医療事務の現場で価値のある資格、需要のある資格とは?

 

医療事務関連の資格・試験は数多く存在します。そんな種類の多い医療事務の資格ですが実際の現場で最も評価されている資格・試験とは一体どのようなものなのでしょうか?

 

医療事務関連の資格

医療事務という職種は医療従事者でありながらも、医師や看護師とは違い資格が無くても働くことができます。とはいえ、医療事務にも関連資格が存在します。

資格が無くても働くことはできますが、資格を持っているということは「医療事務の知識の証明」となります。そのため難易度の高い資格ほど持っていると評価に繋がるわけです。

では医療事務の資格とは一体どういったもので、どんな資格があるのでしょうか?

医療事務の資格は国家資格ではなく、民間の企業や団体が独自で行う「民間資格」と呼ばれるものが一般的です。そのため、医療事務の資格・試験には統一性がないため医療事務関連資格だけでも35個以上の資格が存在します。その中でも、実際の現場で最も評価される資格・試験はどのようなものがあるのでしょうか。

 

医療事務の現場で必要とされる資格

医療事務の資格・試験は比較的取得しやすいと言われていますが、そんな医療事務の資格・試験の中でも難易度が高いとされるものが3つあります。

それが、

とよばれる資格・試験です。

一般的な医療事務の資格・試験の合格率の平均は約60%~70%であるのに対し、診療報酬請求事務能力認定試験(医科)の平成30年7月の試験では合格率は35.8%、医療事務技能審査試験の平成25年の試験では合格率57.3%、診療情報管理士も平成29年2月の試験では44.5%という合格率となっています。

他の医療事務の資格試験に比べいかに合格率が低く難易度が高い資格かということが分かります。

 

診療報酬請求事務能力認定試験とは

診療報酬請求事務能力認定試験の概要

基礎データ

正式名称診療報酬請求事務能力認定試験
受験者数10,013名
合格率34.8%
受験料7,500円
難易度難しい
取得目標期間9ヶ月
受験形態会場受験のみ
受験資格誰でも受験できる
試験時間3時間
実施期間年2回(7月、12月)
日曜日または祝日
申込期間試験日の2ヶ月半前〜1ヶ月半前
主催団体公益財団法人
日本医療保険事務協会
問合せ先〒101-0047
東京都千代田区内神田2-5-3児谷ビル
通信教育ヒューマンアカデミー

診療報酬請求事務能力認定試験とは、診療報酬請求事務に従事している医療事務員の資質の向上を図るために、内閣府認定の公益財団法人である日本医療保険事務協会が実施する全国一斉統一試験です。平均して30%前後の低い合格率である診療報酬請求事務能力認定試験は、医療事務の資格の最高峰とも呼ばれています。

出題される問題も非常に難易度が高く、現場レベルの問題が出題される試験では医療事務としての高い専門知識を問われるため、初心者が受ける試験ではなく実際の現場で働く医療事務員が自身のスキルアップのために取得するケースが多いでしょう。

診療報酬請求事務能力認定試験を受けるには

とはいえ、診療報酬請求事務能力認定試験は受験資格が定められていないため誰でも受験することが可能な試験です。医療事務未経験者であってもこの診療報酬請求事務能力認定試験に合格しているとなると、非常に高い専門知識を持っているという証明であることは間違いありません。

 

医療事務技能審査試験とは

医療事務技能審査試験の概要

基礎データ

正式名称医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
受験者数15,795名
合格率72.8%
受験料7,500円
難易度やや難しい
取得目標期間1.5ヶ月〜3ヶ月
受験形態会場受験のみ
受験資格誰でも受験できる
試験時間実技Ⅰ:50分
学科:60分
実技Ⅱ:70分
実施期間毎月実施(年12回)
申込期間試験日の2ヶ月前〜2週間前
主催団体一般財団法人 日本医療教育財団
問合せ先〒101-0064
東京都千代田区猿楽町2-2-10
通信教育ニチイ学館(マナビネット_総合

医療事務技能審査試験とは、40年以上もの医療事務の技能向上のために努めてきた、一般財団法人 日本医療協会財団が実施する全国一斉統一試験です。毎年約3〜4万人が受講される当試験は、医療事務の人気No.1の資格とされています。試験に合格すれば、メディカルクラークという称号を与えられ、履歴書や職務経歴書の資格欄に記載することができます。

出題される問題は医事現場に即した問題が多く、患者接遇(おもてなし)から医療基礎知識、診療報酬請求知識と幅広い知識が必要とされます。そのため、医療現場の認識として、メディカルクラーク保有者は即戦力として歓迎される傾向にあります。

メディカルクラークになるには

医療事務技能審査試験の受験資格は不問であり、誰でも受験することが可能です。初心者から中上級者まで、あらゆる人々が受験されています。

約3ヶ月程度のニチイ学館のカリキュラムを経て受験すれば、合格できるとボリュームです。

 

診療情報管理士とは

診療情報管理士の概要

基礎データ

正式名称診療情報管理士認定試験
受験者数3,044名
合格率52.4%
受験料10,000円
(別途認定料30,000円)
難易度やや難しい
取得目標期間原則2年
受験形態会場受験のみ
受験資格・当団体の通信教育修了者
・指定大学修了者
・指定専門学校修了者
試験時間10:00〜16:10
実施期間年1回(2月)
申込期間前年度7月上旬〜10月下旬まで
主催団体一般社団法人 日本病院会
問合せ先〒102-8414
東京都千代田区一番町13-3
通信教育診療情報管理士通信教育

診療情報管理士という名前はあまり知られていないように思いますが、病院の中で非常に重要とされている診療情報(カルテ)の管理を行う責任ある重要な役割を担っている職種です。

病院内で管理している患者様の診療情報を診療情報管理士が中心となって管理しているのですが、人の健康に関する情報を収集・管理し院内でのさまざまなニーズに応じて必要な場合は情報を開示し内容を分かりやすく説明します。医療の安全管理や病院の経営管理に貢献する高い専門スキルを必要とする職種です。

診療情報管理士は複数の科を保有している大規模な病院で診療情報の分析を行い、診療内容の無駄を解明し医療の質を高める医療と病院経営のスペシャリストであり病院にとって非常に重要な存在と言えます。

診療情報管理士になるには

診療情報管理士になるためには、いずれかに該当する者に受験資格が与えられています。

  1. 一般社団法人日本病院会が指定する大学か、専門学校で学び試験に合格する
  2. 一般社団法人日本病院会が主催する診療情報管理士通信教育を二年間受講することで、受験資格が得られるのでその後試験に合格する
    (通信教育を受けるには原則2年以上の短期大学、専門学校卒以上の学歴が必要となる)

このどちらかに該当しなければ、資格試験を受けられないので注意が必要です。

 

まとめ

以上、医療事務の現場で最も評価されている資格・試験である診療報酬請求事務能力認定試験、医療事務技能審査試験と診療情報管理士についてご紹介しました。どれも非常に高い専門知識を必要とする資格です。

医療事務としてスキルアップを目指したい、面接で有利となる医療事務関連の資格を取得したいと考えている方には大変やりがいのある資格試験であります。

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