何かのきっかけで「仕事を辞めたい」「転職したい」と思うことは、実に多くの人が経験していることでしょう。
ここでは調剤薬局に務めている方で、転職すべきか否か悩んでいる人に向けて、どのような状況なら転職すべきかについてお話します。
仕事を辞めたい4つの理由
1.仕事が覚えられなくて辞めたい
調剤薬局事務は、薬について特別な知識を身につけている必要はなく、無資格・未経験でも務まる職業です。なぜ何の知識も経験もなくても調剤薬局事務として務まるのかというと、複雑な薬代の計算や、レセプト(調剤報酬明細書)の作成や請求などはレセコン(レセプトコンピューター)と呼ばれる専用のコンピューターが行ってくれるからです。そのため、レセコンさえ使えれば業務に問題はありません。
ただし調剤薬局によって導入しているレセコンのシステムは異なります。したがってほとんどの場合、レセコンの使い方を最初に教わります。
きちんと試用期間を用いてちゃんと教えてくれるところや、研修してくれるところはいいのですが、中には教育に時間をかけないところもあります。
その場合、なかなか仕事が覚えられず、それが原因で割と早期に辞めたいと考える人も多いです。しかしこの場合は、仕事に慣れさえすれば問題なくなるので、今すぐ転職を考えるのではなく、もう少し頑張ってみるのもよいかもしれません。
2.スタッフの数が少ない場合
それではどういう場合なら転職したほうがよいかというと、「処方箋の応需枚数が多いにも関わらず薬剤師が1人だけで対応している」「明らかに事務員の数が足りていない」「閉局しているのにスタッフがなかなか帰らない」というようなスタッフの数が少ない場合です。
スタッフが少ないということは、十分な休憩や休暇を取ることが難しいです。また、業務も1人にかかる負担が大きく、患者を待たせることが増え、就業時間中に仕事が終わらずに残業することも多くなります。
これが「現在、スタッフの募集をかけているところで、スタッフが足りない状態は一時的なもの」ならばよいのですが、人手不足の状態がずっと続き、スタッフを募集している様子もない場合は転職を考えたほうがよいでしょう。
おそらく、調剤薬局側が人件費を削るために意図的にそうしている可能性があります。
3.給料が割に合わない場合
調剤薬局事務の主な業務は患者応対・処方せん受付・処方せん情報の入力・会計・レセプト(調剤報酬明細書)の作成と請求です。それらに加え、調剤薬局事務の業務には薬剤師が調剤に集中できるようにサポートすることも含まれています。
しかしながら、どこからどこまでの仕事を薬剤師のサポートとして調剤薬局事務が行わなければならないのかの線引きが難しく、調剤薬局や薬剤師によってその基準は異なります。
薬剤師を複数雇うより、調剤薬局事務を雇ったほうが人件費が安く済むため、本来なら薬剤師が行うべき仕事も、調剤薬局事務に割り振られることが少なくありません。
それでいて給料が増えるわけでもないのですから、割に合いません。このように、仕事量に見合う給料でない場合は、他の条件のよいところへ転職することをおすすめします。
4.人間関係が最悪な場合
ほとんどの調剤薬局は、スタッフすべて合わせても10人に満たないような小規模なものです。したがって経営者やそこで働く人たちの関係が悪いと、立場の弱い調剤薬局事務はそのあおりを受けやすいです。
さらに経営者がパワハラやセクハラをするような人間の場合、安心して働くこともできません。
人間関係がストレスとなって心身の健康に影響が出る人は多いので、自身の精神の安寧と健康を守るためにも、そういった環境からは遠ざかるほうがよいでしょう。
まとめ
働きはじめてすぐに「辞めたい」と感じた場合、すぐにでも転職したほうがよいかどうかは状況によります。
自分自身の努力でどうにもならないことや、時間が経つことで解決するような問題でない場合は、転職を考えたほうが賢明でしょう。
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