こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女 (@iryojimu_hikaku) です!
医療の現場において欠かせない大切なマナーの1つである身だしなみは、自分のためにするおしゃれとは違います。
患者さまがどう感じるかという他者からの評価が基準になるものです。
そうは言っても、近年ではヘアカラーを入れている医療事務さんを見かけることが多くなりました。
医療事務さんとして働いている女性の中には、「髪色を自由にしてもいいのかな…?」「茶髪・金髪でも問題ない…?」「髪色でおしゃれを楽しみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そんな方に向けて、医療事務さんの髪色事情について、ハッキリとわかる記事を書きました!
すでに現場でバリバリ働いている医療事務さんはもちろん、これから転職・研修を控えている1年目の医療事務さんにも役立つ内容となっています。
ぜひ参考にして、おしゃれも楽しんでくださいね。
それでは、どうぞ!
もくじ
医療事務にとって重要な身だしなみ
医療事務だけでなく、医療従事者すべてにとって重要なマナーの1つが身だしなみです。なぜなら医療と衛生は、決して切り離すことのできない関係だからです。
医療機関にやってくるほとんどの患者は、心身の健康に問題を抱えており、免疫力が低い状況です。その上、医療機関は疾患を抱える人が多くやってくる場所であるため、当然のことながら、その他の場所よりも菌やウイルスの数も多いです。
したがって、その中で働く医療従事者は、常に病原菌の付着や伝搬のリスクがあります。医療事務は直接患者の治療などにあたる仕事ではないものの、受付で患者と近い距離で働くため、自身が感染源になってしまうリスクもあります。
そのため、「誰からも感染せず、かつ誰にも感染させない」ために、医療従事者は常に清潔な身だしなみでいることが求められています。
医療事務の身だしなみで医療機関の第一印象が決まる
医療事務という、医療機関に訪れた患者が最初に接する受付の人間の身だしなみは、医療機関への第一印象に繋がるだけでなく、評判をも左右しかねない大事なポイントです。
そして、今後患者と良好な関係性を築く上でも、第一印象は重要であるため、身だしなみは単なるマナーでは収まらず、コミュニケーションツールの1つでもあると言えるでしょう。
例えば、衣服に汚れが付着していたり、しわだらけだったり、サイズが合っていなかったり、だらしない着方をしていたりした場合、どんなに人当たりや対応が良くても違和感や不安感を抱かせてしまいます。
また、「身だしなみを整えることができない」人は、医療に携わる者としての説得力も失われます。「こんなだらしない格好の人が受付をしている医療機関って大丈夫なの?」と患者に不信感や不快感を与えてしまいかねません。
髪の色も身だしなみの1つ
髪型や髪色に関しては各医療機関によってルールや方針が違うため、基本的には働いている職場の指示に従えば問題ありません。
医療従事者として患者に不衛生な印象や不快感を与えないことが大切なポイントで、一般的には奇抜なカラーリングや限度を超えたパーマスタイルはNGとされています。
ブラック・ブラウンは基本的にOK
髪色はブラックやブラウンなど、自然なカラーリングなら問題ありませんが、ブラウンカラーでも目をひくような明るいトーンだったり、根元の地毛の色が目立つプリン状態だったりすると、NGとなってしまうこともあります。
職場によりピンクやオレンジ系も可
また、医療機関によっては、色よりもトーンの明るさやカラーリングの不自然さを気にするところも多く、全体的に暗めで自然な印象ならば、多少ピンクやオレンジなどのカラーが入っていても大丈夫なところもあるようです。
患者の立場になって考えてみる
厳しいルールがあるところと、割と融通が利くところと、医療機関によって身だしなみのルールには違いがありますが、清潔感を欠くことだけは避けなければなりません。
もし、自分が患者として医療機関に訪れた場合、その医療機関の受付の人間が、どの程度の身だしなみならば許容できるのかを考えてみるとよいでしょう。
グレイヘアは基本的にNG
ちなみに年配の人の場合、白髪を染めずに白髪交じりの髪色や髪質を活かした「グレイヘア」というヘアスタイルがありますが、グレイヘアは医療機関によって判断がわかれます。
受付を担当する場合はNGとなる可能性が高いですが、あらかじめ勤務先の医療機関に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
医療事務にとって、身だしなみは「衛生」の観点からとても重要なマナーの1つです。
髪色に関しては、医療機関によって、ルールや方針が異なるため、きちんと確認しておきましょう。ポイントは、患者に不衛生な印象を与えないようにすることです。
今回の記事で分かること