「医療事務にも歓迎会や忘年会などの飲み会ってあるの…。」
「飲み会に誘われたけど、どうやって断ろうかな…。」
今のこのご時世では、飲み会や食事会を行うことは厳しいですが、新型コロナウイルスが猛威を振るう前から、職場の飲み会の是非は問われていました。
ここでは、医療事務の飲み会についてお話します。
医療事務に飲み会はあるのか
医療事務に限らず、どこかの組織に所属して働くと、歓迎会や送別会、忘年会や納涼会など職場のスタッフとの食事会や飲み会の機会があります。
医療事務の場合は病院やクリニックでの飲み会になりますが、医療機関全体での規模の場合もあれば、顔見知りの医者から誘われることもあるでしょう。
病棟でクラーク業務を担当する医療事務ならば話は別ですが、基本的に医療事務は業務時間中に医者と接点を持つことは案外少ないです。
したがって、このような飲み会や食事会は、医療事務にとって医者と交流を持つ機会になりますが、積極的に医者と交流を持つことを、好意的にとらえるかどうかは人それぞれです。
ただ、医者と飲み会や食事会をしても、医療事務にとってはあまり得るものはありません。
飲む相手によって何か変わるのか
医療事務が医者と飲み会や食事会をしても、多くの場合、何も得るものはなく、苦痛であることがほとんどでしょう。ただでさえ、医療事務は医療職の中で立場が弱いので気を遣わざるを得ない状況ですし、その上、お酒の入った年配の医者などから説教をされたり、自慢話をされたりといったハラスメントを受けることもあります。
また、看護師などの他部署の人と飲む場合も注意が必要です。なぜなら他部署には他部署の空気・ノリのようなものが存在するからです。もちろん、それは悪いことではありませんが、医療事務からすると馴染みづらいと感じたり、どう接していいかわからなくなったりすることもあります。
臨機応変に対応できる人ならばよいですが、そうでないのならできる限り振り回されないように注意しましょう。
さらに、医事課や医療事務同士で飲む場合は、仕事の愚痴の言い合いが多くなる傾向にあります。しかし、自分が知らない有益な情報を知っていることもあるので、そういう人と話せる機会は貴重です。
飲み会に参加するメリット
入職したてなら、社会勉強の1つとして参加したり、他のスタッフに顔を覚えてもらうために参加したりと、メリットはあります。また普段話せない人と交流する機会になる点もよいところです。
医療事務が医者と飲みに行ってもあまり得るものがないと前述しましたが、メリットがあるとするならば「高い料理を奢ってくれる」ところが挙げられるでしょう。
医者の年収は医療事務と比べ物にならないくらい高給なので、医者が医療事務を飲み会や食事会に誘う場合は、まず、医者がすべてお金を出してくれます。
また、行くお店も値が張るところであることも多いので、普段食べないような豪華なものが食べられます。
したがって、そのあたりのことを割り切って考えられる人は、「タダでおいしいものを食べる」ためだけに参加するというのもよいかもしれません。
飲み会の断り方
職場の人たちとの飲み会や食事会が好きな人もいれば、嫌いな人もいます。どちらかというと、若い人では後者の方が強い傾向にあるでしょう。
飲み会には大きく分けて「事前に誘われるもの」と、「当日誘われるもの」の2種類があります。
事前に誘われた場合
事前に誘われた場合の断り方は、「先に他の予定が入っている」といった先約があることを伝える方法や、「大きな出費の予定があるから飲み会の参加は難しい」「奨学金の返済で余裕がないので参加できない」などの金銭的な事情を理由にする方法もあります。
当日誘われた場合
こうした断り方は当日誘われた場合にも有効で、
- 「今日は地元の友達の誕生祝いで会う約束があるから参加できない」
- 「今はお金に余裕がないから行けない」
と断ることができます。
ただ、誘ってきた相手が上司の場合は「奢るから!」と言われてしまう可能性もあるので注意しましょう。
まとめ
医療事務にも、職場のスタッフと飲み会や食事会をする機会がありますが、今のこのご時世では難しいです。
気の置けない友人とならまだしも、職場の人間との飲み会は苦痛だという人は、先約があることや金銭的な事情を理由に上手く誘いを断りましょう。
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