こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女です!
「医療事務の1日の仕事スケジュールって?」
「お仕事の流れは?」
医療事務に興味はあるものの、実際一日を通してどのような仕事をしているのか気になりませんか?
そんな方に向けて、医療事務の具体的な仕事内容を、時系列とともにご紹介します。
この記事を読めば、これから医療事務になるあなたにも、実際に自分が働く姿をイメージできますよ!
日次業務(毎日行われる業務)と、月次業務(毎月行われる業務)に分けて丁寧に、誰にでも分かりやすく解説していきますね。
それでは、どうぞ!
もくじ
病院の規模により関わる仕事が異なる
医療事務の基本的な仕事内容は、全国一律であり同じです。
- 患者様の受付対応
- 初再診受付
- 診察案内
- 診察補助
- カルテの内容確認
- 領収書、処方箋の発行
- 会計
患者様が受診し、受付から会計までの一連の流れの事務作業を、医療事務が行います。
この事務作業の内容は病院の規模であったり、その病院が電子カルテなのか紙カルテなのかによっても内容が違ってきます。
◯大規模な病院の場合
比較的大きな病院の場合、医療事務はそれぞれの診療科に配属されるので受付、診察案内、診療補助、会計は科に配属されている医療事務が専任で担当します。
◯小規模な病院の場合
診療所と呼ばれる個人病院だとスタッフの人数も少なく、病院でそれぞれ分担している一連の事務業務を毎日交代制で担当しています。ですので、個人病院ではすべての業務をこなせるだけの柔軟な知識と対応力が必要です。
- 大規模な病院では、決まった部署へ配属され、その業務にしか関わりを持てない。
→より専門的な知識が必要となる - 小規模な病院では、幅広く多くの仕事に携わることができる
→満遍なく仕事をこなせるスキルが必要となる。
日次業務
受付業務
医療事務の勤務は病院の受付時間の30分~1時間にあたる、朝8時~8時半から始まります。その日の予約患者の確認や、カルテの準備を行います。
受付が始まり患者様が来院されると、診察券と保険証を預かります。
初めて受診される患者様であれば保険証と、持っているのであれば医療証を確認します。
継続して受診している患者様であれば、保険証に変更等がないか必ず月初めに保険証を提示してもらい見落としが無いように確認します。その後、問診票を記載してもらい症状の問診を行います。
次に、初診であればカルテ作成に移ります。患者様から頂いた住所、氏名や保険証の情報を正確に紙カルテに記載、もしくは電子カルテに入力していきます。
継続の患者様であればカルテ棚から紙カルテを探す、電子カルテであれば個々に決められている患者IDを入力し診察受付を行います。カルテ作成以外にも外線や内線などの電話応対も並行して受付で行います。
ちょっと難しそうな話になってきたわね。
毎日やる業務だから、実際に仕事をすれば1週間程度で覚えられるからネ。
診察補助
病院によっては、診察の呼び出しを医療事務が行うことがあります。
スムーズに診察が進むように、患者様の待ち時間の短縮のためにも、必ず順番通りに患者様を診察室や検査室へと案内します。そして次の患者様を中待合へと誘導するなど診療が円滑に進む補助を行います。
診察内容によって待ち時間は大きく変動します。
診察の待ち時間が長引くと気分を害する患者様が増えてきます。
待合にいる患者様の雰囲気を見ながら、患者様への声掛けであったり待ち時間の目安を伝えるなどの配慮を行うのも医療事務の仕事です。業務をこなしつつも常に患者様の状況に目を配る洞察力も求められます。
会計業務
医師が紙カルテに内容を記載したり、電子カルテに入力した診療内容や検査、処方内容の確認を行います。診療内容の算定に誤りが無いか、診察を終えたカルテの内容に目を通し確認します。
電子化が進みレセプトコンピュータや電子カルテがこのよう細かなチェックを行うのですが、医療事務の目でも必ず確認します。この確認作業は診療内容の算定名称や、診療点数の算定の決まりを理解していなければできない仕事です。
また医師が処方した処方内容に関しても確認が必要で薬の名称や処方用法、分量などに間違いがないかチェックします。その間も患者様が待っているので、正確でかつ迅速に間違いに気づくことができるスキルが必要です。
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領収書、明細書、処方箋を発行し会計
診療内容に誤りがなければ領収書や明細書、処方箋を発行し会計を行います。
会計をする際も患者様の順番が前後しないように注意を払いながら会計を行います。
そして会計内容に疑問を持つ人にはきちんと説明を一言添えるなどして、患者様が気持ちよく帰っていただけるような配慮をすることも大切です。
「終わり良ければすべて良し」と言われるように、最後に「お大事に!」と元気良く挨拶できる明るい人が強いわね。
月次業務
月末月初に行うレセプト業務
一日の業務内容として挙げた上記以外にも、医療事務の一番重要な仕事がレセプト業務と呼ばれる「診療報酬請求事務」です。
患者負担額が3割の場合窓口で3割のお会計をいただきますが、残り7割は月末から月初めの10日までに一ヵ月分の費用をまとめレセプトに記載し保険者に請求しなければなりません。医療機関の収入はこのレセプトを提出することで得ています。
1ヵ月分の医療費を合算し請求するので、月末から月初めにこの業務が集中します。
通常の業務が終わったあとに、レセプトの記載に不備がないか点検しなければならないのでこの期間は医療事務にとって非常に多忙な時期になります。
まとめ
病院と診療所この違いだけでも診療時間であったり業務内容が大きく違ってきます。
病院の規模に違いはあっても、医療事務の仕事は幅広いため一日中座って作業できる事務員ではなく、忙しく動き回ることも多い仕事だということをしっかりと認識しておく必要があります。
いろいろ大変だけど、やっぱり自分らしく働ける医療事務って素晴らしい職業よね。
応援しているわよん♪
今回の記事で分かること