こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
「小さい子供がいるから、キッズスペースがあるクリニックに通いたいな…。」
「ちょっとしたチャイルドコーナーで遊ばせられる病院って便利よね…。」
キッズスペースとは、商業施設などに設置された子どもの遊び場の総称であり、キッズコーナーやチャイルドコーナーなどとも呼ばれています。
病院やクリニックに、子どもたちが安心して遊べるキッズスペースは欠かせません。
しかし、「どうやって導入すればいいの?」「遊び場をつくるメリットは本当にある?」と悩んでいる医療従事者さんも多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて本記事では、医療機関向けのキッズスペース導入やメリットを深掘りしていく記事を書きました。
本記事で紹介する「キッズスペース導入のメリットや導入方法まとめ」を読めば、今までわからなかったキッズスペースの良さがわかるようになりますよ!
子どもの不安や恐怖、この感情を消すことができる環境を、大人の手でつくっていきましょう。
それでは、どうぞ!
増えるキッズスペースの需要
近年では、商業施設はもちろん、飲食店や自動車ディーラー、ホテルや旅館、携帯ショップ、カラオケ店、病院、役所など、さまざまな施設にキッズスペースが設けられています。
子ども連れの利用者にとって、子どもを遊ばせることができるキッズスペースは非常に助かるため、キッズスペースの需要はとても大きくなっています。
子どもを育てる環境問題が世間の関心を集めている今、多くの施設にとって、安心して子どもを連れて行ける場所であることが、集客のための大きなアピールポイントとなっており、病院やクリニックなどの医療機関においてもそれは例外ではありません。
当然のことながら、キッズスペースそのものは子どものための設備ですが、何も小児専門の診療科だけが必要とするものではなく、大人が安心して子どもを連れて行ける場所であるために必要とされています。
キッズスペースのメリット
「病院に行きたいけど小さい子どもがいるから難しい」「ぐずって周りに迷惑をかけてしまうかもしれない」というようなことから、よほどの症状でないと医療機関から足が遠のいてしまいがちな子育て世代にとって、キッズスペースがあることはとても助かります。
また、キッズスペースを設置し、子どもを安心して遊ばせられる環境を用意することで、子育て世代の来院を増やして売り上げを上げるきっかけになるので、医療機関にも大きなメリットがあります。
そして、その対象は若いパパやママだけに留まりません。共働きの家庭が多いところでは、日中は祖父母が育児を任されているというケースも増えていますから、高齢者の利用が多い医療機関は無関心ではいられないはずです。
そのため、子どもを連れていても安心して受診できるということが、患者が医療機関を選ぶ際のポイントの1つとなることは間違いないでしょう。
キッズスペースを導入するには?
病院やクリニックなどの医療機関の場合、キッズスペースを導入するには基本的に待合室に新たなスペースを設けることになりますが、まず目の届きやすい場所にすることが重要です。何かあってもすぐに対応できるように、スタッフや保護者の視界に入る範囲にキッズスペースを設置するようにしましょう。
また、子どもから保護者の姿が見えないと不安になるため、子どもの目線になって待合室を1度見回してみることも大切です。
そしてそれは保護者にも同じことが言えます。本棚やソファーなどの物影に子どもが隠れてしまうと、そうした死角で子どもが危険な遊び方をしていても気がつかないので注意が必要です。
導入する前に気をつけること
キッズスペースは、子どもが遊ぶ場所であるため、安全性に気をつけなければなりません。マットや囲いのベンチにやわらかい素材のものを使うだけでなく、場合によってはテレビ台や本棚、柱や窓枠といったものへのカバーも考える必要があります。
子どもが投げたり、踏んだりしてケガをしてしまう危険性があることから、積み木などの硬いおもちゃではなく、スポンジやウレタンといった柔らかい素材や、角が尖っていない丸みがあるおもちゃを選ぶのがポイントです。また、誤飲を防ぐために子どもの口に入らない大きさのおもちゃを用意しましょう。
さらに、子どもが帰った後は衛生を保つために使用していたおもちゃは消毒が必要になります。したがって、日常的に掃除や手入れがしやすいものを選ぶとよいでしょう。
まとめ
キッズスペースは小さな子供が遊ぶ場所であるため、設置には子どもへの安全性の確保と保護者への安心感の配慮が重要なポイントになります。
また、衛生管理は必須で、スペース内に置いてある遊具やおもちゃは定期的に消毒や除菌をしましょう。
今回の記事で分かること