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接客業から医療事務に転職は有利?接客と接遇の違いと関係性

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こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女です!

「接客業の経験を医療事務に活かせるかな…。」「人と関わる仕事という意味では、医療事務にも転職もありかな…。」と、このような疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けて、接客業から医療事務の転職は有利なのか?について解決できる記事を書きました!

元ヤンの次女

以下の接客業経験者におすすめです!

  • 飲食店
  • コンビニ&スーパー
  • ホテル
  • アパレル
  • 美容、ブライダル
  • 企業受付、などなど

医療事務は受付に座ってパソコンに何かを入力しているだけの簡単な仕事に見えますが、実際のところ扱う業務は幅広く、接客業に近い仕事であるとも言われています。

それでは、スーパーやコンビニなどの接客経験者にとって、医療事務の就転職は有利に働くのでしょうか?医療事務の仕事内容、接客と接遇の違いの観点からご紹介していきます。

本記事を読めば、あなたが医療事務として働く適性があるということがハッキリとわかりますよ!

なぜなら、接客業と医療事務は「人と関わる仕事」として、通じるものがあるからです。

それでは、早速いってみましょう!どうぞ!

 

医療事務の仕事

医療事務の基本的な業務は、患者応対・患者登録・診療内容の入力・会計・月に1度のレセプト(診療報酬の算定)の作成と請求です。

また、医師や看護婦が診察に集中しやすいようにサポートすることも業務の1つとされています。

その他に、院内の清掃・電話やFAX応対・伝票や書類の整理と管理・備品の発注や管理・医薬品の発注、検品、入庫・医薬品以外の商品の販売などのさまざまな業務があります。

多岐にわたる医療事務の仕事ですが、患者さんが来院した際の受付や診療内容の入力業務、会計処理が、1日の業務の多くを占めます。

一般的な事務職と比べて人と接することが多いため、「医療事務は接客業やサービス業の側面もある職業だ」と表されることがよくあります。

 

接客ではなく接遇

一般的な事務職より人と接する機会が多いため、医療事務は接客業だと言われることもあると前述しましたが、あくまで比喩であり厳密にはそうではありません。

なぜなら医療事務が相手にするのは「客」ではなく、「患者」だからです。

「患者」とは心身の健康に問題を抱えている人を指します。したがって、お客さんを相手にする接客ではなく、適切な患者接遇が求められます。

また、医療事務は病院やクリニックの単なる従業員の1人ではなく、れっきとした医療従事者です。それゆえに患者さんとの関係は、コンビニやスーパーなどの「従業員と客」という関係とは異なるため、接客と同じように患者さんに応対すると思わぬトラブルを生むことになりかねません。

ポイント♪

接客と接遇は似ている言葉ですが、厳密には異なります。接客では「歓迎」の意味で使われますが、接遇は「おもてなし、人をもてなす」という要素があります。

医療機関では接客とは言わず、基本的には接遇という言葉が用いられます。

 

接客と患者接遇の違い

接客について

お客さんを相手にすることと、患者さんを相手にすることの間には大きな違いがあります。

それでは接客でも患者接遇でも、基本中の基本であるあいさつを例にその違いを見てみましょう。

まず接客ですが、お客さんが来店した時に「いらっしゃいませ」と言います。これはお店などにいけばよく耳にする、日常的に聞く機会の多いあいさつの1つであり、お客さんに自分は歓迎されているのだと感じさせます。

また会計の後や退店の時には「ありがとうございました(またのお越しをお待ちしております)」と言い、これも同じようによく耳にするあいさつの1つです。

 

患者接遇について

しかしながら病院では、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました(またのお越しをお待ちしております)」といったあいさつを患者さんに対して行いません。というのも、患者さんは病気や怪我をしたくてするわけでも、自ら望んで体調を崩すわけでもないからです。

したがって、病気や怪我でしかたなく来院する患者さんに対して「いらっしゃいませ」と言うのは、病気や怪我を歓迎しているように聞こえますし、「ありがとうございました(またのお越しをお待ちしております)」は、また病気や怪我をして来てほしいという意味になるため使いません。

そのかわり、患者来院時には例えば

  • 10:00までは、「おはようございます」
  • 10:00からは18:00までは、「こんにちは」
  • 18:00からは、「こんばんは」

と言うなど時間帯ごとにあいさつを統一し、会計後や病院を出るときには「お大事にどうぞ」と言います。

このように、基本的なあいさつからして接客と患者接遇には違いがあります。

 

まとめ

医療事務は、他の一般的な事務職と比べて人と接することが多い職業であるため、よく「事務職というより接客業だ」と表されることがあります。

しかしながら実際のところ接客と患者接遇という違いがあり、接客感覚で患者さんに応対することは医療従事者としてだめな行為です。

 

とはいえ、人と関わることに変わりはないため、接客が得意な人は医療事務としての力があるとも言えます。

接客経験者のあなたにとって、医療事務職の適性が十分備わっています。

決意を胸に、まずは資格取得に励むことが夢への第一歩です。明るい未来へ今、走り出してみませんか?

 

>>医療事務になりたい方へ

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元ヤン次女医療事務ブロガー
医療業界10年以上の「中の人」。医事会計システム&電子カルテのインストラクターや医療用コンピュータのシステム保全のお仕事をしながら、医療事務ブログを運営。夢は、一人でも多くの読者さんを一人前の医療事務に育て上げること。