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薬局がジェネリックを推奨する本当の理由とは?

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調剤薬局を利用した際に、薬局がジェネリック医薬品に意図的に変えようとしていると感じたことはありませんか?

実際のところ、調剤薬局はジェネリック医薬品をかなり強く推奨しています。

一体どうしてそこまでして後発医薬品を推奨するのでしょうか?今回は、調剤薬局がジェネリック医薬品を推奨する理由について、ご説明させて頂きます。

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品とは、医薬品の有効成分に対しての特許が切れた後、他のメーカーが同一の有効成分で製造販売した医薬品のことを指しています。

多くの場合は本来の価格から4~5割の薬価となります。そのため、患者様の一部負担金だけでなく、国民医療費を抑制する効果が期待されています。

有効成分は同一ですが、添加物や製法が異なることから効果は全く同じではないとの意見もあるため、変更には慎重にならなくてはなりません。

しかしながら、現在ではオーソライズドジェネリック(AG)という、先発医薬品メーカーの許可を受けて、同一の製法や添加物で製造しているジェネリックもあるので、品質の問題も解消されてきているのです。

高額な医薬品では、1ヶ月の自己負担が数万円に上ることもあるので、ジェネリック医薬品で半額になれば、かなりのメリットがあるのです。

ジェネリック医薬品に変更することは、国からの指令

現在では、日本国民の高齢化を背景に、国民医療費が高騰しています。

2016年に公開された、2014年度の国民医療費は過去最高の40兆8,071億円となっています。これは前年度に比べて7,461億円(1.9%)の増加であり、今後もこの傾向は続いていくと考えられます。

その一方で総人口は減少しているので、税収は増える見込みは無く、負のスパイラルに突入しているのです。

このため、国は医療費の一部である薬剤費を減らすためにジェネリック医薬品を推奨しているのです。

具体的には、65%以上と75%以上の目標がある

では、調剤薬局はどのくらいの割合でジェネリック医薬品を進めているのでしょうか。

具体的には、ジェネリック医薬品が存在するお薬の65%以上を後発医薬品に置き換えることで、薬局が加算を取得できる制度(後発医薬品調剤体制加算)となっています。

また、75%以上を後発医薬品に置き換えることが出来れば、より高い加算(22点)を取得できるため、現行の目標は75%とされています。(65%以上では18点の加算)

しかしながら、平成30年度の調剤報酬改定においては、これらの基準はそれぞれ10%ずつ引き上げる可能性が示唆されているため、薬局としては全てのお薬をジェネリック医薬品に変更するつもりで、患者様にPRを行っているのです。

ジェネリック医薬品が存在している医薬品であれば、ジェネリック医薬品での調剤が原則となっているのが現状です。

ジェネリック医薬品に変更しない方が良いお薬

基本的には、ほとんどのお薬はジェネリック医薬品に変更しても問題は無いと考えられています。

しかしながら、外用薬のように使用感が変わるものであれば、先発医薬品の方が優れている場合があるのです。

具体的には、モーラステープや、ヒルドイドローションなどの外用薬が該当します。

また、特殊なコーティングによって放出制御が行われている薬剤についても、先発医薬品の方が優れている場合があるのです。

こちらは、アサコール錠やアダラートCR錠などが有名です。

これらのお薬では、使用してみて特に不具合がなければジェネリック医薬品に変更しても問題はありませんが、効果が不十分であったり、使用感が悪い場合には先発医薬品を選択肢した方が良いと考えられます。

まとめ

今回は、薬局がジェネリックを推奨する理由をご説明させて頂きました。

薬剤師としては、本来は良いジェネリック医薬品のみを推奨したいのですが、国の圧力も厳しく、さらに本部推奨品などメーカーの指定もあるので、なかなか思い通りにジェネリック医薬品を活用できていないことが現状です。

信頼できるかかりつけ薬剤師をつくり、いろいろと話を聞くと良いでしょう。

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