医療事務の面接でよく聞かれる質問とその模範解答

 

医療事務の仕事を希望する人には、医療事務経験者から全くの未経験者までさまざまです。

自分が理想とする環境の医療事務で働くために、採用面接をどのようにクリアするのか、医療事務の面接でよく聞かれる質問とその模範解答をご紹介します。

よく聞かれる定番な3つの質問

以下の3つは、医療事務の面接では必ずといってよいほど聞かれる定番の質問になります。

解答のポイントや少し詳しい解答例も交えながらご紹介します。聞かれることが多い質問なので、事前に自分なりの解答を準備しておくと良いでしょう。

実務経験はありますか?

◆経験者の場合◆

経験がある場合は前職でどのくらいの期間働き、どのような仕事をしていたのかを説明します。

履歴書では職歴として病院名と働いていた期間しか分かりません。前の職場でどのような経験を積み重ねてきたのか、どの程度医療事務としてのスキルがあるのかをアピールする場と捉えて良いでしょう。

◆未経験者の場合◆

未経験の場合は素直に経験が無いことを伝えます。ですがただ単に「ありません」と返答するよりも、過去の経験を振り返りその経験を医療事務に結びつけた解答は採用側にとっても好印象です。

《解答例》-経験者

診療所で医療事務として3年間勤務していました。業務内容は受付業務から診療補助、カルテチェック、会計業務、レセプト点検と医療事務の一連の業務を毎日スタッフと交代制で行っていました。診療所は地域の患者様に大変親しまれ、職員も少人数というアットホームな環境で学ばせていただいたのですが、今よりもより規模が大きく多くの診療科を扱う貴院で医療事務としてのスキルを磨くべく転職を希望いたしました。

資格を持っていますか?

医療事務の仕事は専門的な知識や用語、保険の仕組みなど覚えなえればならないことがたくさんあります。全くの初心者に比べると知識のある経験者には指導することも少なく、即戦力となるため優遇されます。

実際医療事務では資格よりも経験が武器になります。経験者なのに資格がなくても、経験を通して医療事務としてのスキルを身につけていることをアピールしましょう。未経験であっても資格は知識の証明となり、医療事務に対し意欲的であると捉えられることもあります。

未経験で資格がない場合、例えばパソコンが得意だとか入力作業が早いなど、医療事務に関連する何らかのアピールポイントを必ず伝えましょう。

 

仕事で必要なことは何ですか?

これは医療事務としてどのような仕事観を持っているのかを問われている質問です。

◆経験者の場合◆

経験者は、今まで医療事務として働いてきた中で何を大切にしてきたのか、具体的な経験を交えて話すと説得力があり良いでしょう。

◆未経験者の場合◆

未経験者は自分自身がどのようなことを大切にして、今後働きたいと考えているのかを伝えましょう。自分自身の仕事観は面接前にまとめておくべき項目です。

《解答例》-未経験者

医療事務としての経験はありませんが、どのような場面でも患者様とのコミュニケーションを大切にした応対ができる医療事務になりたいと思っています。医療事務としてのスキルはもちろん大切ですが、患者様と最も多く関わる医療事務だからこそ、患者様の不安な気持ちに寄り添い少しでも不安を軽減してあげられるような、そんな心のこもった対応ができる医療事務を目指して頑張りたいと思っています。

 

準備しておきたい6つの質問

医療事務の面接では定番の質問以外にも、イレギュラーな質問を聞かれることもあります。

病院にほしいサービスはありますか?

この質問に対してだけではありませんが、面接までに希望の病院を一度下見しておくと良いでしょう。

診療所のような小さな病院では難しいですが、規模の大きな病院だと下見は可能です。院内を見渡して気づいた点、病院の良い点など感じたことをメモしておくと面接の際に大変役立ちます。

《解答例》

医療の電子化が進み病院の予約も電子化になりつつあります。若者は電子化に難なく対応することができますが、お年寄りに少々難しいのではないかと感じるものもあります。ある人気の診療所には子どもからお年寄りまで幅広い患者様が利用しているのですが、予約方法がインターネットか電話の音声案内のみでした。あるお年寄りは自分では予約ができないため、毎回予約は息子に頼んでいるとおっしゃっていました。電子化は業務をスムーズにしスタッフの負担を軽減します。ですが本格的な高齢化が進むにつれ、病院の利用者の大半を占めるお年寄りへの対応も含め本当に必要としている人がスムーズに利用できる体制であればと思います。

医療事故や医療ミスについてどう思いますか?

この質問に対して正しい解答というものはありません。自身が医療事故や医療ミスに対しての考えを素直に答えましょう。医療事故は医師や看護師だけのものではなく、医療事務にも起こりうることです。

《解答例》

人は必ずミスをすると言いますが、医療事故、医療ミスは決してあってはならないことです。ミスが原因で医療事故は起こります。医療事務は直接医療行為を行いませんが医療現場で働くということは、人の命に関わりミスが許されない現場で働くということです。

このことを常に念頭に置きミスが起こらないように指摘できるチームワークを築き、細心の注意を払いながら業務に取り組むことが医療事故、医療ミスを防ぐことに繋がると思います。

今まででの職歴について、転職理由

この質問の意図は医療事務の経験の確認であったり、自己都合での退職の場合にはさまざまな理由がある中で、その理由を聞き出して仕事に対する姿勢や、考え方を確認するためです。

相手が質問に対して意図することを読み取り、簡潔にそして何よりも見栄を張らず素直に答えることがポイントです。

◆未経験者の場合◆

医療事務未経験の場合、なぜ医療事務を希望しているのかを伝えることが大切です。

《解答例》-未経験者

前職では会社の事務をしていましたが人の役に立つ仕事がしたい、人と接することが好きなのでもっと人と関わった職業に就きたいと思い、前職の事務での経験を医療事務で生かしたいと思い希望しました。

など未経験であっても自分のアピールポイントを含めた志望動機を伝えると、熱意や得意分野が明確に相手に伝わります。

◆経験者の場合◆

医療事務の経験者はいつ頃どの程度の期間働いていたのか、どのような仕事を任されていたのかなど業務の詳しい内容を伝えると良いでしょう。

医療事務としての経験値や、どの程度の即戦力になる人材なのかが相手に伝わります。

 

どの程度パソコンはできますか?

医療事務にとってパソコンスキルは重要になってきます。クリニックだとスタッフの数が少ないため即戦力となる人を求めていることがほとんどです。人が抜けるから求人を出す、患者数が増え人員が足りないから募集をかけているなどの理由で、今すぐ力になる人材=「パソコン経験がある人」の方が有利になるでしょう。

パソコンができる場合、「エクセル、ワードは使えます」など具体的な内容でどの程度パソコンが使えるのかをしっかりアピールしましょう。

パソコンに自信がない人の場合は「パソコンはできません」「自信がありません」と言い切ってしまうのではなく「文章を打つ程度であれば問題ありません」「パソコンに自信がないため今勉強中です」など前向きな回答の方が好印象です。

 

出勤可能日はいつですか?

大きな規模の病院とは違いクリニックの場合はスタッフの人数が少なく、一人欠員が出るとスタッフ一人ひとりにかかる負担が大きくなるため、なるべく早く即戦力になってくれる人材を求めています。

そんなクリニックでの面接では「いつごろから出勤できますか?」というような具体的な出勤可能時期を問われることがあります。前職の退職日、引き継ぎ等ですぐに出勤が不可能な場合は「前職の引き継ぎの関係で○月○日付けでの退職になります。それ以降であれば出勤できます」など、明確な日付を伝えると良いでしょう。

前職の引き継ぎなどが関係無い場合は、なるべく早く出勤できることを伝えると相手が求めている即戦力となるので有利になります。出勤可能日が延びてしまうほど、不利になると思っておいた方がよいでしょう。

 

最後に何か質問はありますか?

どの職業でも面接の最後に聞かれるお決まりの質問です。この質問に対しても「ありません」などと言い切るより、面接中や募集要項の内容で少しでも疑問に思ったことを質問した方が相手にとって少しでも印象に残る可能性があります。

「先ほどお話の中にありました○○のことについてですが、出来ればもう少し詳しくお伺いしたいのですが……」などの返答でも大丈夫です。募集人数に対し大勢の応募者が殺到している場合、面接官にとって少しでも印象に残る存在となる必要があります。

質問をすることで丁寧な会話のやりとり、明確なコミュニケーションを取ると自分自身のコミュニケーション能力のアピールにもなり、相手にとっても好印象として残りやすくなります。些細な疑問でも、最後に面接官への質問の場を利用し自分のアピールに使うのも一つの手です。

ただし、何でも質問してよい訳ではありません。事前に調べて分かること、何度も面接官が繰り返していたことなどを質問してしまうと自分自身のリサーチ不足、注意不足と捉えられ逆効果なので注意しましょう。

 

好印象を持たれるために

医療事務は、受付に立つため「病院の顔」と言われています。

小さな子どもから年配の方まで男女問わず多くの人が患者として訪れます。医療事務として必要なスキルがあることも大切ですが、スキルと同じぐらい“好印象”で“コミュニケーション能力のある人”が求められます。

採用担当者は面接を通じて、あなたが「幅広い年齢層の人と巧みにコミュニケーションができる人」なのかをチェックしています。

質問の内容だけに気を取られるのではなく、相手に良い印象を与える表情や話し方、簡潔で分かりやすい回答ができているかも重要なポイントです。

 

まとめ

面接に受けるにあたり、医療事務の面接でよく聞かれる質問をご紹介しました。

あくまでも模範解答としてご紹介しましたが、面接では「素直」に自分自信のことを話しましょう。

さまざまな質問に対して事前にシミュレーションをして、ある程度自分の解答を準備しておくと心にも余裕が生まれ、面接で落ち着いた受け答えができ採用側にも好印象を与えます。

究極の通信講座!
ヒューマンアカデミー

30年の伝統と実績から成せる効果的な医療事務通信講座!当サイトにご意見が寄せられる中で、一番人気の通信講座です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です