こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
医療事務を目指したいけど、「数字は苦手、計算なんて不得意!」「中学レベルの計算でも苦手意識がある!」と、数学が苦手を理由に、医療事務をあきらめている方も少なくありません。
そんな理由から文系高校・大学へと進んだ「文系女子」でも、医療事務として働くことは可能なのでしょうか?
ここではそんな方に向けて、文系女子でも医療事務になれるという理由を説明します。
結論を言えば、文系女子でも医療事務になれることは可能でしょう。安心してください!
なぜなら、数字を扱うレセプト業務というのはすべてコンピュータが自動計算してくれるからです。
本記事を読めば、文系だからといって医療事務をあきらめる理由はないことに腰を抜かすことでしょう。
目から鱗が落ちること、間違いなしです!
さぁ、記事をじっくり読んで、さっさと医療事務になりませんか?
(スティーブジョブスの名言をお届けします。)
あなたの時間は限られている!
それでは、どうぞ!
もくじ
解説ショート動画:数字が苦手でも医療事務はできる4つの理由
本コラムの内容は、以下のショート動画でも解説しています。数学嫌い女子には必見です。
理系と文系の違い
大学へ進学や将来の進路を決める際に迫られる「理系」「文系」といった選択が求められます。
理系、文系を選ぶ際に判断基準として「情報処理が得意」「数字が得意」だから理系。
「小説が好き」「文学や歴史が好き」だから文系などといった得意不得意で理系、文系を選択する人も少なくありません。
けれども、実は人間の脳はその人によって「理系脳」と「文系脳」とに分かれています。
では理系脳、文系脳とはどういったものなのか見ていきましょう。
理系脳と文系脳とは?
「理系脳」の特徴
まず理系脳の人は物事に対し理論的であり、理屈を重要視した考えを持っている傾向にあります。
こだわりを強く持っている人も比較的多く、決められたルールに従ってテキパキと仕事をこなすことができます。
何かの判断に迫られたときもまずは物事の合理性やメリットについて考え、それに基づきものを選ぶ働きをするそうです。
「文系脳」の特徴
次に文系脳はというと、理屈やルールにとらわれることなく物事を柔軟に考えることができます。
ひとつの物事に対しても、違った角度から観察して物事を考えることができるので、さまざまな解決法を生み出すことが得意です。
医療事務の仕事内容
では、医療事務の仕事内容について見ていきましょう。
患者接遇がメイン業務
医療事務とは、病院やクリニックの医療機関で働く事務員です。
事務員と聞くと「事務員=デスクワーク」といったイメージを持っている人も多いかと思いますが、医療事務のデスクワークは全体のだいたい2割ほど。
残り8割は座ることなく病院に訪れる患者様の応対、受付業務、電話応対、診療補助、会計業務と幅広い仕事をテキパキとこなします。
計算が必要なレセプト業務
2割のデスクワークにあたるのが月末から月初めに行われる診療報酬請求業務、通称レセプト業務です。
これは患者様が病院で保険診療を受けて(図①)通常医療費3割を窓口で支払います。(図②)
残り7割を患者様が加入している国民健康保険や健康保険組合(支払基金)へ支払請求の手続きを行います。(図③)
手続きが受理されれば、医療機関に残り7割のお金が入ってきます。(図④)
この手続きに必要な書類「レセプト」を中心となって作成するがの医療事務の仕事です。
このレセプト業務は医療事務として最も専門知識が問われ、病院の経営を支える非常に重要な業務と言えるでしょう。
数字が苦手でも医療事務になれる4つの理由
結論から申し上げますと、算数や数学が嫌いな人でも、文系女子でも医療事務になれることは可能です。
理由は以下の4つの通りです。
- 数字を使うのは、せいぜい「算数」
- 計算はレセプトコンピュータの仕事
- 医療事務に求められるのは「正確さ」や「柔軟性」
- 数学よりもコミュニケーション力が重要
理由①:数字を使うのは、せいぜい「算数」レベル
数字が苦手でも医療事務になれる1つ目の理由は、「算数」レベルの計算しか求められないからです。
医療事務として重要な仕事であるレセプト業務は、数字を扱います。
例えば、以下のような診療行為の計算を行います。
- 初診料:270点
- 再診料:69点×3回=207点
- 内服:161点
- 調剤:9点×4回=36点
- 処方:176点
- 処方せん:1,900点
- 合計:2,750点
医療事務の仕事で計算は行うものの、高度な計算を使う機会はゼロです。
上記の例からも分かるように、必要なのは「四則演算」レベル。つまり、足し算、引き算、掛け算、割り算ができれば十分です。
小学生レベルの計算、もしくは電卓を正しく利用することができれば、医療事務としての計算スキルは十分通用するということです。
理由②:レセプトコンピュータが自動計算してくれる
数学が嫌いでも医療事務になれる2つ目の理由は、計算はレセプトコンピュータが自動で算出してくれるからです。
医療事務は、レセプト業務があるため、数字を扱う「理系」が有利のようにも思われる傾向にあります。
しかし実際の現場では、定型的な計算はすべて、レセプトコンピュータという医療事務専用コンピュータが自動的に算出してくれるのです。
そのため、特別数字が得意・計算が得意な人でなくても、学校で学んできた基本的な計算ができれば、誰でもレセプトをこなすことができます。
ポイント!
医療事務の実際のレセプト業務というのは、
- 「レセプトコンピュータの処理に誤りが無いか」
- 「摘要欄へのコメントを追加」
など、コンピュータにできない部分を補う仕事をするのです。
理由③:医療事務に求められるのは「正確さ」や「柔軟性」
数学が苦手でも医療事務になれる理由3つ目は、求められるスキルが「正確さ」や「判断力」にあるからです。
正確さ
医療事務のメイン業務は、カルテ⇒レセプトコンピュータへの診療行為の入力作業です。
- 入力内容が合っているか?
- 薬や検査項目に間違いはないか?
- 加算料は追加されているか?
など、慎重さ・正確さ、几帳面な性格の人ほど有利です。
柔軟性
病院は常に予測不可能なことが起こる現場です。
決められたルールで動くのではなく、さまざまな状況下において柔軟に対応できる能力が求められます。
医療事務には理屈やルールに沿った考え方よりも、どちらかと言うと物事を柔軟に考えることができ、患者様に寄り添った感情的な考え方ができる文系脳が向いているのです。
理由④:数学よりもコミュニケーション力が重要
数学が苦手でも医療事務になれる理由4つ目は、なによりもコミュニケーションスキルが求められるからです。
医療事務にとって数字が得意ということよりも、患者様とのコミュニケーション能力が重要視されます。
医療事務は病院の受付に立ち、言わば「病院の顔」となる存在です。
そして来られる患者様を一番に対応するのが医療事務の仕事です。
病院に受診される患者様は皆どこか不安を抱えて病院を訪れます。
そんな不安な感情を持った患者様に安心感を与えることができるような、高いコミュニケーションスキルが医療事務には求められます。
患者様も年齢層が幅広いため、年齢に応じた分かりやすい丁寧な説明を心掛けなければなりません。
常に患者様に目を向け先読みした行動が取れる人材は医療事務において非常に重宝される人材となります。
参考:文系で医療事務を目指すなら「医師事務作業補助者」もおすすめ
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まとめ:数字が苦手でも医療事務になれる!
今回の記事では、文系女子でも医療事務になれる理由をご紹介しました。
- 医療事務の計算は四則演算レベル
- 計算はレセプトコンピュータが自動算出する
- 「正確さ」や「柔軟性」は文系女子のほうが得意
- 数字よりも大切なのは患者さんとコミュニケーションできる力
数字や計算が得意だと、有利なことはたくさんあります。
けれども、医療事務にとって患者様に柔軟な対応ができる高いコニュニケーションスキルの方が求められます。
文系だからと諦める必要は全くありません。
むしろ文系の考え方が活かされる場面は数多くあります。
患者様のことを一番に考えた対応ができる人材であるかが、一番重要だと言えるでしょう。
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文系女子でも医療事務になろう!最後まで読んでくれてありがとうね。
以上、元ヤン次女でした!
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