こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女です!
「新しい職場でスタッフさんと仲良くなれるかな…。」
「良い人間関係を構築できるかな…。」
新社会人として、もしくは転職や異動などで新しい職場に勤める時、業務内容のことよりも新しい職場に馴染めるかどうかを不安に感じる人も多いのではないでしょうか?
たいていは時間が経つにつれ、自然と馴染んでいくものですが、いつまでも職場に馴染めずに仕事が嫌になってしまう人も少なくありません。
そこで今回は、医療事務スタッフとして職場に上手く馴染むコツをご紹介します。
本記事で紹介する「新しい職場で馴染むためのテクニック」を実践すれば、誰でも早く自然と職場に溶け込むことができますよ!
いち早く職場の方と良好な関係を築いて、毎日楽しく仕事ができれば嬉しいですよね。
それでは、じっくり読んで行動していきましょう。どうぞ!
もくじ
解説ショート動画:新しい職場で馴染むための11のコツ
医療事務が職場になじめない原因
新しい職場で働くことにワクワクしていたものの、1ヵ月、2ヵ月経過してもなかなか馴染めないと悩む医療事務さんもいるのではないでしょうか。
まずは、医療事務さんが新しい職場で働きにくさを感じやすい原因から探っていきましょう。
- 患者との人間関係
- 女性中心の職場環境
- スタッフの年齢層が幅が広い
原因①:患者との人間関係
医療事務が職場になじめない原因1つ目は、患者さんへの対応が難しいからです。
日々、数えきれないほどのたくさんの患者さんと接する医療事務の仕事。
患者さんの中には、気さくに話をかけてくれる方、感謝の気持ちを伝えてくれる患者さんもいます。
一方で、いつも不機嫌、何かとクレームをつけるなど、クセのある患者さんも時としていらっしゃいます。
- 「診察はまだ?何時間も待ってるんだけど!」
- 「会計まだ?早く帰りたいんだけど!」
多くの患者さんは、病気やストレスで不安を抱えて来院されるので、気持ちが不安定であることは、わかります。
仕方のないこととは言え、働く医療事務さんにとって、クレームをつける患者さんとの関係は馴染めない要素の一つです。
原因②:女性が多い職場環境
医療事務が職場になじめない原因2つ目は、女性ばかりの職場だからです。
医療分野は一般企業とは異なり、女性比率が高いです。
特に小さなクリニックでは、院長先生が男性で、それ以外のスタッフはすべて女性という職場も珍しくありません。
女性が多い職場では、特有のいじめやトラブルがつきものです。
- 無視される、業務連絡をしてくれない
- 悪口や陰口をいわれる
- 仕事を不当に押し付けられる
このように、女性ばかりの職場環境であるがゆえに、新しい職場での人間関係で悩まされる方は多いようです。
原因③:職員の年齢層が幅が広い
医療事務が職場になじめない原因3つ目は、幅広い世代が働いている職場だからです。
働きやすく、体力を必要としない医療事務さんは、10代~60代までの世代の方が幅広く活躍されており、様々な世代と一緒に仕事をすることになります。
そこで注意したいのが「お局様(おつぼねさま)」の存在です。
職場のベテランで、スタッフを取り仕切る女性の事。「口うるさい」「意地が悪い」などマイナスなイメージをもつ上司です。
お局様の中には、嫌味を言ったり、新人に対して圧力をかけたりと、敵に回すと面倒な存在…。
そんな人間関係に疲れてしまう方も、医療事務ならではの悩みです。
医療事務が職場に馴染むための対処法11選
馴染めない原因を踏まえて、ここからはその対処法を解説します。
早くなれるためのいくつかの方法をまとめました。
- ①笑顔で挨拶をしよう
- ②名前を覚えて呼んでみよう
- ③言葉遣いに気をつけよう
- ④学ぶ姿勢をアピールしよう
- ⑤自己開示をしよう
- ⑥アドバイスは素直に受け止めよう
- ⑦批判することは控えましょう
- ⑧現場での戦力になって貢献しよう
- ⑨職場の人間関係を把握しよう
- ⑩社内ルールを確認しよう
- ⑪出社時間を早めてみよう
意識してほしいテーマは「謙虚」であるということです。
気になった対処法があれば、明日から1つでも実践してみてください。
きっと職場の人間関係がうまくいき、馴染むことができるようになりますよ。
対処法①:笑顔で挨拶をしよう
医療事務が職場に馴染むための方法1つ目は、笑顔で挨拶をすることです。
医療事務という職業は事務とはいえ、医療に関係する仕事です。
人の命や健康に関わる仕事ですから、これまで医療に携わる職業に就いたことがない人にとっては、「厳しい職場なのではないか」「職場の人とうまく意思疎通できるだろうか」と不安に思うかもしれません。
しかしながら、どのような業界、職種であっても職場に馴染むために大事なことは基本的に変わりありません。そのうちの1つが「しっかりと笑顔であいさつできること」です。
笑顔のあいさつには、安心感を与える効果があります。
- 先輩に対して
「鈴木さん、おはようございます。昨日は寒かったですね。」 - 患者に対して
「高橋さん、こんにちは。夏バテはしていませんか?」
あいさつ+αでその場が和むように心がけましょう。
笑顔のあいさつで、人と人が気持ちよく過ごせるようになれば、医療事務としてすぐに馴染むことができるでしょう。
対処法②:名前を覚えて呼んでみよう
多くの人は、自分の名前に愛着を持っているものです。
赤ん坊の時から、呼ばれている自分の名前は何度も何度も耳にしており、名前で呼ばれると「嬉しい!」という人も多いでしょう。
「佐藤さん、このレセプトはどのように編集すべきでしょうか?」
「田中さん、カルテ作成してもらってもいいですか?」
名前で呼ばれると、一人の人間として扱われているという感覚が芽生え、仕事も円滑に進む場合があります。
新人として職場になれるには、いち早く名前と顔を覚えて、「〇〇さん、おはようございます」「〇〇さん、お疲れ様です」とあいさつをすれば、すぐに職場に溶け込むこと間違いなしですよ。
対処法③:言葉遣いに気をつけよう
医療事務は、周囲に対する気配りがとっても重要です。
ここでいう気配りとは、相手を思う「行動」だけではなく、相手を気遣う「言葉」のことでもあります。
特に、正しい言葉遣い。
正しい敬語が使える人は、よい人間関係を構築しやすい傾向にあります。
なぜなら、相手に対して敬意を表すことができるからです。
×:「座って待っててください」
〇:「お掛けになってお待ちください。」
×:「院長先生が言ってた」
〇:「院長先生がおっしゃった」
医療事務は医師や看護婦と協力しながら仕事をするため、言うなれば1つのチームのようなものです。
お互いの仕事が円滑に進むように「言葉の気配り」ができると、職場でうまくやっていけるでしょう。
言葉の気遣いができると良い信頼関係や人間関係が生まれ、職場の雰囲気がよくなりますよ。
対処法④:学ぶ姿勢をアピールしよう
新しい職場で、わからないことだらけなのは当然の事です。
- 「このレセコンの使い方はわからない?」
- 「カルテの置き場所は?」
- 「診察券の印字方法は?」
ことはざ「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」の通り、わからないことを分からないままに放置することの方がよっぽど損することが多いものです。
そのため、わからないことは積極的に質問をして、会話をするチャンスを作っていきましょう。
そのときに必ずやりたいことは、「メモを取る事」です。
メモを取れば、以下のようなメリットがあります。
- 何度でも見返せる
- 早く仕事が覚えられる
- 学ぶ姿勢、意欲があるように見られる
教えてもらう時にメモを忘れずにとれば、相手に好印象を与えることができます。
仕事ができるようになれば、おのずと職場に馴染むことができるでしょう。
自分で調べ質問をする。教えてもらう時は絶対にメモを忘れずにね。
対処法⑤:自己開示をしよう
自己開示とは、カンタンな言葉に直すと自分をさらけ出すという意味です。
自分をさらけ出すと、相手は「打ち明けてくれて嬉しい。」「私もいろいろ話さなきゃ。」という気持ちが芽生え、お互いの距離を近づけるキッカケになります。
- 「私、タイピングが苦手なんです。教えてください。」
- 「この病名の読み方、わからないです。」
出来ないことは素直にできない。分からないことは素直にわからないと言って、自分をさらけ出してみましょう。
一歩踏み込んだ人間関係を築けることができるかもしれません。
対処法⑥:アドバイスは素直に受け止めよう
あなたはアドバイスをされたら、どうしていますか?
「承知しました(鬱陶しいなぁ)」
このように、アドバイスを素直に受け入れられない人も多いでしょう。
しかし、人とコミュニケーションを取るうえで、聞く耳を持つことは相手を受け入れて認めることの表れもあります。
謙虚な気持ちで素直に吸収していくことで、先輩や上司と信頼関係を深めることができるでしょう。
対処法⑦:批判することは控えましょう
もし職場に馴染みたいのであれば、ネガティブな発言は控えるようにしましょう。
- 「はぁ、疲れた…。」
- 「患者対応、めんどくさい…。」
- 「あの事務長、嫌い…。」
このような口癖は、周囲の人に対してマイナスな印象を与えてしまいます。
職場の同僚に反感を持たれないように、批判的な言葉を避け、肯定的な言葉を使うようにしましょう。
対処法⑧:現場での戦力になって貢献しよう
仕事をする上で最も重要なことは業務を早く覚えることです。
職場というのは、ご存知のとおり仕事をする場所です。
したがって職場で人間関係を構築し、馴染むためには早々に業務上での「戦力」になることが1番の近道でしょう。
即戦力でなくてもかまいません。
- レジ締め(一日の売り上げを集計する作業)は完璧。
- レセプトの点検は私に任せてください。
- 電話はすべて私が担当します。
上記のように、比較的に早い時期に「もう仕事を任せても大丈夫だな」と職場の人に認めてもらうことでそこから業務を行う上でのコミュニケーションが生まれ、信頼関係や人間関係が築かれて職場に馴染めるようになります。
つまりは仕事を早く覚えて1人前だと認めてもらうことが大切だということです。
対処法⑨:職場の人間関係を把握しよう
どのような職場にも、特に全体の影響を与えるキーパーソンとなる人がいます。
医療事務の職場で、特に気をつけたいキーパーソンは以下の通りです。
- 院長先生
- 院長先生の奥様
- 事務長
- 看護師
- お局様(おつぼねさま)
- ベテランさん
職場の雰囲気をよくも悪くも影響を与える、キーパーソンと仲良くなれば、必ず職場に馴染むことができるでしょう。
対処法⑩:社内ルールを確認しよう
ローカルルールと呼ばれる規則が、各医療機関ごとに存在する場合があります。
例えば、以下のような例があります。
- 新人がトイレ掃除を担当する
- 週に一度、お菓子を準備する
- 新人は休みを申請してはいけない
- 新人が電話を取ることにする
中には、労働基準法違反になるケースもあるのでは?と不満を言いたくなることもあるかもしれません。
「絶対に守らなければいけない。」というわけではなく、自分で納得できるものであれば、規則に従うようにしましょう。
対処法⑪:出社時間を早めてみよう
小学校や中学校の頃、一番早く学校に着く人が偉いという競争をやったことはありませんか?
実は社会人になってもその名残がなぜか残っていて、早めに出社すると、何となく「偉い子」という雰囲気がでますよね。
早朝に出社することで、同僚や先輩たちからリスペクトされるだけではなく、コミュニケーションの機会を多くつくることが出来ます。
早朝に出社することで、職場に馴染むことができるのであれば、今日からすぐにでも出来そうですね。
まとめ:謙虚な気持ちが職場に馴染むための最善の方法です!
今回の記事では、医療事務が職場になじめない原因と、その対処法について解説しました。
最後に、記事の内容をまとめると以下の通りです。
- 患者さんへの対応が難しい
- 女性ばかりの職場
- 幅広い世代が働いている職場
- 笑顔で挨拶をする
- 名前を呼んでみる
- 正しい敬語を使う
- メモを取る
- 自分をさらけ出す
- アドバイスを受け入れる
- ネガティブな発言を控える
- 仕事を早く覚える
- キーパーソンと仲良くする
- 暗黙のルールに従う
- 早めに出社する
今回ご紹介した内容を実践すれば、誰からも好かれる医療事務さんになれることは間違いありません。
いずれも、謙虚な気持ちを忘れずにいれば、職場のスタッフもきっと心を開いてくれるでしょう。
ぜひ、1つでもいいので自分の私生活に取り入れて、愛される医療事務さんになってくださいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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