こんにちは、医療事務・医事会計システムインストラクターの元ヤン次女です!
「小児科の病院で、フリガナがないお子さんだと名前が読めない」「機嫌が悪い院長先生に話しかけられない」など、仕事をするうえで、「あー。わかる!」といった医療事務のあるある話は珍しいことではありません。
職場は違っても、医療事務の仕事は全国共通。普段の業務での医療事務のあるある話は尽きないものです。
今回の記事では、そんな医療事務のあるあるネタを4つ紹介します。
医療事務さんの誰もが通る道、思わず「よくある!」といってしまうようなエピソードばかりです。
医療事務の毎日を皆様にもおすそわけ。ぜひチェックしてみてくださいね。
それでは、どうぞ!
医療事務のあるあるネタ4連発!
1.カルテ情報を読み取るのに苦労する
医療事務は医師が診断した結果であるカルテ情報を、レセコン(レセプトコンピュータ)に入力する業務があります。
カルテには保険者番号や氏名、医療機関名をはじめ、検査・処置内容、処方された薬の名前が記載されているのですが、医療事務として働きはじめの頃はこの薬の名前や検査名称に苦労させられることが多いです。
例えば「ムコスタ」や「ムコダイン」、「パンテチン」や「パントシン」、「ノルバスク」や「ノルバデックス」など名前が似ている薬が多く、薬の名前を見慣れていない最初のうちは、入力ミスしてしまいがちです。
また薬の名前が似ていて間違えやすい以前に頭を悩ませるのが、そもそもカルテの内容が全く読み取れないという問題です。これは医師の手書きカルテを受け取ったときによく起こります。
「癖が強い字」「急いでいたのか走り書きのような字」「単純に字が汚い」などの理由で読めないことがあり、医療事務を困らせます。
現在は電子カルテが主流です。その場合は、しっかり読み取ることができます。
2.レセコンの使い方が覚えられない
医療事務の主な仕事には処方箋の情報入力や処置・検査・手術の点数計算、レセプト(診療報酬明細書)の作成と請求などがあるのですが、その際に前述でも1度名前を出しましたが、レセコン(レセプトコンピュータ)と呼ばれる専用のコンピュータを使用します。
レセコンは必要な情報を入力することで各種点数の算定や計算などを行ってくれるレセプト作成用のコンピュータです。
専門的な知識がなくてもレセコンさえ使えれば大抵の業務をこなせるため、医療事務は何よりもまずこのレセコンの使い方を教え込まれます。
事前に医療事務のコンピュータ講座などでレセコンさながらのシステムでの入力演習を経験しているならば飲み込みは早いでしょうが、慣れるまでには時間がかかります。
レセコンが使えなければ医療事務としての仕事ができないので、医療事務として働いていけるかどうかがここで決まります。
3.頻度の少ない業務は忘れがち
受付窓口業務やカルテ情報の入力、会計などは日常的に行う業務であるため覚えるのも早いです。しかし医療事務の仕事にはレセプト(診療報酬明細書)の作成と請求のような月に1度しかない業務や、数ヶ月あるいは半年に1度しかないものもあます。その業務の発生頻度が少ないことからいつまで経っても覚えられず、またせっかく覚えたとしても忘れてしまうということもよくあります。
例えば労災を利用する患者さんが来た場合、いつも行っていることとは違う対応をしなければなりませんが、対応方法のマニュアルがない場合は対応方法がわからずに慌ててしまいます。
何回か対応を経験していても、「前回対応したのは確か半年位前だったかな」ということがよくあり、次に対応するときには忘れていることが多いです。
4.気疲れする
医療事務は、医師・看護師とお互いに協力して仕事をする必要があります。つまり1つのチームとして働く意識が強いというわけです。
さらに医療事務には医師が診察に集中しやすいようにサポートをする役割がありますから、日頃からそれぞれの仕事がスムーズに進むように気を遣う場面も数多く存在します。
加えて医療事務は、他の事務員や看護師に対してだけでなく、患者さんに対しても気配りや気遣いが求められます。
もちろん業務を円滑に進めたり、良い人間関係を構築したりするためには必要なことであることはわかっていますが、このように普段から周囲の状況を確認して気を遣うことが多いため、気疲れして精神的に弱ってしまうことも少なくありません。
まとめ
「カルテ情報の読み取り」「レセコンの使い方」「頻度の少ない業務」についての「あるある」は、おそらく医療事務として働いたことがある人には「あるある」を通り越して誰もが通る道と言えるかもしれません。
また気を遣うことに疲れて人間関係が嫌になってしまうこともよくある話です。
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