医療事務は若い女性から年配の女性、主婦や子持ちのママなど多くの女性が活躍している職業です。とはいえ、医療に関わる仕事ですから、未経験の人にとっては難しそうに思えるのも無理はありません。
ここでは、医療事務がなぜ主婦をはじめとする多くの女性におすすめなのかについてお話します。
もくじ
医療事務とはどんな仕事?
受付・会計業務
まず「受付・会計業務」です。
受付業務は、来院した患者から保険証を預かったり、問診票を書いてもらったり、患者を受診科へ案内したりする仕事であり、会計業務は診察が終わった患者の診察代を計算して会計をします。
レセプト業務
また、医療事務の専門性が最も発揮されるのが「レセプト業務」です。患者が医療機関で診療を受ける際、通常は保険証を提出して診療を受けます。
このとき、患者は診療費用の全額を負担するわけではなく、一部を患者本人が支払い、残りは保険証を交付している健康保険組合、国民健康保険組合などが支払う仕組みになっています。
そのため、医療機関は健康保険組合、国民健康保険組合などに対して診療費用を請求する必要があり、このときの業務をレセプト業務と呼びます。
クラーク業務
他にも、医療事務には医師や看護師の秘書として働く「クラーク業務」があり、患者と医療スタッフを繋ぐ架け橋としての役割も持っています。
医療事務が女性に選ばれるの3つの理由
1.復職や再就職しやすい
医療事務が主婦をはじめとした多くの女性におすすめな理由はいくつかありますが、その1つが復職や再就職をしやすいことにあります。
出産や育児によって退職する女性は多いですが、その後の復職や再就職がうまくいかない人も多くいます。しかし、医療事務には出産や育児を経た女性も多く働いていますし、特に前職が医療事務だった場合は、その経験を買われて重宝される場合があります。
また、結婚をきっかけに別のところへ引っ越す場合でも、医療事務ならば働き口に困ることはありません。医療機関は全国各地に存在するため、夫の転勤などによって引っ越しをしなければならず、今勤めている医療機関を退職しなければならないという場合でも、再び医療事務として働くことができるでしょう。
そのため、スキルや経験のある人ならば、結婚や出産、子育てなどで一度仕事から離れてしまっても復帰しやすいので、主婦をはじめとした多くの女性にぴったりの職業です。
2.働き方を選びやすい
医療事務には働き方に多くの選択肢があることも、主婦をはじめとした多くの女性におすすめする理由です。医療事務の求人では、パートや正社員をはじめ、派遣社員や契約社員などの多くの雇用形態が募集されています。もちろん、募集される雇用形態は医療機関によって異なります。
しかし週に1日、数時間からの勤務が可能なパートなど、他の職業と比べても遜色のない自由な雇用・勤務形態であることが多いです。
こういったライフスタイルに合わせた働き方を選べる点が、特に小さい子どもがいる人にはぴったりの職業だと言えるでしょう。
例えば、子どもが幼稚園や保育園に行っている間だけ働きたい場合でも、医療事務ならば融通のきく働き方が可能です。
3.職場に通いやすい
医療事務の職場である病院やクリニックなどの医療機関は、都心部だけでなく住宅街といった自分の生活圏に近いところにも多く存在するため、自宅から通いやすい場所を勤務地として選ぶことができます。
したがって、子どもの幼稚園や保育園のお迎えなどがある人にはぴったりだと言えるでしょう。
それだけでなく、毎日片道何十分も電車に揺られて会社に通う必要がなく、出社するだけで疲れることも少ないので、余計なストレスを感じることなく仕事に取り組むことが可能です。
まとめ
医療事務は出産や育児などで退職しても復職・再就職しやすかったり、自分の都合に合わせた働き方を選べたり、自宅から通いやすい場所を勤務地にしやすかったりします。
そのことから、忙しい主婦にぴったりの職業だと言えるでしょう。
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