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医療事務資格を取る際にレセコン&電子カルテも同時に学ぶべき?

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こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!

「医療事務のコンピュータ資格って必要?」
「転職前に医療事務のITスキルは勉強すべき?」

医療事務の仕事に就きたいと考えた時に、できるだけ就職に有利な資格を取得したいと思いますよね。

最近では医療機関も紙ベースの管理から、電子カルテやレセプトコンピュータの導入などで、デジタル化が進んでいます。

通常のパソコン操作ができることはもちろんのこと、電子カルテやレセプトコンピュータに関する知識を持っていた方がいいのでしょうか?

そんな方に向けて、今回はこの医療分野におけるデジタル化について解説していきます。

元ヤンの次女

今回の記事で分かること

  • 医療事務は事前に、電子カルテやレセプトコンピュータを学ぶべきか?
  • 効率よく学ぶ方法はあるの?

本記事で紹介する「医療機関のデジタル化と、医療事務が学ぶべきこと」を就職前に実践すれば、スムーズに面接を通過することが可能ですよ。

医療事務のIT化は、時代流れ!しっかり押さえて、現場で活躍できる人材になりましょうね。

それでは、どうぞ!

 

電子カルテとは?

最近、クリニックに行くと、医師が紙のカルテに症状や診断、処方薬について記入している場面が少なくなってきました。

大手はもちろん、小さなクリニックでもパソコンに打ち込んでいるのをよく見かけます。

電子カルテにすることでデータとして一括管理ができ、検索が容易になること。

手書きに比べ読みにくいことがなくなり、紙での保管する必要がないため、省スペース化できるのがメリットです。

補足説明

2001年12月に厚生労働省が策定した「保健医療分野の情報化にむけてのグランドデザイン」において、2016年までに全国の400床以上の病院および全診療所の6割以上に電子カルテシステムの普及を図ることを目標に掲げました。

2017年の時点でまだ未達成ですが、今後も少しずつ進むと考えられます。

 

レセプトコンピュータとは?

病院へ行って診察券を受付の医療事務スタッフに渡すと、受付のパソコンに何かを入力しはじめる光景を見たことはありませんか?

実はそのパソコンは医療事務が使用する特別なコンピュータで、医療事務の業務の主なものはこのコンピュータを使って行います。

医療事務が使用するコンピュータはレセプトコンピュータと言います。

レセプト(診療報酬明細書)を作成するためのソフトで、通称「レセコン」と呼ばれているものです。

病院で会計の時に受け取る領収書や処方箋など、プリントアウトされたものが渡されているのでよく目にしていると思います。

レセプトとは、患者さんに請求した診療報酬(1~3割の自己負担額)の明細書を患者さんごとにまとめたものです。

このレセプトで残りの7~9割(患者さんの自己負担分以外)の金額を健康保険組合などの保険者に請求することが、医療事務の主な仕事の1つとなります。

またレセコンはコンピュータそのものが特殊というわけではなく、普段私達が使っているパソコンに専用のソフトウェアをインストールしただけのものです。

補足説明

レセプトコンピュータが誕生したのが1970年代初頭と歴史は古く、現在では、レセプト以外にもさまざまな機能を持つソフトが開発されています。2011年に厚生労働省により、レセプトのインターネット通信を利用した完全電子請求化が図られました。

 

レセコンの主な機能

レセコンに診療内容などの必要な情報を入力することによって、各種点数の算定・計算などを行ってくれます。

そうして自動計算した診療報酬額を患者さんの保険情報に基づいて負担額を算出し、診療明細書・領収書・処方箋などをプリントアウトしてくれます。

こうした診療内容の入力から領収書発行までの窓口業務全般についてレセコンを使用して行う他、専門的な知識が必要なこともすべてレセコンが処理してくれます。

つまりレセコンに入力することさえできれば、特別な知識やスキルがなくても医療事務として働くことができるということです。

したがって医療事務は無資格・未経験でも務まる医療系の事務仕事として非常に人気が高い職業です。

 

レセコンの勉強をしたほうがいいのか?

医療事務の基本的な業務はレセコンを用いて行います。そしてレセコンの使い方さえ知っていれば、特別な知識がなくてもほとんどの業務をこなせます。

つまりレセコンが扱えないと医療事務として使いものにならないため、医療事務が何よりもはじめに教え込まれるのがレセコンの操作方法です。

また医療機関(病院やクリニック)によって導入しているレセコンのシステムが違うため、経験者であっても他の病院に勤める時は、また最初から操作方法を学ぶ必要がある場合もあります。

このように基本的に未経験者、経験者問わずに勤め先の病院でレセコンの使用方法を教わります。

そのためあらかじめレセコンの使い方を学ぶ必要はありません。

そもそもレセコンに導入しているシステムは病院によってそれぞれ異なるわけですから、あらかじめ勉強することは難しいと言えるでしょう。

 

医療事務コンピュータ講座

病院やクリニックの中には採用した後に試用期間を設けているところも多いです。

医療機関によって期間はさまざまですが、およそ1~3ヶ月間、長いところだと6ヶ月間です。

未経験者の場合は試用期間がそのまま教育期間となり、レセコンの操作方法を教える以外にも一通りの業務をこなせるようにサポートしてくれます。

しかしながら普段からあまりパソコンを使わない人や、コンピュータ操作に苦手意識のある人には、ヒューマンアカデミーニチイ学館で開講されている医療事務コンピュータ講座の受講をおすすめします。

これによってレセコンの擬似的な専用ソフトを使った実際の業務に近い体験をすることができます。

そして擬似的に業務の体験をすることでコンピュータへの苦手意識を克服できますし、スムーズに実務を行うためのイメージトレーニングにもなるでしょう。

 

電子カルテやレセコンはどうやって学ぶ?

医事コンピュータの資格で最もポピュラーといわれている「医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ)」や「医事コンピュータ技能検定試験」などを受験するため、学校に通う(通信教育も含める)際に必ず学びます。

つまり、独学で受験するのでない限り、電子カルテもレセコンも一通り体験するので大丈夫です。個人で電子カルテやレセコンのソフトを扱うことはまずできないので、独学で資格取得を目指す人には学べるチャンスはありません。

医事オペレータ技能認定試験

正式名称医事オペレータ技能認定試験(メディカルオペレータ)
受講者数2,016名
合格率87.0%
受験料8,600円(税込)
難易度易しい
取得目標期間2ヶ月
受験形態会場受験
受験資格誰でも受験できる
試験時間70分(コンピュータ入力60分・レセプト出力印字10分)
実施期間毎月実施(年12回)
試験地日本医療教育財団指定の会場
申込期間試験月の約2ヶ月前
主催団体一般財団法人 日本医療教育財団
問合せ先〒101-0064
東京都千代田区猿楽町2-2-10
通信教育ニチイ学館(まなびネット_総合

 

医事コンピュータ技能検定試験

正式名称医事コンピュータ技能検定試験
受講者数準1級:83人
2級:1,567人
3級:3,013人
合格率準1級:57.8%
2級:55.5%
3級:67.9%
受験料準1級:8,600円
2級:7,500円
3級:6,400円
難易度準1級:難しい
2級:やや難しい
3級:普通
取得目標期間会員校にて2年
受験形態会場試験
受験資格誰でも受験できる
試験時間2時間
実施期間年2回(6月中旬・11月中旬)
申込期間4月中旬〜5月中旬
9月中旬〜10月中旬
主催団体一般社団法人 医療秘書教育全国協議会
問合せ先〒134-0084
東京都江戸川区東葛西6-7-5
滋慶ビル2F
通学教育会員校にて受講可能

 

電子カルテ導入で注目されている資格

カルテが電子化されることにより、問題になるのが保安リスクです。情報漏洩や不正アクセスなどさまざまな心配が懸念されています。

またせっかく収集したデータを有効活用するためには、それらを加工・分析する知識も重要です。

そこで、全国医療福祉教育協会による「電子カルテオペレーション実務能力認定試験」や、一般社団法人日本病院会による「診療情報管理士」などの資格認定が行われています。

電子カルテオペレーション実務能力認定試験

正式名称電子カルテオペレーション実務能力認定試験
受講者数763名
合格率82.5%
受験料一般受験:7,500円
団体受験:7,000円
難易度易しい
取得目標期間3ヶ月
受験形態会場受験
受験資格誰でも受験できる
試験時間90分(学科30分・実技60分)
実施期間年3回(3月・8月・11月)
申込期間試験月の約2ヶ月前
主催団体全国医療福祉教育協会
問合せ先〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-8-10
オークラヤビル4F
通信教育ヒューマンアカデミー

 

診療情報管理士

診療情報管理士は、「医療機能評価機構」の認定を受けるために1名以上は専任者をおくことと定めているため、クローズアップされている資格です。

正式名称診療情報管理士認定試験
受験者数2,625名
合格率66.7%
受験料10,000円
(別途認定料30,000円)
難易度やや難しい
取得目標期間原則2年
受験形態会場受験のみ
受験資格・当団体の通信教育修了者
・指定大学修了者
・指定専門学校修了者
試験時間10:00〜16:10
実施期間年1回(2月)
申込期間前年度7月上旬〜10月下旬まで
主催団体一般社団法人 日本病院会
問合せ先〒102-8414
東京都千代田区一番町13-3
通信教育診療情報管理士通信教育

ただ、どの病院でも新規で採用しているところはまずなく、すでに働いている人に資格を取らせて業務にあたらせるというのが現状。電子カルテを導入していないクリニックもまだ多いので、取得した方が有利ということはいえないかもしれません。

 

まとめ

医療事務が仕事をする上でかかせないレセコン(レセプトコンピュータ)は、病院によって導入しているシステムが違うため、未経験者だけでなく経験者であってもはじめにその使い方を教わります。

そのためあらかじめレセコンの使い方を勉強する必要はありません。

しかし実務に不安がある人は医療事務コンピュータ講座を受講して資格を取得するとよいでしょう。

電子カルテはまだしも、レセプトコンピュータが使えることは必須条件になりますので、就職を有利にするなら、通信教育を含め、専門の学校に通って学んでおくのがベストですね。

絶対に必要という訳ではありませんが、取得しておけば就職・転職の際には間違いなく武器になることでしょう。

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元ヤン次女医療事務ブロガー
医療業界10年以上の「中の人」。医事会計システム&電子カルテのインストラクターや医療用コンピュータのシステム保全のお仕事をしながら、医療事務ブログを運営。夢は、一人でも多くの読者さんを一人前の医療事務に育て上げること。