こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
「医療事務は1日の仕事の流れが知りたい…。」
「医療事務はどんなルーチンワークがあるのかな…。」
医療事務を目指す人に知っておきたいのが、1日のスケジュールです。
実際に自分が働くことを考えると、どのようなタイムスケージュールで1日の仕事をこなしているのか気になる人も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けてここでは、医療事務の勤務スケジュールについて詳しくご紹介します。
新人医療事務さんはもちろん、これから医療事務を目指す人にも役立つ内容となっています。
この記事を読めば、実際に自分が働く姿をイメージできるようになりますよ。
それでは、どうぞ!
開院準備
医療機関には必ず「診療時間」というのが定められていますが、医師も医療事務スタッフも、開院より早く出勤して、業務に入る準備を済ませます。
まずパソコンとプリンターを立ち上げて準備します。そしてコピー用紙などの備品をチェックし、足りなければ補充します。次に待合スペースやお手洗いなど、院内の清掃を行い、雑誌や新聞などを置いている場合は整理整頓をしたり、ウォーターサーバーがある場合はボトルの設置をしたりします。
また、掲示物に破れや汚れがないかをチェックしたり、当日の診療予約状況や検査の有無などを確認し、あらかじめカルテを準備したりします。
最後に連絡事項などをスタッフ同士で共有し、レジを開けてお札の数や小銭の数を確認して準備完了です。
医療機関によっては、開院前の準備が終わると医師や看護師とともにちょっとしたミーティングがあるところもあります。
午前診療
開院時間と同時に受付を開始します。来院した患者は、受付に置いてある診察券ボックスに診察券や保険証を入れることもあれば、直接医療事務に渡すこともあります。
月初めの場合には患者の保険証の確認を行い、初めて来院した患者の場合は、問診票を書いてもらいます。再診の患者の場合は、すでにカルテがあるため、保険証に変更がないかを確認してから診察室にカルテを回します。
診察後は、薬が必要な患者の場合は処方箋を作成して説明を行い、会計をします。会計が終わるまで患者は帰れないので、迅速かつ正確な作業が求められます。
会計後は、預かっていた保険証や診察券、領収書や薬の処方箋などを患者に渡し、「お大事に」などの患者の気持ちを思いやる言葉をかけて患者を見送ります
その他にも予約の電話や問い合わせの電話にも対応します。
昼休みと午後診療
午前の診療時間が終わると昼休みとなります。総合病院などの大きい医療機関であれば、常に窓口は開いているため、医療事務は交代で休憩を取ることが多いです。
クリニックなどの場合は、午前診療と午後診療の間に長めの時間があるので、その時間に休憩を取ります。休憩室で食事をすることもあれば、スタッフと外に食べに行くこともあります。
クリニックなどの昼休みの時間が長いところだと、1度帰宅して溜まった家事をこなしたり、夕飯の支度を済ませたりして時間を有効的に活用する人も多いです。
ただし混み具合などによって、午前中に受付をした患者の診察が午前の診療時間終了までに終わらず、その分時間が押してゆっくり休憩できないこともあります。また、午後診療の準備をしたり、他の仕事を済ませたりする場合もあるので注意です。
午後の診療も基本的には午前の診療時と同じ業務ですが、空いた時間があれば各種書類などデータ管理をすることもあります。
閉院作業
最後の診療と会計が終わり次第、業務終了となります。パソコンとプリンターの電源を切り、プリンターにコピー用紙を補充し、文房具や備品などの片付けをします。
また、待合スペースなどの掃除や片づけをしたり、患者の忘れ物がないかをチェックしたり、次の日のカルテを準備したりします。
そして、現在レジに入っているお金とレジの数字が合っているかを確認するレジ締め作業をして、お金を金庫にしまうなどの管理をします。月初めの場合はレセプト業務が発生することもあり、残業になることも珍しくありません。
さらに、医療機関によっては、気づいたことや改善点などを話し合うミーティングの時間が設けられている場合もあります。
まとめ
開院準備から閉院作業まで、医療事務の1日の仕事の流れを紹介しましたが、これでなんとなく医療事務の仕事のイメージができたでしょうか?
医療事務の仕事は、基本的に同じことの繰り返しですが、勤務先によって細かい業務は異なります。
今回の記事で分かること