関にその保険証を提示しに行きましょう。
いつも通りの負担額で済んだ場合であっても医療機関には確認をしてもらう必要がありますし、10割自己負担で支払っている場合には返金をしてもらう必要があります。
まとめ
もし、保険証を紛失してしまった場合、以下の対応をしましょう。
- 国民健康保険の場合:お住まいの市役所・区役所にて再発行の申請
- 社会健康保険の場合:お勤め先の会社にて再発行の申請
保険証は本人確認書類としても使われる大事なものなので、できるだけ紛失しないように注意しましょう。
そして、紛失に気づいたときは、すぐに必要な手続きをとるようにしましょう。
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