医療事務は事務職とはいえ、医療機関に勤めているので、おしゃれをすることが許されない厳しい職場だと考える人も多いでしょう。
ここでは、医療事務にとっての身だしなみの重要性や、ピアスなどのアクセサリーをつけることはできるのかについてお話します。
医療機関は身だしなみに厳しい
病院やクリニックなどの医療機関では、「衛生」の観点から清潔感のある身だしなみでいることが求められます。
医療機関は、疾患や健康上の問題を抱えた患者がたくさんやって来る場所です。したがって、患者はもちろん、その中で働く医師や看護師、医療事務などの医療従事者の健康を守り、病気を予防するためにも、常に清潔感のある身だしなみでいる必要があります
そうしなければ、病原菌が付着したり、病原菌を伝搬したりするリスクが高まってしまうからです。
他のどのような業種、職種でも清潔感のある服装は大事ですが、医療に携わる職業において「清潔感がある」ことの重大さは比べるまでもありません。清潔感がなく、だらしない身なりのスタッフやそんなスタッフがいる医療機関は、それだけで患者からの信頼を失います。
医療事務はアクセサリーをつけてもいい?
医療機関によって、アクセサリーに関するルールは異なります。医療事務は診療補助をすることもあるため、アクセサリー類の一切を禁止としているところもあれば、条件次第ではOKとしているところもあります。
ピアス・ピアスホール
ピアスに関しては、勤務中は取り外すように指導している医療機関も多いですが、あまり目立たない小さめのピアスならば問題ないとしているところも多いです。
大ぶりなピアスや、垂れ下がってゆらゆらと揺れるようなタイプのピアスは、引っ掛かったり、患者から指摘を受けやすかったりするため、基本的にどこの医療機関でもNGです。
また、複数のピアスホールがある場合、すべてのホールにピアスをつけると目立つので、NGとなる場合もあります。
ネックレスとブレスレット
ネックレスは、華美でないないものや、大ぶりの宝石などがついていないシンプルなものならOKとしているところもあります。また、長めのネックレスの場合は、医療事務の制服に隠して、お辞儀をしたときに出てこないようにしてつけている人もいます。
ただし、仕事中に無意識にネックレスを触ってしまう場合は、指摘をされやすいので無意識でもネックレスが気になってしてしまう人は、勤務中は外しておいたほうがよいでしょう。
ブレスレットに関しては、腕時計のような感覚やお守り感覚でつけている人もいて、女性だけでなく男性でもつけている人は多いです。ただ、引っ掛かるような長いものはNGで、感染予防として禁止になっている場合も多いです。
指輪
医療事務に限らず、手元をよく見られる職業は多いです。結婚指輪はつけていても問題ないところも多いですが、医療機関によっては感染予防の観点から禁止とする場合もあるので、面接時に確認しておきましょう。
もし指輪をしていて問題ない場合でも、派手だと指摘されやすいので注意が必要です。シンプルで目立たないデザインなら問題ありません。
ただ、手を洗ったり、消毒をしたり、手袋を使ったりするので、汚れや傷がつきやすく、勤務中は外している人も多いです。
ネイル
また、手先の清潔さが重要視される医療機関では、場合によって患者の手を引いて誘導するなど、患者に触ることもあるので、ネイル禁止の場合がほとんどです。
しかし、個人経営の医療機関などでは、ナチュラルでシンプルなネイルはOKというところも多いです。
まとめ
医療事務がピアスなどのアクセサリーをつけられるかどうかは、勤務する医療機関の決まりによって異なります。
もし、アクセサリーがつけられるとしても、医療事務はその医療機関の「顔」として窓口に立っているので、華美なデザインのものは避け、身だしなみには十分注意しましょう。
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