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カルテ管理の仕事内容と向いている人の適性をチェック

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こんにちは、医療事務ブロガーの元ヤン次女です!

カルテ管理の仕事は、医療機関でカルテの保存と活用に関する業務全般を担当します。

いわば、カルテの司書のような役割です。

「カルテ管理って具体的にどんな仕事?」
「カルテ管理に向いているスキルや能力は?」

医療事務のことを知っていくにあたり、このようなギモンを持つ方も多いのではないでしょうか。

そんな方に向けてここでは、カルテ管理の仕事内容や特徴、向いている人についてお伝えします。

元ヤンの次女

今回の記事で分かること

  • カルテ管理の具体的な仕事内容
  • カルテ管理に対応している資格
  • 向いている人や適性について

すでにカルテ管理の業務をしている人はもちろん、これから資格取得を検討している人や知識として知りたい人にも役立つ内容となっています。

ぜひ特徴を理解して、医療事務の活躍の場を広げていきましょう。

それでは、どうぞ!

具体的にどんな仕事をするの?

カルテとは、患者さんの診療記録です。医師の診察に重要な存在となる大切な情報が詰まっています。

カルテには、その患者さんが過去にどういった診察・治療を受け、どのような薬を処方されたかが記録されています。

そのため、来院された時にスムーズに取り出せるよう、わかりやすく整理して保管しておく必要があります。

デジタルデータとして入力・抽出を行うこともあれば、収納・保管など紙ベースのアナログな形で扱うこともあります。

さらに、病名については、世界保健機関(WHO)が定める国際疾病分類基準(ICD)に基づいてコーディングします。

また、医師や看護師からの要請があれば、必要なカルテを探し出し、院内でのメッセンジャー的に診察室等へ届けに行くといった業務もあります。

どうやったらなれるの?資格は必要?

カルテ管理の仕事に就くのに、特別な資格は要りません。ただ、持っていると役立つ資格はあります。

民間の資格ですが、診療情報管理技能認定試験に合格すれば、「診療情報管理士」が取得できます。

受験資格を得るためには、日本病院会が指定する学校を修了する、または日本病院会が主催する通信教育講座を受講するかのいずれかが必要となります。

診療情報管理士の概要

正式名称診療情報管理士認定試験
受験者数2,625名
合格率66.7%
受験料10,000円
(別途認定料30,000円)
難易度やや難しい
取得目標期間原則2年
受験形態会場受験のみ
受験資格・当団体の通信教育修了者
・指定大学修了者
・指定専門学校修了者
試験時間10:00〜16:10
実施期間年1回(2月)
申込期間前年度7月上旬〜10月下旬まで
主催団体一般社団法人 日本病院会
問合せ先〒102-8414
東京都千代田区一番町13-3
通信教育診療情報管理士通信教育

カルテ管理の仕事は、カルテを主としたデータ管理、時に調査・分析までを担う、パソコン業務が多い裏方の業務です。そのため、パソコンでの情報処理知識があると有利です。

つまり、医学的な知識と情報処理の知識をバランス良く持っているのが、最も望ましいと言えます。

カルテ管理と医療事務とは何が違うの?

医療事務の仕事には、様々な団体が設けている民間の資格がいくつもあります。

財団法人日本医療教育財団が行っている医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)や、唯一の公的認可資格として業界内での評価が高い、日本医療保険事務協会認定の「診療報酬請求事務能力認定試験」が有名です。

医療事務技能審査試験の概要

正式名称医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
受験者数15,795名
合格率72.8%
受験料7,700円
難易度やや難しい
取得目標期間1.5ヶ月〜3ヶ月
受験形態在宅試験
受験資格誰でも受験できる
試験時間実技Ⅰ:50分
学科:60分
実技Ⅱ:70分
実施期間毎月実施(年12回)
申込期間試験日の2ヶ月前〜2週間前
主催団体一般財団法人 日本医療教育財団
問合せ先〒101-0064
東京都千代田区猿楽町2-2-10
通信教育ニチイ学館(まなびネット_総合

診療報酬請求事務能力認定試験の概要

正式名称診療報酬請求事務能力認定試験
受験者数10,013名
合格率33.5%
受験料7,500円
難易度難しい
取得目標期間9ヶ月
受験形態会場受験のみ
受験資格誰でも受験できる
試験時間3時間
実施期間年2回(7月、12月)
日曜日または祝日
申込期間試験日の2ヶ月半前〜1ヶ月半前
主催団体公益財団法人
日本医療保険事務協会
問合せ先〒101-0047
東京都千代田区内神田2-5-3児谷ビル
通信教育ヒューマンアカデミー
フォーサイト

資格を取得していることで、就職に有利になったり、資格手当が付きやすくなったりします。

ただ、近年では医療事務は非正規雇用が増え、待遇面では決して恵まれているとは言えないのが現状です。

一方で、カルテ管理の仕事は、正社員としての求人が多い職種です。

医療事務のように受付業務を担当するのではなく、あくまでも裏方の仕事です。

しかし、経験を積んでいくと、医師や経営部門からの依頼でデータ作成をするといった業務もこなせるようになります。

時には、医療職の人たちから意見を求められる場面も出てくるかもしれません。これは、受付や窓口業務が多い医療事務との大きな違いです。

どんな人におすすめ?向いているのはどんな人?

カルテ管理の仕事は、基本的に裏方業務のため、患者さんと直接コミュニケーションを取ることはあまりありません。

そのため、患者さんと話すのがあまり得意でないという人でも大丈夫です。

情報管理、データ入力、分析、書類整理といった仕事をテキパキとこなすことが苦にならない人に向いています。

カルテの司書のような業務になるため、図書館司書の資格を持っている人の転職先としてもおすすめです。

そして、比較的規模の大きい医療機関では、「診療情報管理専任者」を院内に1人配置していれば、診療報酬点数対象になるという理由で、診療情報管理士を正社員として雇用しているケースが多く見られます。

福利厚生面で医療事務よりも安定しているため、フルタイムで安定した雇用環境で働きたい人には、特に向いています。

まとめ

患者さんが過去にどのような診察を受けたかを、医師がスピーディーかつ的確に把握するために、カルテ管理の仕事は重要な役割を果たす存在です。

ぜひ希望の職場で活躍できるよう、特徴をよく理解しておきましょう。

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元ヤン次女医療事務ブロガー
医療業界10年以上の「中の人」。医事会計システム&電子カルテのインストラクターや医療用コンピュータのシステム保全のお仕事をしながら、医療事務ブログを運営。夢は、一人でも多くの読者さんを一人前の医療事務に育て上げること。