こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
これから医療事務を目指す方で、「わたしは医療事務に向いているの?」「性格上、医療事務に適しているか知りたい!」と悩んでいる方も少なくありません。
そんな方に向けて、ここでは医療事務に向いている人、向いていない人の特徴について、仕事内容を例に出して詳しく紹介していきます。
本記事を読めば、医療事務に求められる資質、現場で求められる医療事務の適性がわかりますよ!
あなたはこの職業に向いているのか?向いていないのか?適性をみてみましょう!
それでは、どうぞ!
もくじ
解説ショート動画:医療事務に向いている人の特徴12選
この記事の内容は、以下のショート動画でも解説しています。
動画でイメージを掴んで、物足りない場合は本記事を読んで下さいね。
医療事務の主な業務
医療事務の仕事は、大きく分けて「受付外来業務」と「レセプト業務」の2つに分けられます。
仕事内容①:受付外来業務
医療事務の仕事は、病院やクリニックなどの窓口で医療費の計算をしたり、保険者に対して診療報酬を請求したりする専門職です。
外来窓口の受付業務を兼務するケースが多くみられます。
患者様からの診療についての問い合わせや、製薬会社をはじめとした取引業者からの電話など、電話対応も欠かせません。
問診票やカルテのデータ入力、検査データの準備の他、紹介状など書類作成もあります。
仕事内容②:レセプト業務
医療事務のメイン業務は、何と言ってもレセプト業務です。
レセプトとは「診療報酬明細書」のことで、患者さんが窓口で自己負担された費用以外の分を、保険者に請求するため、レセプト業務は毎月、月初めに行います。
医療事務に向いていない人の特徴3選
まずは、医療事務に向いていない人の特徴を3つ解説します。
- 人との関わりが苦手
- 冷静な判断が出来ない
- パソコンの操作が苦手
特徴①:人との関わりが苦手
医療事務に向いていない人の特徴1つ目は、人付き合いが苦手な人です。
医療事務として知識や能力ではなく、まず「人と関わることが好きかどうか」が大きく左右します。
医療事務は”事務”と名がついていますが、一日中デスクに座りパソコンと向き合って業務が終わる一般の事務職とは異なります。
実際は、事務業務の合間合間に患者様の応対をしながら業務をこなすため、事務職でありながも常に患者様の応対をしなければなりません。
病院の顔となりどんな状況でも「常に笑顔」で「気持ちの良い応対」が求められる医療事務。
まず、人と関わることが苦手な人にとっては、医療事務の仕事は苦痛に感じることも多く不向きです。
ポイント♪
あなたが人と関わるのが苦手であれば、医療事務職の適性度は低いでしょう。
逆に、人とのコミュニケーションが好きであれば、素質は十分にあります。それだけ人との関わりが多く、人のために働ける仕事なのです。
決意を胸に、医療事務を目指してください。
特徴②:ミスやトラブルでパニックになる
医療事務に向いていない人の特徴2つ目は、冷静な判断ができない人です。
どんな職場でもトラブルはつきもの。医療現場でもさまざまなトラブルが想定されます。
例えば、
- 患者様の急変
- 患者様からの理不尽なクレーム
- 機械機材のトラブル
- 医療費の算定間違い
ここに挙げたのはあくまでも例ですが、実際はいつ何が起こるか想定できません。
事務内容でのトラブルであれば取り返しがつくこともありますが、医療現場で働くということはトラブルやミスが患者様の命に関わるということを忘れてはなりません。
さまざまなトラブルにおいて、毎回パニックになり落ち着いた判断ができないとい人は非常に危険です。「つい焦ってしまい…」という言い訳は医療現場では通用しません。
自分を冷静に保つことができなければ、医療事故を起こす可能性が高いということでもあります。
特徴③:数字やパソコンタイピングが苦手な人
医療事務に向いていない人の特徴3つ目は、正確なパソコン入力ができない人です。
医療事務は、より正確にそしてスピーディなデータ入力作業が求められます。
例えば、日々の会計業務でうっかり入力を間違えてしまえば、患者様に迷惑がかかってしまいます。
さらに、毎月のレセプト業務では、データ漏れや誤った入力内容をそのまま見過ごして提出してしまうと、返戻でレセプトが差し戻されることになります。
その場合、修正して再提出する必要があり、診療報酬が支払われる時期が遅れます。
細かいチェック作業が不得意な人、うっかりミスが多い人には残念ながら適性は低いでしょう。
- 人付き合いが苦手な人
- 周りの空気を読んで行動することができない人
- トラブル時も落ち着いて冷静な判断が出来ない人
- 学び続ける向上心が無い人
- 数字や計算が苦手な人
- パソコンでデータ入力が苦手な人
医療事務に向いている人の特徴12選
次に、医療事務の向いている人とはどのような人かを紹介します。
- 口が堅い人
- 健康管理能力がある人
- 自分の気持ちをコントロールできる人
- 前向きでポジティブな人
- いつも笑顔の人
- コミュニケーション能力に自信がある人
- 協調性のある人
- 高齢者に好かれる人
- 細かい作業が好きな人
- 知らないことを学ぶことが好きな人
- 算数や計算が好きな人
- パソコンのタイピングができる
特徴①:口が堅い人
医療事務に向いている人の特徴1つ目は、秘密を漏らさない人です。
なぜなら、医療事務には全員「守秘義務」があり、個人情報を守ることは重要な義務だからです。
医療事務は、患者の個人情報に自由にアクセスできます。
「お隣の家に住んでいる〇〇さん、糖尿病を患っているのね…。」
「〇〇さんのご家庭は、がん家族歴…。」
など、レセプトコンピュータや電子カルテの情報を、いつでも閲覧することができます。
職場で知りえた患者情報は全て、個人情報です。
ついうっかり、家族や友人に口外してしまうなど、口が軽い人は残念ながら医療事務に向いていません。
一方で口が堅い人は、「責任感がある」「信用度が高い」人と見られるため、医療事務に向いている特徴の1つですね。
特徴②:健康管理能力がある人
医療事務に向いている人の特徴2つ目は、健康に自信がある人です。
当然のことながら、病院には何かしらの疾病・体調不良のある人が来院されます。
そのため、患者様から「風邪をもらわない」「感染を防ぐ」など自分自身の健康は基本となります。
一方で、自分の風邪を患者様にうつしてしまうなど、あってはならない行為です。
自分自身のカラダや健康状態が、資本と言える仕事です。
心身の健康に自信がある人や、風邪を引きにくいことは、医療事務にとって大切なポイントとなります。
特徴③:自分の気持ちをコントロールできる人
医療事務に向いている人の特徴3つ目は、感情をコントロールできる人です。
医療事務は、患者さんや院内スタッフもちろん、検査会社の社員や医療機器のシステムインストラクターなど、たくさんの人と接する機会が多い仕事です。
ときとして「患者様からの理不尽なクレーム」「同僚からの嫌味」など、受けることもあるでしょう。
それでも自分の気持ちをコントロールして、目の前の患者様を気持ちよくお出迎えして、お見送りしなければいけません。
自分のイライラや怒り、焦りや恐怖といった感情をなるべくコントロールできる人は、医療事務に向いていると言えるでしょう。
特徴④:前向きでポジティブな人
医療事務に向いている人の特徴4つ目は、ポジティブ思考な人です。
病院やクリニックというのは、患者様が集まる場所であるため、どちらかというとネガティブで暗くなりがちです。
そんな場所に、必要となるのが前向きでポジティブ、周囲を明るくするような人材です。
「その場にいるだけで雰囲気が明るくなる」このような人は、医療事務になるべきでしょう。
特徴⑤:いつも笑顔の人
医療事務に向いている人の特徴5つ目は、明るく笑顔がステキな人です。
明るくいつも笑顔の人は、医療事務にとってとても重要です。
病院に来院される患者様の中には、精神的にも肉体的にも不調を抱えており、不安な気持ちでいっぱいです。
そんな時に、
- 「わからないことがあれば、いつでも気軽に聞いてくださいね。」
- 「あと1人で診察室にご案内できますよ。」
など明るい笑顔で医療事務さんに声をかけられたら、どんな気分になるでしょうか。
恐らく、悪い気持ちになることは無いでしょう。
医療事務の笑顔で、”患者様の不安を少しでも取り除くことができる”そんな笑顔がステキな人に向いている仕事です。
また、明るく笑顔で働くということは、チーム医療にとっても良好な関係を築けるメリットもあるでしょう。
特徴⑥:コミュニケーション能力に自信がある人
医療事務に向いている人の特徴6つ目は、コミュニケーション能力に優れている人です。
医療現場では、高齢者の患者様だけではなく、子どもやその保護者とも関わりコミュニケーションをとる必要があります。
また、医師や看護師が円滑に医療を進めるにあたり、ほかのスタッフさんとの連携も取ることも大切です。
老若男女、世代を問わず幅広くコミュニケーションがとれる人は、医療事務として向き不向きに大きく影響します。
やはり、コミュニケーション能力の高さは重要なポイントだと言えます。
スキルは鍛えることで身につけることができるけど、「周りへの細かな気配り」や「高いコミュニケーション能力」はその人の生まれ持った能力。
患者さんとの信頼関係を築くため、誰とでもコミュニケーションが取れる人が向いているということね。
特徴⑦:協調性のある人
医療事務に向いている人の特徴7つ目は、協調性がある人です。
医療の仕事は一人でするわけではなく、職員が一丸となって医療サービスを提供します。
例えば、クリニックの診療の流れは以下の通りです。
このように、医療事務のスタッフ同士はもちろん、医師や看護師、時には薬剤師やその他スタッフさんと協力しながら仕事をしなければなりません。
「あの人、嫌いだから絶対に話しかけない…」など、自分勝手な行動をとっていたら、適切な医療を提供することはできないでしょう。
お互いの立場を理解し、「協力し合う」「周囲と意思疎通」を大切にできる人は、医療事務に向いています。
特徴⑧:高齢者に好かれる人
医療事務に向いている人の特徴8つ目は、なぜか高齢者に好かれる人です。
病院に来院される方の多くは、やはり高齢者です。
高齢者に好かれる人の特徴は、「聞き上手」「威圧感がない」「柔らかい雰囲気」など、このような人はまさに医療事務に向いている性格です。
一方、高齢者を敬えない人には、医療事務に向いていないかもしれません。
特徴⑨:細かい作業が好きな人
医療事務に向いている人の特徴9つ目は、地味な作業が苦痛でない人です。
医療事務の仕事は、データ入力や金銭管理など、地味な作業が多く発生します。
特に、月末月初のレセプトデータチェック業務(点検業務)は、とっても地味で細かい作業です。
毎月数百~数千枚ものレセプトを、1枚1枚を医療事務がチェックするという医療機関も珍しくありません。
- 患者情報に間違いはないか…。
- 病名と診療行為に食い違いはないか…。
- 病名と薬剤は適切か…。
こうした、コツコツとデータ入力作業ができる人、データチェック作業が苦にならない人、粘り強く取り組める人は医療事務の適性があります。
特徴⑩:知らないことを学ぶことが好きな人
医療事務に向いている人の特徴10個目は、新しい知識を身につけることが好きな人です。
医療機関は、日々絶えまなく進歩しています。特に、医療のIT化はこらからのトレンドです。
- レセコン・電子カルテ
- オーダリング・システム
- オンライン請求システム
- WEB予約・WEB問診
- オンライン診療などなど
他にも、SNSを運用するクリニックや、クレジットカード決済、自動精算機の導入など…。医療事務が覚えるべき新しいシステムは続々と導入されています。
よりよい医療を提供するために、新しい知識を身につけることが医療事務にも求められており、日々学ぶことに抵抗がない人が医療事務に向いています。
特徴⑪:算数や計算が好きな人
医療事務に向いている人の特徴11個目は、数字をあつかうことが好きな人です。
医療事務は窓口での会計業務や、レセプトの点数計算をする業務など、数字をあつかう機会が多い仕事です。
そのため、計算が好きな人に向いています。
とはいえ、求められる計算スキルは「四則演算」レベル。つまり、足し算、引き算、掛け算、割り算ができれば十分です。
極端に「数字が嫌い!」でなければ、それほど問題にはなりませんので、「計算が苦手!」という人でも安心してください。
特徴⑫:パソコンのタイピングができる
医療事務に向いている人の特徴12個目は、パソコン入力が早くて正確な人です。
医療事務はレセコン・電子カルテを操作して、患者情報や診療内容のデータ入力などのデスクワークを行います。
そのため、パソコンのタイピングができないと仕事になりません。
病院で待っている患者様は、待ち時間を極端に嫌がる傾向があります。
「会計はまだ?」
「早くしてほしい!」
など、医療事務の入力作業が原因で、患者さまを待たせてしまうことはクレームに繋がる恐れもあり、タイピングスピードは重要です。
とはいえ、タイピングは練習して努力すればだれでも上手くなります。「POPタイピング」などで練習してみましょう。
まとめ:人の役に立ちたい!という気持ちだけでいい!
今回の記事では、医療事務の仕事内容を例に出しながら、医療事務に向いている人・向いていない人の特徴についてご紹介しました。
- 秘密を漏らさない人
- 健康に自信がある人
- 感情をコントロールできる人
- ポジティブ思考な人
- 明るく笑顔がステキな人
- コミュニケーション能力に優れている人
- 協調性がある人
- なぜか高齢者に好かれる人
- 地味な作業が苦痛でない人
- 新しい知識を身につけることが好きな人
- 数字をあつかうことが好きな人
- パソコン入力が早くて正確な人
これらの特徴に当てはまっているから、
「私は絶対に医療事務に向いている!」
「全く特徴に一致するものがなかった…。私には向いていないのね…。」
というわけでは決してありません。
「医療事務になりたい」「人の役に立つ仕事がしたい」と思っている人であれば、その強い気持ちがなによりも大切です。
何よりも重要なのは、本人の意欲と努力です。最初から全てうまくこなせる人などいません。
医療事務の仕事に就きたいという熱意を大切に、ぜひ積極的にチャレンジしてみてください。
ポイント♪
人に役立つ仕事をしたい。それだけで、医療事務職の適性は十分にあります。
今までの人生で気づけなかった自分の可能性が、医療事務を通じて開かれることになるハズです。
医療事務として医療に携わる事は、あなたの人生にとってかけがえのない財産となるはずです。
超高齢化社会の現代に求められている医療事務という仕事。
少しでも社会のためになる自分をイメージできた人は、以下のスクールで勉強をはじめてみましょう!
今日、ここから、あなたが医療事務を目指してくれることを心より願っていますね。
以上、元ヤン次女でした!
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