医療事務が解説!インフルエンザワクチンはいつから、いつごろまで受けるべき?

 

インフルエンザワクチンは、インフルエンザを医学の力で予防することができる方法です。

ここではどうしてインフルエンザワクチンを打つことでインフルエンザを予防できるのか、そしてインフルエンザワクチンをいつ受けるべきかについてお話します。

 

ウイルスから身体を守ってくれる抗体

細菌やウイルスなどの外敵が体内に侵入してくると、人間の身体はそれを異物とみなし、排除して身体を正常に保とうとする防御システムがあり、これを免疫と言います。そしてその一連の働きの中で重要な役割を果たしているのが抗体です。

異物の侵入が察知されると、収集された情報をもとに抗体が作り出されます。抗体は異物に合わせて構造の一部を変化させ、異物の目印である「抗原」と結合し、異物を効果的に排除するように作用し始めます。

また、抗体そのものに細菌やウイルスを分解する作用はありませんが、様々な物質と連携することで感染症の発症を防いでくれます。

そして、一度感染した細菌やウイルスの抗体は免疫に記憶されるため、同様のものが侵入してきた際にはスムーズに排除できるようになっています。

 

インフルエンザの抗体の獲得方法

ほかのウイルスと同じように、インフルエンザウイルスに対しても抗体は作られます。その際に有効なのがインフルエンザワクチンの予防接種です。

インフルエンザウイルスは変異を繰り返すため、過去に獲得した抗体が必ずしも有効というわけではありません。したがって海外でのウイルスの流行傾向や、国内の前シーズンの流行状況などから、その年に流行するウイルスに合ったものを予測して作られており、その都度獲得していく必要があります。

インフルエンザワクチンは「不活化ワクチン」と呼ばれ、無毒化されたインフルエンザウイルスから作られています。そのため、ワクチンによってウイルスが体内に侵入しても、インフルエンザを発症することはありません。

しかし異物であるウイルスの侵入は、体内の防御システムにしっかりと察知されるため、これに対する抗体が作られるのです。

そして、抗体は免疫に記憶されるので、いざ本物のインフルエンザウイルスが体内に侵入してきても、獲得した抗体が素早く排除しようと作用してくれます。

 

インフルエンザワクチンはいつからいつまでに打つべきか

インフルエンザワクチンの接種から抗体ができるまではおよそ2週間、そして一度できた抗体の持続期間はだいたい5カ月くらいだと考えられています。

またインフルエンザは12月から3月下旬までが流行期とされているため、流行のはじまりから終わりまで十分な効果を維持できるように、早くて10月下旬、遅くても12月上旬までには予防接種をしておくとよいでしょう。

ちなみに13歳未満の子どもの場合は、2回接種が推奨されており、1回目の接種から2、3週間後に2回目を接種するのが望ましいとされています。

 

予防接種をしてもインフルエンザになることもある

注意しておきたいのが、予防接種をしていてもインフルエンザにかかってしまう場合があることです。

なぜならインフルエンザワクチンは、ウイルスの毒性をなくした「不活化ワクチン」であるため、身体への負担が少ない分、1回の接種では十分に抗体が作られない人もいるからです。したがって、特に抗体ができにくい13歳未満の子どもは2回接種が推奨されています。

またインフルエンザワクチンに使用されているウイルスと、実際に流行したウイルスの型が違ったという場合も少なからずあるため、予防接種を受ければ必ずしもインフルエンザに感染しないというわけではありません。

ただし、感染した際に重症化を防ぐ効果は十分に期待できるとされています。

 

まとめ

インフルエンザワクチンの予防接種は、インフルエンザの流行期をカバーできるように、早くて10月下旬、遅くても12月上旬までにはしておきましょう。

また13歳未満の子どもは抗体ができにくいため、2回予防接種を受けるのが望ましいとされています。

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