医療事務の仕事を辞めたい!医療事務が抱える苦悩と対処法

 

医療事務は、景気に左右されにくい安定した仕事です。また、専門性が高いので、ブランクがあっても、再び仕事を見つけやすいです。しかし、もちろん大変さもあります。

憧れの医療事務に就いたものの、こんな仕事だと思ってなかった、こんなに大変だとは思わなかった…そう感じる人も少なくはないでしょう。

今まさにそんな状況下にいる人のために、医療事務が抱える苦悩と対処法についてご紹介します。

 

6つの代表的な苦悩

1.患者様への対応

医療事務は病院の顔となり、来院された患者様全ての応対を行います。

受付、診察、会計へと誘導し、診療が円滑に進むよう応対します。患者様の年齢層も子供からお年寄りまで幅広く、なお且つ体調が悪く来院されている方なので気持ちが不安定な方がほとんどです。

患者様は病院での待ち時間、応対に大変敏感になっており気が立ちやすくスタッフの対応や待ち時間に納得がいかないとトラブルの発端となってしまうことあります。多くの場合、窓口である受付へクレームが向けられ医療事務が応対します。

患者様の応対には非常に神経を使います。忙しい日は医療事務も業務に追われ、ついつい患者様への応対が事務的になってしまうこともあります。ですが、患者様に院内の状況は関係ありません。

その日のスタッフの応対が今後も病院としての印象となってしまうことを常に意識して、トラブル回避のために忙しくても一人ひとりの患者様と向き合って対応することが大切です。

 

2.仕事の幅が広い

病院の規模によっても異なりますが、基本的に仕事の範囲が広い職種です。

「医療事務=病院の受付」という印象が強いせいか、実際に働いてみたら「こんな仕事までするとは思ってもいなかった」なんて感じる方も少なくありません。

仕事の範囲が広いということは、覚えなければならない仕事量も多いということです。特に少ないスタッフで業務を分担しているクリニックでは受付での流れを覚え、診療の流れ、レセコン電子カルテの扱い方、会計の流れ、レセプト点検など…ひとつひとつの仕事を正確に覚えていかなければなりません。

この一連の流れを一人でこなせるようにならなければ一人前とは呼べず、未経験者の場合早くても1年はかかります。これは一人前になるまで誰もが経験します。この長い月日の間「辞めたい」と挫折してしまう人も多く、入れ替わりの激しい医療事務ですがこれが現実です。

先輩達も時間をかけて知識を身につけていったので、初めからあまり落ち込み挫折する必要はありません。時間がかかっても実際の現場で正確でスピーディーに業務をこなせるスキルを一度身につけると、それは今後医療事務としてある程度通用するスキルとなるでしょう。

 

3.業務量が多い

医療事務の仕事の中で最も神経を使うのは、医療費の計算や、レセプト業務といったお金に直接関わる仕事です。

ミスをしないよう正確に手際よく入力し、患者さんをお待たせすることなく、スムーズに会計を済ませる対応力が求められます。医療機関の規模にもよりますが、わからないことをゆっくり調べている暇はありません。

また、個人医院では診療補助なども兼ねるケースもあります。さらに、待合室やトイレの掃除も業務に含まれることもあります。自分は事務だからと、常にデスクワークだけをしていたら良いというわけにはいかない環境に、疑問やストレスを感じて辞めたくなるという声をよく聞きます。

 

4.人間関係がしんどい

医療事務の仕事は、圧倒的に女性が多いです。

女性特有の人間関係の難しさに悩むという話は、決して珍しいことではありません。むしろ、大なり小なりどこにでもある話だと思って、ある程度は覚悟をしておいた方が良いでしょう。

例えば、正社員で採用されたとしても、パートで勤続年数が10年を超えるようなお局様がいて、その人の決めた不思議なルールがあったり、何か気に入らないことがある露骨に態度に出されたりといった話は、比較的よくあることです。

また、個人医院であれば、院長の奥様や看護師さんがキツい性格で、いつもビクビクしていることに疲れるといった話も聞きます。

そして、患者さんの中にも強烈なクセのある人もいます。しょっちゅう来院される患者さんがどうしても苦手なタイプだと、それが苦になって辞めたくなることもあるかもしれません。

人間関係については、実際にその環境で働いてみないとわからないことなので、つらいところです。

 

5.給料が安い

医療事務の仕事は、民間の資格がいくつもありますが、資格を持っていなければ絶対に就けない職業ではありません。特に、昔と比べると、医療機関でのカルテの電子化も進んでいますし、医療事務の資格がなくてもパソコン操作に長けていれば、それなりに仕事がこなせる面があります。

資格を持っている人も多く、多様な働き方がしやすいことから人気のある仕事なので、どうしても給料は低く抑えられがちです。正社員で仕事をしても、他の職業と比べて高いお給料は期待できないでしょう。

土曜日や夜間の診療は混み合うため、定時に帰れず残業もあります。そういった大変さに対して、給料が見合っていないと感じて辞めたくなるという声をよく耳にします。

 

6.常に学び続けなければならない

医療事務が扱う診療報酬は通常2年に一度見直しが行われます。見直しを行い診療報酬点数の改定し、診療行為の算定方法の変更を行います。これが「診療報酬改定」といいます。

長く働いている人であっても、2年に一度の改定を何度も経験し改定のたびに診療報酬改定説明会へと参加し改定内容を学び直して間違いのない請求をするために対応しているのです。

資格を取った時に覚えたルールが、就職してからすぐに変わることもあります。せっかく覚えて慣れたことが、また変わるといったことが何度もあるので、うっかり前の知識のまま業務を進めてしまうと、請求ミスに繋がってしまいます。

請求金額の誤りなら、後日お詫びをして精算することも可能ですが、もし処方された薬の情報について入力を間違えると、取り返しのつかない事故に繋がりかねません。

そのようなミスをしてしまうと、一気に自信を失くして、事の重大さと責任感に耐え切れなくなって、すぐにでも辞めたくなるという人もいます。

補足

改定内容をすべて把握するとなると実に大変ですが、この改定で医療事務として押さえておこくとは、自分が働いている病院や診療所に関係する診療報酬の改定をしっかりと把握していれば普段の業務に支障はありあません。

改定があるからと必要以上に身構える必要はありません。

 

環境を変えてみる

これら以外にもそれぞれ違った苦悩を抱えていることだと思います。時間外労働が思っていた以上に多い、人間関係が上手くいかない、給料が安すぎる…など医療事務だけでなく一般の会社にもある苦悩だってあるはずです。

会社だと同じ職種での転職となると、なかなかすぐには転職先がみつかりません。見つかったとしても採用される保証もありません。苦悩を我慢して転職に思いとどまる人も多いと思いますが、世界的に見ても日本はもっとも病院数が多い国です。

アメリカの国土が日本の約25倍、人口も2倍で病院数が約5600施設に比べ日本は約8439施設と充実しており、医療事務として需要が高いので求人が多いことが特徴です。

自分にとって今の職場が本当に合っていないのであれば、転職もひとつの対処法です。医療事務の需要は高いので数多くある医療機関の中から自分自身に合って働きやすく、長く働くことができる医療機関を探すことも大切です。

 

まとめ

どんな仕事にも苦悩はつきものです。医療事務も仕事量の多さや専門的な知識が必要なことから、慣れるまでには時間がかかります。

医療事務を辞めたいと感じる瞬間は人それぞれですが、そんな時にうまく対処する方法を見つけ乗り越えながらストレスなく働きましょう。

せっかく頑張って勉強して資格を取って、医療事務の仕事を始めるのですから、辞めずに続けられるに越したことはありません。あらかじめ、辞めたくなる人の理由を研究して、対策を立てておくことをお勧めします。

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