医療の現場において、身だしなみを整えることや清潔感はとても大事なことです。医療事務への就職や転職を考えている人の中には、どの程度のおしゃれなら問題ないのか気になる人も多いでしょう。そこで気になるのが医療事務のネイル事情。
「そもそも病院やクリニックでのネイルはいいの?」
「爪の長さはどのくらいまでセーフ?」
「ナチュラルなカラーなら大丈夫でしょ?」
このようなお悩みに解決すべく、ここでは、医療事務のネイル事情についてご紹介します。たった3分で読める記事内容ですので、現役医療事務の方、医療事務への転職をご検討の方、新人医療事務の方は、ぜひ参考にしてください。
医療事務にとって重要な身だしなみ
医療従事者にとって、決して欠かすことができないのが、整った身だしなみでいることです。なぜ欠かすことができないのか、その最たる理由は「衛生」にあります。
医療機関は、疾患や健康上の問題を抱えた患者がたくさんやって来る場所であるため、菌やウイルスの数も多く、その中で働く医療従事者は、常に病原菌の付着や伝搬のリスクがあります。また、医療従事者は患者と近い距離で働くため、自身が感染源になってしまう危険性もあります。
そのため、患者はもちろん、その中で働く医師や看護師、医療事務などの医療従事者の健康を守り、病気を予防するためにも、常に清潔感のある身だしなみでいる必要があるわけです。
それに加えて、医療事務は医療機関の顔として受付・窓口業務を行うので、誰が見ても問題のない身だしなみや服装でいる必要もあります。
医療事務はネイルOK?
医療機関では、場合によって患者の手を引いて誘導するなど、患者に触ることもあるため、基本的にネイルを禁止していることがほとんどです。
爪が長かったり、余計な装飾がついていたりすると、患者を傷つけてしまう可能性があるので、勤務中は患者に不快感を与えないことを最優先する必要があります。
ただし、一部のクリニックでは、ネイルの使用が許可されているところもあります。しかし、その場合でも色の濃いネイルやラメやグリッターの入ったネイル、ストーンやデコパーツつきのネイルといった、目立つものはNGです。
透明や薄いピンク、薄いベージュなどの肌馴染みのよいナチュラルでシンプルなネイルならば問題ありません。
どうしてもネイルしたい場合
爪が割れやすい人は、仕事中に爪が割れてしまうこともあるでしょう。そういう場合は、医療事務の面接の際に、「爪が割れやすいので、予防のためにネイルをしてもいいか」と確認しておくと、トラブルがなくて済むでしょう。
それでも、ネイルがダメな場合は、ネイルオイルを使用する方法もあります。しかし、どうしてもネイルをして働きたい場合は、最初からネイルOKの求人に応募をするとよいでしょう。
また、ハンドネイルが禁止されている場合でも、フットネイルならば許可している医療機関も多く存在します。フットネイルは常に人目に触れるハンドネイルとは違い、露出度の低い足の爪につけるものですから、患者の目に触れにくいです。
したがって、どうしてもネイルでおしゃれを楽しみたい人は、フットネイルに限定するという方法があります。
ちなみに、面接時にネイルをしていても問題ない場合が多いですが、あまり派手な装飾をしたネイルだと面接官の心証を悪くしてしまう可能性もあるので注意しましょう。
爪の長さ
爪が長いと患者をケガさせてしまったり、どこかに引っ掛けてしまったりすることがあるため、医療機関は爪の長さに厳しいと言えます。
そのため、爪が長いと指摘されやすく、休み明けは特に爪を見られるので注意しましょう。
爪の長さは、爪先を1~2mmくらい残す程度ならば問題ありませんが、医療機関によっては爪先が見えているのもダメで、深爪ギリギリのところまで切らないと怒られるような非常に厳しいところもあります。
まとめ
医療事務は衛生の観点から、清潔感のある身だしなみでいることを求められる職業です。
医療機関によっては、ネイルをしても問題ありませんが、その場合でも目立つ色や派手な装飾のものはNGで、肌馴染みのよいナチュラルでシンプルなものならOKとしています。
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